2020.05.14

新型コロナウイルスの「第2波」は訪れるの? 医師が解説します。

現在世界中で恐れられている新型コロナウイルスの第2波。実際に、韓国や中国の武漢では経済活動再開後に再び集団感染が報告され、新型コロナウイルス第2波に対して警戒をしています。

日本にも新型コロナウイルスの第2波はやってくるのでしょうか。医師が詳しく解説していきます。

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新型コロナウイルスの感染者は何人いるの?

まずは、これまでの新型コロナウイルス感染症の動向についてみていきましょう。新型コロナウイルスは1月15日に第一感染者が確認されてから感染者数は徐々に増加。特に、感染者数が日本で最も多い東京は3月頃から感染者数が爆発的に増加しています。

全国的に見てゴールデンウィークを過ぎたあたりから徐々に減少している傾向にあり、宮城県などいくつかの県においては2週間感染者が0の地域も見られてきています。感染者数が日本全国で最も多い東京都でも、4月9日が感染者数のピークであったと報告をしており、5月12日の時点での感染者数は28人となり、一時3桁にまで及んだ感染者数は10日連続で2桁台に抑え込むことができています。

5月12日時点での日本における新型コロナウイルス感染者数は15,874人となっており、世界全体で見た新型コロナウイルス感染者数は、400万人を超えていることが明らかとなっています。世界的に見ても特に先進国の中でも日本の感染者数は少ない傾向となっており、緊急事態宣言による外出の自粛や、国民一人一人が意識をし手感染症対策をしていることの効果が出ていることがうかがえます。

感染により持続的な免疫が得られるのか?

人には一度ウイルスに感染すると免疫を獲得することができ、生涯感染をしないという免疫機構が備わっています。例えば、麻疹や水痘などは一度感染するとその後二度と感染しません。こういった免疫を終生免疫と呼んでいます。

ですが、ウイルス全てが終生免疫を獲得できるわけではありません。例えば、インフルエンザはかかった年にはもう一度かかるということは少ないものの、翌年またインフルエンザにかかるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは、インフルエンザというウイルスが終生免疫を獲得できないこと、さらに免疫力が持続しないことから、その年の感染は免れることができたとしても次の年には免疫力がなくなっており、また感染してしまうという結果になるからです。持続的な免疫獲得というものはコロナウイルスに対しても有効なのでしょうか。

新型コロナウイルスに関しては現在も研究段階ということもあり専門家の意見も分かれているというのが現状です。ですが、どの専門家も共通して述べているのは新型コロナウイルス(COVID-19)の終生免疫獲得はできないのではないかということです。なぜ、持続的に免疫を獲得することができないのか、その理由については2点が指摘されています。

1点はほかのコロナウイルスが感染を繰り返しているという点が指摘されているからです。コロナウイルスは現在世界を騒がしているCOVID-19以外にHCoV-HKU1、HCoV-NL63、HCoV-OC43、HCoV-229Eといった種類があります。これらのコロナウイルスは風邪の原因ともなるウイルスなのですが、同じ年に再感染することもあることが研究で明らかになっています。このため、新型コロナウイルスも同じコロナウイルスであることから感染をする可能性があるのではないかという点が指摘されています。

もう1点は新型コロナウイルスが抗体を獲得できたとしてもその持続期間が短いのではないかという点です。2002年から翌年にかけて流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)も原因ウイルスはコロナウイルスの一種でしたが免疫持続期間は平均して約3年としています。そのため、新型コロナウイルスも免疫期間が短いのではないかという点が考えられています。これまでの研究においても、新型コロナウイルスに感染した方の血液検査をして調べたところ、抗体は非常に少なかったということも分かっています。

ですが、まだまだ研究段階にあり、新型コロナウイルスがどのような免疫機能を獲得するのかは今後分かってくるところでしょう。

「第2波」はあるの?

現在、緊急事態宣言や外出の自粛が解除され経済行動が再開された韓国や中国の武漢では集団感染が報告されています。また、イランでも新型コロナウイルス感染者数が再び増加して経済活動が再度ストップしているという情報もあります。日本にも新型コロナウイルスの第2波はやってくるのでしょうか。

日本における新型コロナウイルスの第1波は3月末から4月中旬であったと厚生労働省は見ています。その後、4月下旬から5月初旬にかけて日本へ帰国してきた方が、アメリカ経由で侵入させてしまった新型コロナウイルスが日本国内に拡散しており、これが第2波だったのではないかという見方が強まっています。つまり、日本における第2波はすでに起こっていたというのが厚生労働省の見方です。ですが、今後経済活動が再開した際に、中国や韓国と同様に集団感染をおこし、また新たな波が起こることが懸念をされています。

今後、新型コロナウイルスはどのような経緯をたどり終息あるいは再度感染を増加させてしまうのかについては現在も研究段階となっています。新型コロナウイルスに関する動向がありましたらこの記事で詳しくお伝えしていきます。

安倍首相は5月4日に緊急事態宣言延長に関する記者会見で、アビガンを5月中の薬事承認を目指す考えを明らかにしており、アビガンが承認される日も近いと考えられます。今後、アビガンを含む新型コロナウイルスの治療薬の動向について分かり次第こちらの記事で詳しくお伝えしていきます。

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公開日:5月8日 更新日:5月12日

参考文献

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000628587.pdf

※本記事は、上記公開日時点での状況・情報・エビデンスをもとに記載しています。新型コロナウイルス感染症については、日々状況が変化し、また新しくわかることも多々ありますので、最新の情報は、直近の記事や情報をご参照くださいますようお願いいたします。