2020.11.26

クリニックで取り扱うダイエット薬の種類・効能について、医師が解説します。

医療機関では、ダイエット効果のある内服薬を取り揃えているということはご存知でしょうか。

今回は、ダイエットに効果のある薬の種類や違いについて医師が詳しく解説します。

医療機関で取り扱うダイエットに効果のある薬の種類について

医療機関で取り扱うダイエットに効果のある薬には、リパーゼ阻害剤、食欲抑制剤、SGLT2、GLP-1があります。これらの薬がなぜダイエットに効果があるのかについては後述していきます。

医療機関がこれらのお薬を処方してダイエットの管理を行うことをメディカルダイエットといいます。メディカルダイエットは本来医療機関の肥満外来あるいはダイエット外来と呼ばれるところで行われます。

肥満自体はそもそも病気ではありませんが、肥満であることによってさまざまな病気にかかるリスクを伴います。そのため、内服薬などを使用して肥満の改善のためのアプローチをしていくのです。高度肥満の方の場合は、食欲増進剤を保険適用で処方してもらうことが可能です。

ダイエット効果のあるお薬は、ドラッグストアなどでサプリメントとしての販売もあります。ですが、サプリメントですと高い効果が得られないことがありますので、確実にダイエット効果を得たいという方は、医療機関で処方されるお薬を使用するとよいでしょう

それでは、以下より、ダイエットに効果のあるお薬について詳しく解説していきます。

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メディカルダイエットのオンライン診療について

リパーゼ阻害剤

リパーゼ阻害剤とは言葉の通り、リパーゼを阻害してダイエット効果を得るお薬です。具体的なお薬にはゼニカル、オルリスタットというお薬があります。

リパーゼ阻害剤は、胃や膵臓から分泌される、中性脂肪を分解する消化酵素であるリパーゼの活性を阻害する効果があります。リパーゼを阻害することで、食物から吸収した脂肪が分解されて体内に吸収されることなくそのまま体外へ排出されていきます。これによって、消化管からの脂肪吸収を30%前後抑制する効果が期待できるので、体重減少の効果が出てくるというメカニズムになっています。

リパーゼ阻害剤そのものも体内にはほとんど吸収されずに便と一緒に体外へ排出されるためお薬の成分はほとんど体に残りません。また、リパーゼそのものを阻害する作用もないので、身体への影響もほとんどありません。さらに他の薬と一緒に服用しても作用の増強は見られないため、持病があってお薬を普段飲んでいるという方も飲めるお薬であるということが特徴です。

リパーゼ阻害剤の中でも、クリニックフォアグループでも取り扱いのあるゼニカルは86カ国以上での承認がされており、2001年3月の時点でおよそ850万人の投与例があり、世界中で内服されています。

ゼニカルの副作用としては、体外に便で排泄するために腸に働きかけるということもあり、排便の回数が増加します。人によっては下痢をしたり、便意ひっ迫によって便を漏らしてしまうという方もいらっしゃいますが割合としては20%程であるとしており、服用を継続しているうちに消失していきます。また、脂肪分が体外に排泄されるため、脂溶性ビタミンが減少することも考えられています。リパーゼ阻害剤を使用することによって35~73 %の方が体重を減少させたという報告もあります。

食欲抑制剤

食欲抑制剤とは、食欲調節中枢などに作用し摂食抑制作用、消化吸収抑制作用、消費エネルギー促進作用といった効果を期待できるお薬で、代表的なものにBBXとサノレックスがあります。

BBXは、ストレスによって分泌されるコルチゾールを抑制する効果があります。ストレスがたまるとやけ食いをしてしまう、甘いものが食べたくなるという方もいらっしゃるかもしれませんが、これらはすべてストレスによって分泌されたコルチゾールの作用によるものです。BBXはこのコルチゾールの分泌を抑制することによって食欲を抑えてくれる効果が期待できます。また、脂肪の吸収を抑える効果も期待でき、摂取した脂肪の約50%分の脂肪をカットしてくれます。

サノレックスは、食欲に関わる神経に直接働きかけることによって食欲を抑えます。また、消費エネルギーを促進させたり、代謝を促進させることによって肥満を改善する効果が期待できます。サノレックスは厚生労働省より唯一認可を受けているお薬であることが特徴です。

食欲抑制剤を使用する場合、長期間の服用はあまり好ましくなく、3ヶ月程度の服用が推奨されていますが、その分効果が出てくるのも早く、服用から1ヶ月ほどでほとんどの方は効果が見られています

SGLT2

SGLT2阻害薬とは、尿細管においてグルコース再吸収の90 %を担っているSGLT2を高選択的に阻害することにより、グルコースを尿中に排泄して体重を減少させるお薬です。SGLT2阻害薬を使用することによって1日約300 〜 400 kcal分のエネルギーが体外に排泄されるとしており、体重でいうと、研究の結果では約2~3Kgの体重減少が望めるとしています。体重減少のピークは服用開始から半年程としています。

SGLT2阻害薬は、食欲そのものを抑える効果はありません。ですので、食欲が出て食べ過ぎてしまったなどという場合にはここで書いてあるほどの体重減少は望めません。SGLT2阻害薬の代表的なものにフォシーガがあります。

GLP-1

GLP-1受容体作動薬とは、視床下部に作用する中枢性の食欲抑制と、胃排泄抑制作用によって体重を減少させるお薬です。5.8~5.9 kg の体重減少が報告されており、5%以上の体重減少は 51~73%の方に期待できます。

GLP-1受容体作動薬は注射薬と内服薬があります。注射薬には、毎日の注射が必要となるサクセンダ (ビクトーザ)、週に1回の注射を行うオゼンピック、内服薬のリベルサスがあります。リベルサスももともとは注射薬でしたが内服薬が2019年にアメリカのFDAに承認され、市場に出回るようになりました。

リベルサス以外の薬がなぜ注射薬なのかというと、GLP-1受容体作動薬はペプチド構造といって、胃酸やペプシン等の消化酵素によって速やかに分解されてしまうことや、分子が高いため、胃からの吸収が阻害されるからです。

注射といっても皮下注射のため、痛みも採血などに比べれば少なく、手技を得られれば自分でもかんたんに行えます。とはいえ、注射が苦手という方はリベルサスを活用するのも良いでしょう。

クリニックフォアの診療案内について

クリニックフォアでは初診から全国どなたでもオンライン診療でダイエット薬の処方を行なっています。事前問診3分、診療3分のみで完了し、薬は最短当日発送いたします。

医師がお一人お一人にあったダイエット法を膨大な選択肢の中から組み合わせて提供させていただきます。

ダイエット薬の処方をご希望の方はぜひクリニック フォアグループへご相談ください。

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メディカルダイエットのオンライン診療について

公開日:11月26日

監修:クリニックフォアグループ医師

参考文献

https://www.kohnan-shiga.or.jp/wp/wp-content/themes/konan/img/pdf/obesity07.pdf

http://www.falco.co.jp/rinsyo/detail/060026.htmlhttp://www.jasso.or.jp/data/topic/topics7_33.pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/59/11/59_734/_pdf/-char/ja

https://www.igaku.co.jp/pdf/1906_tonyobyo-03.pdf