2020.03.24
私って不妊症…?妊活を進めるために知っておきたい不妊症

妊活を進めていてある程度たっても子どもができない…となった時に不安になるのが、自分は不妊症なのか?ということ。不妊症は女性だけの病気と思われる方もいるかもしれませんが、男性も不妊症は起こり得ます。

ここでは不妊症について知り、妊活を効率的に進めていきましょう。

不妊症の定義って?

不妊症の定義は「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないもの」としています。
この一定期間という言葉について日本産科婦人科学会では、「1年というのが一般的である」と定義しています。

これは日本の場合なのですが、海外ですとこの一定期間の年数が2年だったり半年だったりと変わることがあります。

日本の不妊症の割合は?

日本人の不妊症の割合はどれほどなのでしょうか。日本産婦人科学会によると約10組に1組の割合で、不妊症のカップルがいるといわれています。近年晩婚化、妊娠希望年齢の高齢化により、不妊症の割合はさらに高まっていると考えられています。

不妊症の割合をWHOの発表したデータでみてみると、女性側のみが原因の不妊の割合は52%、男性側のみが不妊の割合は24%、男女両方に不妊の原因がある割合は24%となっています。つまり、一概に女性のみに原因があるわけではなく、男女ともに不妊の原因はあるというように考えておいてほしいものです。

また、男性不妊のうち約90%が造精機能障害といわれていますが、このうち約60%がなぜ造精機能障害に至ったのか原因が不明とされています。
一方女性の不妊の原因は卵管障害や卵巣機能障害など排卵にまつわる障害が41%、子宮因子が18%、免疫因子が5%となっています。また、女性においては加齢も不妊症の原因として関係しているものとしています。

取るべき栄養素など、若いうちから気をつけることは?

妊活中に摂って頂きたい栄養素はたくさんあります。もちろん、バランスよく摂って頂くことが理想なのですがここでは特に妊娠の成立までの過程を考えて摂って頂きたい栄養素をご紹介します。

葉酸

それは、葉酸、亜鉛、ビタミンAです。葉酸は厚生労働省が妊娠を希望する女性は積極的に摂取するよう推奨しているほど、妊活中の女性は摂っておきたい栄養素です。
葉酸は胎児が神経管閉鎖障害となるリスクを低減させるために重要です。特に受胎前後に母親が十分な葉酸栄養状態であることが重要とされており、妊活中から積極的に摂っておきたい栄養素です。

亜鉛

亜鉛は細胞分裂を促進し粘膜を作る働きをしています。つまり、受精卵が細胞分裂をし着床するまでの過程を促進するためにも妊活中から亜鉛を積極的に摂っておくことが大切なのです。

ビタミンA

ビタミンAは子宮の環境を整えて着床しやすくします。また、受精卵が着床した後に細胞分裂を繰り返すためにも子宮からビタミンAを送ってあげることが必要です。

また、子宮内膜は血液で構成されているため鉄分も妊活中には欠かせません。
不妊症の原因は多岐にわたりますが、女性の場合月経不順や卵巣や子宮などの女性器系の疾患が不妊につながることがあります。ですので、若いうちから月経が不純であるならば医療機関で治療をしたり、女性器系の疾患がないかなどのメディカルチェックをすることが望ましいです。

どんな治療法があるの?

不妊症の治療はその過程によって異なりますが、ここでは保険適用内か、保険適用外かに分けてご紹介します。

不妊症の治療で保険適用内の治療は、薬物療法、卵管通気法、卵管形成術、精管形成術があります。薬物療法とは排卵誘発薬を使用して排卵を誘発し、そのタイミングで性行為を行うというものです。卵管通気法とは子宮に炭酸ガスを注入しその圧でら卵管の疎通性を診断するものです。他にも卵管通水法がありこれは卵管に水を通して卵管の通貨障害があるか調べるものです。これらは検査として行うことが多く、保険適用となるのです。
また、卵管形成術、精管形成術とは卵管や精管に閉塞があった場合にこの閉塞を貫通させるための手術になります。この手術を行うことで妊娠がしやすくなるため、不妊症の方には上記の検査と合わせて施行することがあります。

保険適用外の治療は人工授精、体外受精があります。人工授精とは採取した精子を子宮内に注入するもので自然妊娠とほとんど同じ過程を経ます。体外受精は卵子と精子を体外で受精させ、受精卵を子宮内に戻すという治療です。体外での受精においては精子の受精脳が低い場合には顕微授精といい、医療者の手で受精を成立させる方法をとります。

保険適用外の治療においては治療する医院や治療の内容によって金額が異なります。体外受精や顕微授精の場合には国からの補助が出るためこれを活用しながら妊活にとる組む方も少なくありません。
妊活について悩んでいる、自分は不妊症かもしれないと思っている方は是非一度クリニックフォアグループの医師もしくは看護師にご相談ください。