2020.04.18

新型コロナウイルスの医療崩壊への影響について、クリニックフォア医師が解説します。

新型コロナウイルスの問題に関連して、医療崩壊という言葉がよくニュース等でも聞かれますが、今回はその「医療崩壊」について考察したいと思います。

アメリカやイタリアではすでに医療崩壊を起こしてしまって、患者が待合室や廊下にあふれ、遺体を安置する場所もない悲惨な状況になったことがニュースなどでも取り上げられています。

日本はまだそこまでは至っていませんが、現場からは医療崩壊しそうだという悲鳴があがっています。大学病院や一般市中病院の高次医療機関で働いている元同僚からの声をもとにすると、医療崩壊しているのかしていないのかでいうと、「している」と言って良い状況に来ていると思います。
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元々現場の努力でギリギリ耐えていた状態だった日本の医療

新型コロナウイルスという感染症がもたらす医療への影響

すでに普段の医療を起こなえなくなっている現場も

今回の新型コロナウイルスをきっかけにして医療制度を見直すべき

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元々現場の努力でギリギリ耐えていた状態だった日本の医療

新型コロナウイルスだけでいえば、まだ様々な理由で感染者数や重傷者数、死者数がある程度におさえられており、アメリカやイタリアのように新型コロナウイルスの人たちが治療を受けられないという状態ではありません。

しかし、医療崩壊をコロナウイルスに関してのことだけでなく、もう少し広く捉えてみましょう。医療は、新型コロナウイルスの治療だけを行っているわけでなく、がんなどの他の重症の患者の方々なども治療しています。今回の新型コロナウイルスの件が始まる前から、「日本の医療制度はもともと疲弊を起こしていてそろそろ限界である」、「ここからさらに少子高齢化が進んで医療需給のバランスが崩れると、スタッフも予算も不足して崩壊してしまう」、というのは言われていました。つまり、もともと現場の努力でギリギリ耐えていた状態だったのです。

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新型コロナウイルスという感染症がもたらす医療への影響

そんなギリギリの状態だった医療の現場に、ここにきて新型コロナウイルスという新しい感染症が流行して、リソースがとられることになりました。また、感染症であることも問題で、医療従事者がかかってしまうというリスクがあり、ウイルスに感染した患者さんを診察していれば、それをもらってしまうリスクが一番高いのは医療従事者です。

仮に、一人の医療従事者が熱を出して陽性だった場合には、医療の現場で広めるわけにはいかないので、その濃厚接触者もしっかりと検査をするということになり、ある部署に集中的に芋づる式に陽性者が出た、ということになってしまった場合には、その機能を停止せざるを得ません。

すでに普段の医療を起こなえなくなっている現場も

実際に大学病院などでも、手術機能を一旦停止せざるを得なくなっていたり、コロナウイルス以外の普通の患者さんの外来や入院患者をストップしたりしているところも出ています。これを本来回っていた医療が崩壊しているという風に捉えれば、すでに医療崩壊ははじまっていると言えるでしょう。このままだと持たないという、切実なSOSが出ている状況なのです。

今回の新型コロナウイルスをきっかけにして医療制度を見直すべき

このようなことから、今回の新型コロナウイルスの一件は、ただ新型コロナウイルスが発生してしまったから医療崩壊が起きたと短絡的に考えるのではなく、もともといっぱいいっぱいだったところに最後の一押しが来た、という風に考えるべきでしょう。

日本の医療はこのままだと持たないというところまで来ています。このコロナウイルスをきっかけに、皆がそれぞれ正しい理解をもち、改めて日本の医療制度を見直すきっかけになるとありがたいと思います。

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監修:クリニックフォアグループ医師
更新日:4月17日

※本記事は、上記公開日時点での状況・情報・エビデンスをもとに記載しています。新型コロナウイルス感染症については、日々状況が変化し、また新しくわかることも多々ありますので、最新の情報は、直近の記事や情報をご参照くださいますようお願いいたします。