2020.04.07

新型コロナウイルスの基本的な知識について、クリニックフォアグループの医師が解説します。

現在爆発的な流行にあり全世界に多くの死者を出しているコロナウイルス。日々状況が変わり混乱を招かれている方も多いのではないでしょうか。そんなコロナウイルスですが、予防や対策をする前にまずはコロナウイルスの基礎知識について知っておきましょう。

コロナウイルスとは何かについて知っておくことで対策も取りやすくなるでしょう。

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コロナウイルスとはどのようなウイルス?

どのように感染するの?空気感染で感染する?

食品や輸入したものなどを通して感染することもある?

コロナウイルスとはどのようなウイルス?

コロナウイルスとは、インフルエンザウイルスなどと同様に人に感染することによって、発熱など風邪のような症状を引き起こすウイルスです。

そもそもコロナウイルスは人に感染するウイルスであり、わたしたちが普段風邪をひいたときに感染しているウイルスも同じです。風邪の10~15%は、HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1という4種類のコロナウイルスが原因となっています。まだ記憶に残っている方もいらっしゃるかと思いますが、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」もウイルスが原因です。

今現在問題となっているのは、COVID-19という種類の新型コロナウイルス感染症です。2020年1月3日に、中国湖北省武漢市において原因不明の重症肺炎の集積が報告され、その後、この肺炎が新型のコロナウイルスが原因となっていることが判明。ここから爆発的に全世界に広がっていきました。日本では、1月14日に、神奈川県内の医療機関から管轄の保健所に対して、武漢市に滞在歴がある肺炎の患者が報告され、日本における新型コロナウイルス感染症の1例目と位置づけられました。2月1日、新型コロナウイルス感染症は感染症法において指定感染症に指定されています。

コロナウイルスはコウモリが由来ではないかともいわれているようです。先ほどもご紹介した2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」においては、遺伝子配列がコウモリ由来のSARS様コロナウイルスに近いことからコウモリ由来ではないかと考えられていますが、新型コロナウイルスが動物由来であるという確定的な証拠は見つかっていません。また、今回新型コロナウイルスの爆発的な流行の起源とされているのは、中国・武漢にある野生動物を扱う市場からと言われています。そのため、野生動物を食したことによる感染拡大では?とも指摘されていますが、この点についても現段階においては確定的な証拠はないとしています。

どのように感染するの?空気感染で感染する?

コロナウイルスはどのような経路で感染するのでしょうか。現時点では、接触感染と飛沫感染が新型コロナウイルスの感染経路として考えられています。

接触感染とは、感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れ、その場所に感染をしていない方が触れ、さらにその手で口や鼻などに触れることで、体内にウイルスを取り込んでしまい感染が確立するという経路です。接触感染の経路となりやすいのは、屋内ですとドアノブや電気のスイッチ、屋外では、バスや電車のつり革やエスカレーターや階段の手すりです。手にウイルスが付着してもすぐに手を洗うことができれば、接触感染は確立しません。ですが上記のような場所を触れた後にすぐに手を洗うなどの対策に講じることはなかなか難しく、結果として感染を確立させてしまう傾向にあります。

飛沫感染とは、くしゃみや咳、唾液など感染者の飛沫と一緒にウイルスが放出され、まだ感染をしていない方がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。咳を1回すると約10万個のウイルスが約2m飛ぶといわれています。また、1回のくしゃみでウイルスは約3m飛ぶといわていますがその速さは時速約300Kmといわれています。厚生労働省は2m以上の距離をとって過ごすことを推奨していますが、これだけの距離を保ったとしても、感染者が未感染者に向かって咳やくしゃみをしてしまえばウイルスに感染する可能性は極めて高いと考えられます。屋内などで、お互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときは特に注意が必要でしょう。

食品や輸入したものなどを通して感染することもある?

現在、諸外国においては日本から輸入した魚を食べると感染する、刺身などの生ものは感染源となるなどというようなうわさが飛び交っています。

今現在、中国あるいはウイルスが見つかったその他の場所から積み出された荷物と接触した方が新型コロナウイルスに感染したという報告はありません。またWHOも、一般的にコロナウイルスは、手紙や荷物のような物で長時間生き残ることができないと考えています。ですが、食材を配膳する際だったり、食材が盛られている食器を配膳者が触ることによって接触感染をする可能性はあると考えられています。ですので、調理や配膳などの際には手洗いやうがい、咳エチケットなどを心がけていきましょう

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監修:クリニックフォアグループ医師
更新日:4月12日

※本記事は、上記公開日時点での状況・情報・エビデンスをもとに記載しています。新型コロナウイルス感染症については、日々状況が変化し、また新しくわかることも多々ありますので、最新の情報は、直近の記事や情報をご参照くださいますようお願いいたします。