2020.08.08

生理が長引く理由は?病気の可能性もある?医師が解説します。

普段の生理と比較して生理が長いという場合や、周りの人と比較して自分は生理周期が長いということに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は生理が長引く理由についてご紹介します。生理が長引くということは、病気の可能性もあります。その理由について詳しく解説していきます。

↓↓生理周期を整えたい方に

人気急上昇中の低用量ピルについて

生理ってどのくらいが普通なの?

正常な生理は3~7日間であり、平均して5日間程度としています。ですので、この期間よりも出血が続いているという場合には、生理が長引いているという扱いになります。

出血が8日以上続いて止まらないという状態のことを、医学的には過長月経と呼んでいます。8日以上続く出血とされてるため、この期間がどのくらいになるかは個人差があります。中には、365日ナプキンが手放せないという方もいらっしゃいます。

過長月経の主たる原因は女性ホルモンのバランスの乱れです。特に一時的に生理が長引いているという場合には、生活習慣やストレスによってホルモンバランスが乱れたことによって生理が長引いている可能性があると考えられています。普段は生理の器官が安定しているのに、その周期だけ、生理が長引くという場合には、生活習慣の乱れやストレスなど何か思い当たる原因はなかったか考え、もしも、思い当たるものがあればそれを改善していくことで月経の期間が戻るかもしれません。

生理が長引いているのは病気の可能性もあるの?

生理が長引く理由はホルモンバランスによるものとお伝えしましたが、このホルモンバランスはストレスや生活習慣の乱れのみで崩れるわけではありません。

黄体機能不全といって、卵巣の黄体からのエストロゲンとプロゲステロンの分泌不全になることによってホルモンのバランスが乱れて、生理が長引いている可能性もあります。特にプロゲステロンが分泌されなくなると、排卵が起こらず、エストロゲンのみの刺激を子宮内膜が受け続けるため、子宮内膜が厚くなり、結果としてなかなか剥がれ落ちなくなってだらだらと経血が出続けるという状態が起こってしまいます。特に更年期の方や閉経が間近となっている方はホルモンのバランスが乱れてきているため、生理が長引いてしまう方が多い傾向にあります。

また、子宮内膜症や子宮筋腫の場合も、同様に子宮の内膜が厚くなっているため、なかなか子宮内膜が体外に全て排出されてこず、少量ずつだらだらと経血が出続けて、生理が長引くという状況になってしまいます。

ほかにも、生理が長引く場合に考えられるのが子宮系のがんです。子宮体がんや子宮頸がんなど子宮のがんになると、がんの部分から出血が起こります。生理そのものは正常の期間のなかで終わっていたけれど、がんの部分から出血をしていることによって生理がだらだらと続いていると感じてしまうこともあります。

ほかにも、知らず知らずのうちに妊娠をしていて流産をしていた場合にも出血がだらだらと続くことがあります。流産による出血が生理の周期と被った場合、流産によって出血が続いているのですが、生理による出血が続いていると思われるかもしれません。

生理が長引いてたらどうすればいいの?

生理が長引くことで、病気の場合はもちろんその病気が進行して悪化する可能性があるため、早急に治す必要があります。もしも病気が原因でなかった場合でも生理が長引くことで貧血を起こす可能性があります。妊娠を希望していない場合や貧血の症状が出ていない場合には、経過を見ても問題ありません。ですが、毎月2週間以上出血が続いてしまう場合には、婦人科のある病院を受診されることをおすすめします

治療をすることによって生理の周期が改善されることも考えられます。特に、がんが原因であった場合には、命を落とす危険性もあるため早めに治療をしておきましょう。

↓↓生理周期を整えたい方に

人気急上昇中の低用量ピルについて

公開日:8月9日

監修:クリニックフォアグループ医師

参考文献

新潟日報 https://www.niigata-nippo.co.jp/feature/shinsatsu/20180817412967.html

石川県 http://www.pref.ishikawa.jp/kenkou/josei/gekkei_ijou.html

http://www.congre.co.jp/jsog2020/dl/ho_09.pdf

公益社団法人日本産婦人科医会 https://www.jaog.or.jp/note/3%EF%BC%8E%E5%86%85%E5%88%86%E6%B3%8C%E7%95%B0%E5%B8%B8/