2021.01.05

「緊急事態宣言」発出へ。対象や期間は?医師が解説します。

皆さんは2020年の4月7日から5月25日のことを覚えていますでしょうか。

その時期は政府により緊急事態宣言がなされていた時期なのですが、きたる1月7日にも、2度目の緊急事態宣言がなされる検討がされているようです。

今回はそんな緊急事態宣言について、詳しく解説していきます。

どうしてまた緊急事態宣言されるの?

ではまず、一度解除されたはずの緊急事態宣言がここに来て再度宣言されるという状況になっているのでしょうか。

そもそも緊急事態宣言とは改正新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)に基づいて政府が行う宣言で、

①国民の生命・健康に著しく重大な被害を与える恐れがある

②全国的かつ急速な蔓延により国民生活・国民経済に甚大な影響を及ぼす、あるいはその恐れがある

という①、②の二つの条件を満たす場合にのみなされるものです。

1月4日現在ではまだ緊急事態宣言が行われるときまったわけではありませんが、年末には都内で新型コロナ感染者が1300人を超えたこともあり、12月の急速な感染拡大に対応するために出されるようです。

緊急事態宣言の期間や区域はどうなるの?

緊急事態宣言の発令には、期間と区域と概要が示されなければなりません。

現状では東京、神奈川、埼玉、千葉の関東一都三県が対象で、期間は1ヶ月程度とされています。

しかしまだ最終決定ではありませんし、緊急事態宣言中に全国に拡大され、さらに期間も延長された前回の例もありますし、自分が住んでいる地域じゃないからと言って無視するのではなく情報収集を怠らないようにしましょう。

緊急事態宣言が発令されたらどうなるの?今のうちにできる対策はあるの?

では実際に緊急事態宣言が発令されたらどうなるのでしょうか。

まず、2020年に行われた緊急事態宣言とは異なるところもあるので注意してください。

今回の緊急事態宣言では、小中高校や大学に対する休校要請などはない可能性が高く、一方で感染リスクが高いとされている飲食店への営業時間短縮、「Go To トラベル」の停止などに重きが置かれるようです。

もちろん、個々の学校においては休校措置が取られることもあると思うので、自分の所属している学校などの組織や団体がどういう対応をするのかは各自で調べる必要があるでしょう。

さらに1月16日からの大学入学共通テストをはじめとした受験シーズンになるため、今年受験生の方はそれらへの影響も調べておきましょう。

飲食店の営業時間短縮については、1月8日-11日に関しては酒類提供の飲食店などのみ、そして1月12-31日に関しては飲食店全般に対して営業時間を午後8時までに限定する方向で調節しているようです。

また、一般家庭についても同様で、午後8時以降の不要不急の外出の自粛も求める方針のようです。

以上のように、今回発令される見込みの緊急事態宣言と、2020年春に発令された緊急事態宣言は名前は同じでも期間や区域、さらに要請内容も大きく異なるものが予想されています。

2回目の緊急事態宣言だからといって軽く見積もるのではなく、毎日最新情報を手に入れて、不要不急の外出は避ける、三密を避ける、など感染拡大を広げない行動を心がけましょう。

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監修:クリニックフォアグループ医師

公開日:2021年1月5日

参考文献

【Q&A】「緊急事態宣言」って何?(THE PAGE) – Yahoo!JAPANニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/5f4d176ed51cf32afb9c78c0e3dffa651a053d7b

緊急事態宣言、1カ月程度 1都3県で7日にも発令 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE043H60U1A100C2000000

1都3県「緊急事態行動」8日から要請へ最終調整 外出自粛や時短 NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210104/k10012796201000.html