ゼオスキンのデイリーPDとは？使い方や値段など皮膚科医が解説します

ゼオスキンの定番商品でもあるレチノール配合美容液「デイリーPD」。

本記事ではデイリーPDの特徴や効果、使い方などを皮膚科医が詳しく解説していきます。デイリーPDに関するよくある質問についてもまとめているので、ぜひ最後までお目通し下さい。

ゼオスキン デイリーPDとは

ゼオスキンのデイリーPDは紫外線・酸化ダメージを抑えてくれる美容液です。ゼオスキンシリーズの中では、光老化ケアに分類されています。

光老化とは？紫外線によって引き起こされる肌の老化現象

光老化とは、太陽光線の影響によって引き起こされる老化現象のこと。基本的には、紫外線によって引き起こされる肌の老化現象を指すケースがほとんどです。

デイリーPDに配合されるレチノールが光老化ケアのポイント

デイリーPDにはゼオスキンの肝となる成分のレチノール（ビタミンA※）が配合されています。レチノールにはさまざまな美肌効果があり、具体的には以下のような内容が挙げられます。

• メラニンの生成を抑制しシミの発生を防ぐ
• ターンオーバーを促進させメラニンの排出を促す
• コラーゲン・エラスチンの増殖を促し肌のハリを改善する
• 皮脂の過剰分泌を抑える
• 肌のバリア機能を高める

人の肌は紫外線を浴びるとビタミンA※が破壊されてしまい、さまざまな肌トラブルが起きてしまいます。そのため、健康的な肌を保つにはビタミンA※を肌に直接浸透させたり、食品やサプリメントで摂取したりする必要があるのです。

※整肌成分

デイリーPDは普段使いできるレチノール配合美容クリーム

ひとえにビタミンAと言っても、さまざまな種類のビタミンAがあります。中でもゼオスキンと密接な関係にあるのはレチノールとトレチノインの2種類。

ゼオスキンのセラピューティックプログラムなどで使われるトレチノインの外用薬は、効果が強力であるものの、それに伴って皮むけなどの副反応も起こるため、長期的に使用しません。それに対してレチノールは肌に対する刺激が控えめ。レチノールの中にも刺激性の強いものから、徐々に効果が現れるものまで複数の種類があります。デイリーPDはその中でも「パルチミン酸レチノール」と呼ばれる、マイルドなレチノールが配合されており、副反応も少なく、長期的な使用も可能であるため普段使いに適しています。

成分表

デイリーPDの成分表は以下の通りです。

水・イソノナン酸セテアリル・シクロペンタシロキサン・グリセリン・シクロヘキサシロキサン・ペンチレングリコール・セテアリルアルコール・ステアレス-20・ホホバエステル・（C14-22）アルコール・セテアリルグルコシド・カルボマー・アルキル（C12-20）グルコシド・乳糖・セルロース・ポリソルベート20・レシチン・レチノール・1,2−ヘキサンジオール・β−グルカン・ヒドロキシプロピルメチルセルロース・ミクロコッカス溶解液・パルミトイルテトラペプチド−7・パルミトイルトリペプチド-1・パルミチン酸レチノール・BG・カプリリルグリコール・ヘキシレングリコール・（サフラワー油/パーム油）アミノプロパンジオールエステルズ・シロイヌナズナエキス・酢酸トコフェロール・EDTA-2Na・エチルヘキシルグリセリン・水酸化Na・フェノキシエタノール・リモネン・香料・グンジョウ・紫401

ゼオスキン デイリーPDの使い方

デイリーPDの使い方は、一般的な美容液とほぼ変わりません。詳しくは以下の通りです。

1. 洗顔・化粧水で肌を整える
2. デイリーPDを1～2プッシュほど、肌に馴染ませる

これらの工程を朝と夜の2回行います。ゼオスキンシリーズの洗顔や化粧水を併用する際も、使い方は変わらず、クレンザー（洗顔料）やバランサートナー（化粧水）などを使って肌を整えた後に、デイリーPDを塗布します。

複数のゼオスキンアイテムを併用して使用する場合や、肌の状態によっては使用方法・使用順が一部異なる場合もあるため、実際に使用される際は医師やカウンセラーの指示に従いましょう。

ゼオスキン デイリーPDの効果

先に述べた通り、デイリーPDはレチノールによる光老化ケアの効果が主たる効果です。しかし、他にもさまざまな美容成分が配合されており、ここではその一部をご紹介させていただきます。

デイリーPDに含まれる美容成分とその効果は以下の通りです。

ゼオスキン デイリーPDの副反応

デイリーPDに含まれるレチノールの反応は控えめです。ただし、敏感肌の方やアトピーの既往歴のある方は、反応が強く出る場合がありますので、使用する際にカウンセラー、医師に相談をしましょう。

ゼオスキンのデイリーPDに関するよくある質問

最後にゼオスキンに関するよくある質問についてまとめました。

Q. デイリーPDはニキビに対して効果はありますか？

デイリーPDは皮脂の過剰分泌を抑制できるうえ、ターンオーバーの促進効果があることから、ニキビの予防効果が見込めます。

しかし抗炎症作用などは無いため、デイリーPDの単体使用では既にできているニキビに対しての改善効果は弱いでしょう。

医師に相談の上、抗炎症作用や殺菌効果を持つ外用薬を併用して使いましょう。

Q. デイリーPDのレチノール濃度はどれぐらいですか？

デイリーPDに含まれるレチノールの濃度は公開されていません。デイリーPDを含む「光老化ケア」のアイテムは、「エイジングケア」よりレチノールの濃度・活性は控えられていますが、具体的な濃度は公開されていません。

Q. デイリーPDとミラミンを併用する際、どちらを先に塗布しますか？

基本的にはミラミンを先に塗布します。肌の状態によっては順番が前後するケースもあります。詳しくは医師やカウンセラーにご相談ください。

クリニックフォアで取り扱いのあるゼオスキン商品一覧

クリニックフォアで取扱いのあるゼオスキンは以下のとおりです。また、記載の通りミラミンは定価が14,080円となります。（2022年1月27日現在の価格です）

ゼオスキンセットメニュー

ゼオスキン単品

洗顔

化粧水

美容液 – 光老化ケア

美容液 – 透明感ケア

美容液 – エイジングケア

スペシャルケア

日焼け止め

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