デリケートゾーンは誰でも黒ずむ!黒ずみの原因と改善できるケア方法を医師が解説します。

デリケートゾーンの黒ずみに悩んでいる女性の方は多くいらっしゃいます。

デリケートゾーンが黒ずむ原因は性ホルモンの影響によるもので思春期以降には、誰でも黒ずみ始めるもの。しかし、パートナーのことや水着を着る時のことを考えると、少しでも黒ずみを解消したいですよね。

そこで本記事はデリケートゾーンが黒ずむ原因から自宅でできるケア方法、医療機関で受けられるケア方法を医師が解説します。

デリケートゾーンの黒ずみの原因

デリケートゾーンが黒ずんでしまう原因は主に以下の2つが考えられます。

  • 性ホルモンの影響
  • 下着の締め付けによる摩擦

それぞれ詳しく解説していきます。

性ホルモンの影響

デリケートゾーンが黒ずむ主たる原因は、性ホルモンの作用によるものです。人間は思春期を迎えると性ホルモンの分泌が活発になり、デリケートゾーンが黒ずみ始めます。

赤ちゃんや子供のデリケートゾーンが黒ずんでいないのは、性ホルモンの分泌が活発ではないからです。また、高齢の方も分泌量が減るため、加齢とともに徐々に黒ずみが減るとされています。

そのため、性ホルモン分泌を何らかの方法で減らせば、黒ずみも減ると考えられますが、必然的にホルモンバランスは崩れるため、得られるメリットよりもデメリットの方が多いでしょう。

黒ずんでしまう事は、生理現象であるため、ある程度の黒ずみは受け入れる仕方ないとも言えます

下着の締め付けによる摩擦

次に挙げられる原因は「下着の締め付けによる摩擦」です。肌は紫外線や摩擦などの刺激を受けると、基底層にあるメラニン形成細胞で、黒色メラニンが生成されます。

黒色メラニンは、肌のバリア機能を形成するためになくてはならない物質です。しかし、下着の締め付けなどで肌が長時間刺激を受けすぎると、過剰に黒色メラニンが生成されてしまうため、ターンオーバーで排出し切れずに黒ずんでいくのです。

またトイレットペーパーで強く拭きすぎるのも肌への刺激に繋がるため、注意しましょう。

性行為が多いと黒ずむというのは嘘

「性行為が多い人は黒ずんでいる」と言った噂がありますが、それは嘘です。

先にあげたように、黒ずみの原因は性ホルモンによるものと、下着などの摩擦による影響が大きく、迷信に過ぎません。

自宅でできる!デリケートゾーンの黒ずみケア&対策方法

次に自宅でできるデリケートゾーンの黒ずみケア&対策方法を3つご紹介します。

  • 締め付けの弱い下着を使用する
  • 美白成分の含まれた化粧水やクリームでケアをする
  • 保湿をしっかり行う

締め付けの弱い下着を使用する

先の通り、性ホルモンの影響に次いでデリケートゾーンの黒ずみとなるのは、下着の摩擦によるもの。そのため、締め付けすぎない下着を着用することを意識しましょう。

コットンやシルク素材で肌触りが良いシームレスショーツなどがオススメです。

美白成分の含まれた化粧水やクリームでケアをする

デリケートゾーンが黒ずむ原因の一つは黒色メラニンによるものですから、美白成分の含まれた化粧水やクリームでケアをするのもオススメです。

ビタミンCやトラネキサム酸、ハイドロキノンなどは、メラニン産生を抑制してくれます。ただしデリケートゾーンに使用する場合は、刺激が強すぎる場合があるため、医療機関で相談の上、注意して使用するようにしましょう。

保湿をしっかり行う

保湿をしっかり行うのも重要です。肌が乾燥状態の場合はバリア機能が低下する上、炎症を起こしやすく、それによって色素沈着してしまう事があります。

昨今ではデリケートゾーン用の保湿クリームなども売られていますので、先の美白成分も意識しつつ使用してみてください。

美容皮膚科・クリニックで受けられるデリケートゾーンの黒ずみ改善方法

これまで自宅で出来るセルフケアの方法を紹介いたしましたが、刺激を受けやすい部位でもあり、美容皮膚科やクリニックで相談し、治療をしたほうが安全かつ効果的です。美容皮膚科・クリニックで受けられる治療・施術内容には以下のようなものが挙げられます。

  • 高濃度のハイドロキノンクリームやトレチノインを使った美白ケア
  • ケミカルピーリングによる美白ケア

高濃度のハイドロキノンクリームとトレチノインを使った美白ケア

ハイドロキノンクリームとトレチノインを使った美肌ケアはシミの治療では鉄板とも言える治療法です。

ハイドロキノンはビタミンCやアルプチン等の美白成分と比べて、遥かに高い美白効果があると言われています。その強力さから市販の化粧品には2%までしか配合できません。

それ以上の濃度のものを使用するためには、医師による処方が原則必要です。基本的には4%のものが美容皮膚科で取り扱われています。(5%以上の濃度のハイドロキノンには発ガン性があると実験によって分かっています。)

そして、トレチノインには肌のターンオーバーを促進させる働きがあり、シミを追い出す効果が期待できます。

これら2つの作用によって、市販品よりも遥かに早いスピードで美白効果が期待できるのです。ただし、この2つの処方薬は効果が高い反面、刺激性も強いため、使用する前にパッチテストなどをしっかり行い、医師に案内された用法・用量を守るようにしましょう。粘膜面は避けて慎重に使用していただきます。特にトレチノインは刺激が強いため、低濃度のトレチノインを選択していただきます。

ケミカルピーリングによる美白ケア

ケミカルピーリングは、薬剤を肌に塗布する治療方法です。表面の古い角質を剥離させる上、ターンオーバーを正常化させ新しい肌の生成を活性化させます。

これにより、肌内部にあるメラニンが排出されてトーンアップが狙えます。

また、ケミカルピーリングは色素沈着だけでなく、毛穴の開きやくすみ、ニキビなど様々な肌トラブルに対しても効果的です。

デリケートゾーンの黒ずみに関するよくある質問

最後にデリケートゾーンの黒ずみに関するよくある質問をまとめました。

Q. ニベアクリームを塗ることで黒ずみは治せますか?

いわゆる青缶の場合には美白成分が配合されておらず、期待出来る効果は保湿と抗炎症作用のみ。そのため、ある程度の予防にはなっても、すでに存在する黒ずみの改善は難しいでしょう

Q. デリケートゾーンの黒ずみはどのくらいが普通ですか?

デリケートゾーンの黒ずみは個人差が大きく、一概に普通の色と言ったものはありません。その人自身の肌の色によって差分が異なりますから、他人と比べずに自分が納得できるかどうかで判断してみましょう。


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