2020.03.24

生理が来ないとき、妊娠以外で考えられることって何?生理がこない理由を、医師が解説します。

生理がこないとなると真っ先に思い浮かべられる方が多いのが妊娠かと思います。ですが、生理がこないというのは妊娠以外にもさまざまな理由があるのです。

今回は、生理がこない原因と、病院へ受診するタイミングについて解説します。また、ただ生理不順によって生理がこないのか、それとも妊娠しているのか判断が難しいため、妊娠初期の症状など妊娠しているかどうかの見分け方についてもご紹介します。

妊娠以外で生理がこない理由は?

妊娠以外で生理がこない理由には生理不順の他に、婦人科系の病気、甲状腺の病気によるものがあります。婦人科の病気では、早期閉経、無月経が主に挙げられます。

<生理不順 (月経不順)>

月経の悩みで一番多いのが「月経不順」。つまり、規則正しく月経が来ないというものです。初潮からずっと月経不順という方もいらっしゃれば、受験や就職などをきっかけに数ヶ月間だけ一時的に不規則になったり、更年期の症状の1つとして40代後半から急に不規則になる方もいらっしゃいます。特に婦人科系の病気などがなくても生理不順になる方は大勢いらっしゃいます。

このような場合には、低用量ピルを服用することで生理周期をぴったり揃えることが可能です。クリニックフォアでは初診から全国どなたでもオンライン診療で低用量ピルの処方を行なっています。事前問診3分、診療3分のみで薬は最短当日発送いたします。

<早期閉経>

早期閉経」とは40歳未満で閉経が起こり、生理がこなくなることを言います。30歳未満の1000人に1人、40歳未満の100人に1人に見られるといわれています。

そしてこの早期閉経の原因の一つが早期卵巣不全です。早期卵巣不全とは40歳未満の早い時期に生理がこなくなることを言い、40歳未満の女性の1%にみられるといわれています。

卵子はそもそも生まれた頃から数が決まっており、年齢を重ねるにつ入れて徐々に減少し、最終的に卵子の量が減少することで閉経となります。この卵子の数が何らかの原因で急激に減少してしまったり、たとえ卵子があっても発育が障害されてしまったりするのが早期卵巣不全です。
早期卵巣不全の原因は不明とされているものの、治療法としては10~20%の割合で卵巣の手術や化学療法、骨盤への放射線治療など医療的な介入、そして自己免疫疾患、染色体異常、染色体異常が考えらえます。

また、早期閉経のもう一つの理由としてゴナドトロピン抵抗性卵巣症候群が考えられています。こちらは、卵子があるにもかかわらず排卵をしていないことによって生理が止まることをいいます。

<無月経>

もう1つの原因である無月経とは妊娠以外で3か月以上月経のこない状態のことをいいます。無月経は原発性無月経と続発性無月経の2種類に分類されます。

原発性無月経とは18歳以上になっても1度も生理がこないことを言い、この病気である方は0.3~0.4%と非常にまれであるといわれており、子宮の奇形染色体の異常が原因と考えられています。

一方、続発性無月経は先ほどご紹介した無月経の定義に当てはまる方を言います。この続発性無月経は実は決して珍しい病気ではありません。多くの原因が生活の乱れであり、例えば過度なダイエットやストレスは女性ホルモンのバランスを乱してしまうため続発性無月経になる原因として考えられています。また、非常にまれではあるものの脳下垂体の腫瘍や内科系のほかの病気が続発性無月経の原因となることもあります。

このような場合も、低用量ピルを服用することで生理周期をぴったり揃えることが可能です。

クリニックフォアでは初診から全国どなたでもオンライン診療で低用量ピルの処方を行なっています。事前問診3分、診療3分のみで完了し、薬は最短当日発送いたします。

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<甲状腺の病気>

内分泌系の病気では甲状腺機能亢進症と言い甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気、バセドウ病などが生理が止まる原因として考えられています。

そもそも女性ホルモンは視床下部や下垂体でホルモンの量をコントロールしています。ですので内分泌系の疾患となりこのホルモン量のコントロールが乱れると、月経の停止につながるのです。また、甲状腺炎、アジソン病、副甲状腺機能低下症は早期卵巣不全の原因としても考えられています。

そもそも生理不順って何?何日生理がこなければ生理不順?

そもそも正常の生理周期についてご存知でしょうか。生理周期の定義は月経が始まった日を1日目と数えて、次の月経が開始する前の日まで生理周期として定義しています。正常の生理周期は25日~38日といわれており、これより生理周期が短かったり長かったりすると生理不順として考えられます。この生理周期の問題以外にも無排卵の場合、排卵があったりなかったりする場合、月経のほかにも出血がある場合には生理不順が疑われます。

生理不順と妊娠初期症状を見分けるのは難しいの?

生理不順と非常に似ているのが妊娠初期症状です。妊娠初期症状とは妊娠をした初期に起こる可能性のある症状です。この症状は誰にでも起こるわけではなく、症状もすべて見られる方もいれば、いくつかのみ見られる方もいます。

妊娠初期症状の症状は微熱や体のだるさ、鼻詰まりや頭痛といった風邪の症状に似ている症状が多くみられます。早い方では妊娠初期からつわりを感じ、吐き気や胃のむかつきが起こるといわれています。また、お腹が張ったり便秘がちになったり、生理痛にも似た下腹部痛を感じる方もいます。お腹が張ることで膀胱が圧迫されるためトイレが近くなる方もいるようです。
他にも生理予定日を過ぎたあたりから胸の張りや乳首の黒ずみを感じる方もいます。また、着床出血と言い、生理予定日あたりに普段の月経よりも少ない量かつ短い期間で出血を起こす方もいます。

ここまでご紹介した症状を見ていただいてお分かりいただけるかのように、風邪やマイナートラブルとの区別が非常にしにくく、特に着床出血が見られた場合には生理が来たと思ってしまい、妊娠を想起することは難しいことが考えられます。ですので、生理不順であっても生理予定日に生理がこなければ妊娠の可能性を視野に入れることも必要となります。

病院にいくべきなのはどんな時?

それでは生理がこない時、どのタイミングで病院へ行けばよいでしょうか。まず、妊娠をしている可能性があるという場合には生理予定日より1週間を過ぎたタイミングで受診されることをおすすめします。このタイミングより前になりますと、妊娠検査薬でも反応がダないため正しい結果を知ることができません

もしも、生理が来なくなおかつ妊娠しているかどうかも分からないという場合には生理予定日を1週間ほど過ぎてから市販の妊娠検査薬を使用してみても良いでしょう。近年市販の妊娠検査薬の制度も高くなっているため、これで陽性反応が出てから病院へ行くというのも対処法としては適切です。

また、妊娠をしている可能性がないにもかかわらず生理がこない場合、目安としては60日間生理がこなかった場合の受診が望ましいでしょう。生理不順などで生理の周期が乱れているという方は基礎体温をとられることをおすすめします。

基礎体温の周期が整っており45日周期でないと生理がこないという場合はたしかに生理周期としてはあまりよくはありませんが、基礎体温が整っているという観点から一時的なものという可能性も考えて経過観察をしても良いと考えられています。しかし、基礎体温も乱れておりなおかつ生理がこないという場合には、前述した卵巣の病気の可能性が考えられるため、医療機関で適切な治療を受けましょう。

クリニックフォアグループでは、生理不順が気になる方には低用量ピルの服用をおすすめしています。詳しくは以下のURLからご覧ください。

公開日:6月20日

監修:クリニックフォアグループ医師