2020.05.05

新型コロナウイルスの海外での流行状況は?クリニックフォアグループの医師が解説します。

日本だけでなく世界的な流行を見せているコロナウイルス。コロナウイルスは世界のどこで猛威を振るい、世界ではどのように対策をされているのか、今回は世界に目を向けてコロナウイルスの海外の流行状況について詳しくご紹介します。

海外のどの地域で流行っているの?

新型コロナウイルスは3月11日に流行がパンデミック状態にあるとWHOから発表されました。3月11日の時点で日本は染者は619名、死亡者15名と徐々に流行しつつあるものの現状と比較するとまだまだ下火でした。この流行がパンデミック状態にあると発表されるまでの経緯についてまずはまとめます。

まず、新型コロナウイルスが最初に発見されたのは中国の武漢で2019年12月頃に原因不明の肺炎が猛威を振るい、その肺炎の原因がコロナウイルスであったということが判明しました。そして、中国から徐々に世界中に広がっていきました。中国から世界中にコロナウイルスが広がった理由については、さまざまありますが、最も考えられるのは中国の方が世界へ旅行をされていたり、世界の方も海外に旅行あるいは仕事で行くなどの往来も原因ではないかと考えられています。

そして世界中に徐々に広がっていき、3月24日時点で流行は世界190か国以上に及んでおり、感染者数は38万人、死亡者数は1万6000人以上となっています。

4/15時点の国ごとの感染者の推移を見ていきましょう。この時点で最も感染者数が多いのがアメリカです。アメリカでは3月25日過ぎより爆発的に感染者数が増えています。アメリカに続いて感染者数が多いのがスペイン、そしてイタリア、ドイツ、フランス、イギリス、中国、イラン、トルコと続きます。ですが、中国は感染していても症状が出ていない方を数に含めていないため、中国の感染者数はもっと多いことが懸念されています。ちなみに日本は24番目に感染者数の多い国であるといわれていますが、人口の比率でみてみるとG7諸国の中でも圧倒的に少ないといわれています。

なぜ、これらの国の感染者数が多いのか明確な理由はわかっていませんがいくつか考えられる説があります。1つは、衛生状況です。日本は衛生状態が非常に良い国でもありますが、諸外国についてはすべての地域において衛生状態が良いというわけではありません。とりわけ、アメリカにおいては経済格差とコロナウイルスによる死亡者数が比例しており、貧しい方が多い地域であればあるほど、死亡率が高まっているというデータもあります。

もう1つは高齢化率です。日本も超高齢化社会に突入していますが、感染者数が3番目に多いイタリアは高齢化率が世界で2番目に高いことに加えて、高齢者と若者や子供が同居する、いわゆる3世代同居が主流な国となっているため、子供から高齢者にウイルスを映してしまい、感染を拡大させてしまっているという情報もあります。

さらに考えられるのが、文化的な習慣です。日本はもともと手洗い、うがいをしっかりと行う国であり、新型コロナウイルスが流行りだした当初はインフルエンザ予防や花粉症対策でマスクをされている方も多く見受けられました。ですが、諸外国ではこの習慣がないという国も多いです。また、今回感染率の高いいくつかの国では、挨拶の時にキスをする、顔を近づける、握手をするなど濃厚な接触が文化的に行われている国もアリ、この習慣も感染を拡大させた理由として考えられています。

流行っていない地域はどこ?

一方、これだけ世界的に新型コロナウイルスが流行している一方で、まだコロナウイルスの感染が流行していない地域もあります。感染症例が確認されていない国は19か国で、コモロ諸島、キリバス、レソト、マラウイ、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦、ナウル、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、パラオ、サモア、サントメ・プリンシペ、ソロモン諸島、南スーダン、タジキスタン、トンガ、トルクメニスタン、ツバル、バヌアツ、イエメンとしています。

なぜこれらの国で感染症例が確認されていないか、その主たる理由は国交が閉ざされているためウイルスが入ってこないということです。私たちがなじみ深い国としては北朝鮮があるでしょう、隣国の韓国で爆発的に感染をしたにもかかわらず、北朝鮮からの感染報告は上がっていません。ですが、北朝鮮だけでなくいくつかの国については、本当に感染をしていないのか、感染症がはやっているが報告が上がっていないだけなのかは不明としています。また、国交を閉ざしているわけではないが、ナウル、キリバス、トンガのようにもともと海外旅行者が少ないという国でも他国からのウイルスが持ち込まれる危険性が少ないという観点から、現在においてもコロナウイルス感染症は確認されていません。

また、ここに上がっている一部の地域では、まだ、感染者が0人のうちから、海外旅行者を規制するなど対策をとってきたということも理由として考えられています。

海外ではどんな施策が取られている?

日本では緊急事態宣言が全国に出され、不要不急の外出を控えるなどの対策に乗り出しています。海外ではどのようにコロナウイルスの対策をしているのでしょうか。

海外の対策において高い注目を集めたのが韓国です。韓国では感染が始まった早期から検査キットを大量生産、無症状のうちから検査を行い、陽性が出た方については自宅に隔離、隔離中はアプリなどの電子機器で行動を制限し、違反した者には罰金を科すなどの政策を摂っていました。この政策により、感染者数は急激に減っていき各国から賞賛をされていました。しかし、現在は、陽性判定を受けた患者の無断外出が増えるなどさまざまな理由によって再び感染者数が増加している傾向にあります。

感染者数が最も多いアメリカやイギリス、オーストラリアではロックダウンをしており、外出をすると罰金などを科す国もあります。さまざまな国が、自国の情勢に合わせていろいろな対策を取られています。

日本でも今後の感染状況によっては他にも対策が増えるかもしれません。

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監修:クリニックフォア医師
更新日:4月15日

※本記事は、上記公開日時点での状況・情報・エビデンスをもとに記載しています。新型コロナウイルス感染症については、日々状況が変化し、また新しくわかることも多々ありますので、最新の情報は、直近の記事や情報をご参照くださいますようお願いいたします。