2021.01.12

新型コロナの症状、経過、重症化のリスクと受診の目安について、医師が解説します。

1月7日には一都三県において2回目の緊急事態宣言が発令されたこともあり、一都三県に限らず国内の新型コロナウイルス陽性者、重症患者は増加の一途を辿っています。

そんな中で、冬も深まってきているために気をつけていても体調を少し崩してしまったり、微熱が出てしまうこともあるでしょう。

そういった場合に過剰に不安にならないように、今回は新型コロナの症状や経過、重症化のリスク、どういった場合に病院を受診すべきなのかについて詳しく解説していきます。

新型コロナウイルスにかかったらどういう症状が出るの?

ではまず、新型コロナウイルスに感染したらどういう症状が出るのか、紹介していきます。

・発熱、だるさ

・咳、痰

・食欲低下

・息切れ

・筋肉痛

・嗅覚障害、味覚障害

などなどがあります。

この時期は例年風邪やインフルエンザも流行っており、特に発熱や咳・痰、筋肉痛などは風邪やインフルエンザとも共通するため、見分けるのは難しいかもしれません。

しかし、嗅覚障害や味覚障害は風邪やインフルエンザではなかなか出ない症状のため、ものの匂いや味がしなくなったらコロナウイルスに感染している可能性は高いです。

新型コロナウイルスにかかったらどういう経過を辿るの?

以上の症状はご存知の方も多いと思いますが、かかった後の経過については知らない方が多いと思います。

実は風邪やインフルエンザとの大きな違いは感染後の症状がなかなかなくならないことで、一般に発症から1週間程度は先ほど紹介した症状が続きます。

そして多くの方はそこで治るのですが、約2割の患者さんでは肺炎などを引き起こして重症化してしまいます。さらに治った後も後遺症が残るケースも報告されています。

日本人を対象とした研究では咳、痰、だるさ、呼吸苦、嗅覚障害、味覚障害などの症状が発症後4ヶ月経っても数%の方で見られたことが報告されています。

新型コロナウイルスにかかって重症化しやすくなってしまう要因は何があるの?

では、新型コロナウイルスに感染して重症化しやすい人にはどういった特徴があるのでしょうか。

喘息などの呼吸器疾患、高血圧や肥満、糖尿病、高尿酸血症などの生活習慣病、慢性腎臓病などを基礎疾患として持っている人は重症化しやすく、持っている数が多ければ多いほどリスクも高くなることがわかっています。

さらにこのような病気ではなくても、高齢であることや、妊娠状態であること、さらに男性の方が重症化リスクが高いと言われています。

新型コロナウイルスにかかってしまったと思ったらどうしたらいいの?受診の目安は?

では実際に自分がコロナにかかってしまったと思ったらどうしたら良いのでしょうか。

まずはかかりつけの医者か医療機関に相談、それが難しければ各都道府県が設置している電話相談窓口に相談してみましょう。

そこで受診が必要と判断されたら受診すべきですが、その際に電車やバスなどの公共交通機関を使わないようにし、自分が感染していた場合に感染を広めてしまわないように気をつけてください。

受診の目安は、今在住の地域の感染流行状況によって同じ症状でもすべきかすべきでないかは刻一刻と変化しますので自分で判断し、医師や相談窓口の方の指示に従いましょう。

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監修:クリニックフォアグループ医師

公開日:2021年1月12日

参考文献

新型コロナの症状、経過、重症化のリスクと受診の目安(2021年1月)|YAHOO JAPANニュース