2020.09.27

冬のインフルエンザシーズンを迎えるまでにやっておきたいこと

新型コロナウイルスの感染者数がなかなか減りませんが、もうすぐ冬になるとインフルエンザも流行り始めます。それまでに何をしておけば良いのでしょうか?また、もし発熱した時にはどのような検査が必要なのでしょうか? 

インフルエンザワクチンの接種を行いましょう

2020年9月25日現在、インフルエンザワクチンの供給が始まりつつあります。インフルエンザワクチンを打つことでインフルエンザにかかりにくくなるだけでなく、感染した際の重症化も防ぐことができます。

今年の冬は、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行することが想定されています。現在、新型コロナウイルスのワクチンはまだ打つことはできませんが、対策をするために少なくともインフルエンザワクチンの接種を行いましょう。

ワクチンは打ってから1ヶ月以上経たないと効果が出ないこともあり、インフルエンザが流行してしまってからの摂取では手遅れになることも考えられます。本格的に流行し始める11月頃は予防接種の予約が大変多くなり、大変混雑することが予想されます。

ぜひお早めにご予約いただければと思います。

インフルエンザワクチンについては、この記事も参考にしてください。クリニックフォア では10月1日より接種を開始します。詳しくはこちらをご覧ください。

COCOA接触アプリをダウンロードしましょう

同時に、COCOA接触アプリをインストールしておくことも重要です。2020年9月25日現在、もし接触通知が来たら、通知ごとに公費でPCR検査を実施することが可能です(月2回が上限)。

発熱時には地域のかかりつけ医に相談をしましょう

もし発熱が見られた時はどうすれば良いのでしょうか。これまで、発熱などの症状がある場合には、新型コロナウイルスの疑いがあるため、まず、帰国者・接触者相談センターに電話してPCR検査などを受ける流れとなっていました。 しかし、冬が訪れてくると、インフルエンザとの同時流行で発熱患者の大幅な増加が想定され、専門のセンターだけではパンクしてしまうことが想定されています。

そこで、発熱した場合にはまず、『地域のかかりつけ医や身近な医療機関に相談して、新型コロナとインフルエンザ、両方の検査を受けられる』仕組みに変更する、とされています。

帰国者・接触者相談センターに頼るのではなく、『かかりつけ医が地域を守る医療提供体制』を目指していく、ということです。

また、発熱患者が医療機関に殺到し、感染が拡大することを避けるために、「事前に電話もしくはwebで予約の上、受診することを徹底」すべき、とされています。

新型コロナの疑いがある患者に対しては、診療所では、必要な感染予防策を講じて、患者の導線を時間・空間的に分離することも求められます。このため、免疫が低下している患者が来院する専門外来や、導線を分けられない医療機関は、地域外来・検査センターを紹介することも検討する、とされています。 

現在、各地域ではこうした状況に最大級の懸念を示し、医療提供体制の整備を急ピッチで進めています。

インフルエンザと新型コロナの両方の検査をしましょう

日本感染症学会の提言「今冬のインフルエンザと COVID-19に備えて」によると、「発熱時に臨床症状のみで両者を鑑別診断することは困難」と指摘されています。

新型コロナウイルスは、感染した場合、20−40代の人では、初日はだるさや咳だけ。2日目以降に、1日だけ37度後半の発熱を生じて改善するケースも多々あります。症状がある方は、早めの受診・検査を行うことが、感染拡大を防ぐためにも重要です。特に、ご高齢のご家族がいらっしゃる方は、早めの受診をご検討ください。

さらに、インフルエンザと新型コロナの合併例もあるとされており、インフルエンザが強く疑われる場合を除き、発熱時には両方の検査を行う、必要性が指摘されています。

インンフルエンザ迅速検査が陽性ならば、インフルエンザの治療を開始し、インフルエンザ迅速検査が陰性なら、対症療法を行いながら、新型コロナPCR検査の結果を待つことになると考えられます。

普段の生活の中で、感染対策を守りましょう

結局のところ私たちがすべきことは、インフルエンザワクチン接種と、手洗い、屋内でのマスク着用、咳エチケット、というシンプルなものであり、これまでのインフルエンザ対策に、新しい生活様式としてのマスク着用などが加わっただけと言えます。今一度、普段の感染対策を見直しましょう。クリニックフォア グループでは、2020年のインフルエンザワクチン接種を10月1日より開始いたします。

先日、厚生労働省から、10月25日までは65歳以上の高齢者もしくは重症の慢性合併症をお持ちの方を優先してワクチンを接種する、とのアナウンスがありました。 クリニックフォア グループでは十分量のワクチンを確保しておりますが、今後、在庫が少なくなった場合には、65歳以上の高齢者の方を優先させていただく場合があることをご了承ください。

開始初日の10月1日、例年に比べて子どもから高齢者まで様々な年代の方が大勢、接種を受けられました。 クリニックフォアグループでは毎年打っている方に今年も接種いただけるよう、配慮しています。 かかりつけの方は早めにweb予約をお願いいたします。

参考文献

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index_00011.html

作成:クリニックフォア医師 奥村 雄一郎

記事作成日:9月25日、更新日:10月2日

※本記事は、上記公開日時点での状況・情報・エビデンスをもとに記載しています。新型コロナウイルス感染症については、日々状況が変化し、また新しくわかることも多々ありますので、最新の情報は、直近の記事や情報をご参照くださいますようお願いいたします。