2020.11.18

インフルエンザの予防接種による副作用とは? 症状と気を付けたいポイントについて医師が解説します。

まだまだコロナウイルスの収束の見込みが立つどころか、勢いをさらに増しつつある状況ですが、例年インフルエンザが大流行する冬がやってこようとしています。

その対策として、毎年インフルエンザウイルスワクチンをうけているから今年もうけようという方や、いつもはうっていないけど今年はコロナウイルスのこともあるからうけておいた方がいいのかなと考えている方も多くいるでしょう。

今回は、あまりインフルの予防接種に詳しくない方が気をつけるべき一般的なポイントと、いつもうけていて慣れているという方も今年だからこそ気をつけるべきポイントを紹介していこうと思うので、是非ご一読ください。

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副作用を見落とさないために、インフルエンザの予防接種後に気をつけたいポイント

まずは、インフルエンザのワクチンに限らず、どのような薬やワクチンにも副作用・副反応のような有害事象はつきものだということをご理解ください。

例えば、そばアレルギーの人がそばを食べると大変なことになることはご存知だと思いますが、アレルギーがない人にとっては全くの無害であるものでもアレルギーの人が口にすると命の危険まである、ということから上記のことを理解していただければと思います。

ですので、まずインフルエンザのワクチンを接種する時は身近な人にあらかじめ伝えておき、さらに接種後はできるだけ共に行動するのが副作用の早期発見に肝心であり、重症化を防ぐ大切なポイントとなります。

また、接種後はできるだけお風呂は避けて、シャワーにしておくことも大切です。これには3つの理由があり、①張った湯船には雑菌が湧きやすく接種痕から感染してしまいやすいということ、②体温が上がってしまうことで体の炎症反応が起きやすくなるために副作用が出てしまうリスクが高いということ、そして③副作用が原因で体温が上がっていたとしてもお風呂のせいでそれに気づきづらいということが挙げられます。

②、③の理由からは接種後は運動など、他の体温を上げてしまうようなものを避けるべきということも言えます。

病気にならないためにワクチンをうっているのにそれで健康を損なってしまっては元も子もありません。今まであげたポイントに注意しましょう。

インフルエンザの予防接種の副作用はどんなものがある?

では、インフルエンザの予防接種にはどんな副作用があるのでしょうか。その副作用を、症状発生期間が早い順に一覧にしてあげていきましょう。

・24時間以内;アナフィラキシーショック、喘息発作

・1週間以内;痙攣

・1ヶ月以内;脳炎・脳症、ギランバレー症候群、血管炎、肝機能障害、間質性肺炎など

ギランバレー症候群というのはあまり聞き慣れないかもしれませんが、痺れや力が入らないなどの症状が足から始まり全身に広がっていくという病気です。鳥の生焼け肉を食べたりすることによる食中毒の後に起きることもあります。

また、副作用とは少し異なりますが、ワクチンとは不活化ウイルス(死んだウイルスのようなもの)を接種することです。ワクチンにより免疫機能が少し落ちてしまうことがあり、このコロナ禍においてはそのような免疫機能の低下が命取りになり得ます。ワクチン接種後は特に感染対策を十分に行いましょう。

副作用が出たらどうすればいい?

いろいろな副作用があることがわかりましたね。急にこんな副作用が出てきたらすごく怖いと思います。ではそんな副作用が出てしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。

まずはワクチンを摂取した病院、もしくはそれが厳しければ近くの病院へ受診しましょう。そしてそこの医師の指示に従い、副作用が治るまで安静にしておきましょう。

インフルエンザ薬の予防内服とは?

インフルエンザ薬の予防内服についてご存知でしょうか。予防内服とは、実際の治療に使われる薬を予防目的で使用することです。

例えば、受験や大事な会議など、ご自身やご家族に、どうしても休めない用事がある時、また、ご家族や会社の同僚など周囲の方がインフルエンザに感染された時、抗インフルエンザ薬を服用することで、インフルエンザの感染を予防することができます。

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インフル予防内服薬のオンライン診療について

監修:クリニックフォアグループ医師 

公開日:11月18日

参考文献

厚生労働省 インフルエンザQ&A https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html