2020.04.23

オンライン診療の改正内容について、クリニックフォアグループ医師が解説します。

2018年4月から保険診療での診療ができるようになったオンライン診療。ですが、新型コロナウイルスに伴いオンライン診療の内容も改正されています。

今までのオンライン診療はどのようなものだったのか、また、コロナウイルスに伴いオンライン診療はどのように変わったのかについて、詳しくご紹介します。

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今まではオンライン診療はあったの?

オンライン診療という言葉を新型コロナウイルスが流行してからよく聞くようになったけれど、それまではあまり耳にしたことがなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。オンライン診療がいつから普及し始めたのか、オンライン診療の歴史をご紹介します。


オンライン診療は2018年3月に指針が取りまとめられ、2018年4月に保険診療適用となりスタートした診療スタイルです。もともと、医師法という医師の法律によって診察をせずに治療をしたり処方箋を出したりする行為は禁じられていました。しかし、時代の変化とともにオンライン機器の普及と情報セキュリティシステムの強化がされてきたことに加えて、医師の働き方改革に着目され、情報通信機器を用いた診療、いわゆるオンライン診療が2018年3月より診察という扱いになり、診療報酬が加算されることになりました。これによってオンライン診療を保険診療内で行うことができるようになりました。

厚労省が行ったアンケート調査によると、仕事で忙しく診療所の開院時間に診療をすることが間に合わないという方、毎月同じ薬を飲んでいるので、診察時間を短くして薬の処方をしてほしいという方などさまざまな理由がある方に重宝されている傾向にあります。

オンライン診療の方法は医療機関によってさまざまで、クリニックフォアのようにアプリなどによる登録が不要で、病院のサイトから予約をすることができるものもあれば、事前にアプリをインストールして情報を登録しなければ診療をすることができないという医療機関もあります。

今までは何がOKで、何がNGだったの?

オンライン診療はすべての病気に対して適用されるものではなく、OKな事例とNGな事例がありました。

そもそもオンライン診療の条件は、①初診から3か月以上経過しており、初診から3か月間、毎月、同一の医師により対面診療を行っていること。もしくは、直近1年間で6回以上の通院がある。②緊急時に、医療施設から概ね30分以内に診療可能な体制があることとしていました。

そのため、一度も直接対面ができていないという理由から初診でのオンライン診療は不可としていました。また、患者さんが急変したときにすぐに診療できるように、自宅と診療する医療機関が近いことも必要でした。さらに、患者さんが家から近い医療機関を受診し、その医療機関に別の医療機関から派遣された医師が主治医であった場合、その医師が家から遠い別の医療機関で仕事をしている場合にはオンラインであっても診療を受けることができませんでした。

また、オンライン診療によって診察できる診療科目は糖尿病や高血圧などの生活習慣病や慢性疾患とされています。また、低用量ピルの処方など自費診療によるものも診療可能とされています。ですが、特に安全管理が必要な医薬品(抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、麻薬、向精神薬等)や、薬が効いているかどうかや薬の安全性を検査などで適宜モニタリングが必要な薬を使う疾患においては、オンライン診療による診療や薬の処方をすることができません。

COVID-19(新型コロナウイルス)によるオンライン診療の改正によって、何が新しく認められたの?

この度、新型コロナウイルス感染症が蔓延し、クリニックフォアのある東京都を含む一部地域では緊急事態宣言が出され、外出自粛が指示されている状況です。そのため、医療機関に受診したくても受診ができない、あるいは薬を取りに行きたいけれどコロナウイルスに感染することが怖くて、取りに行けないという患者さんもいらっしゃるかもしれません。

このような状況を受け、令和2年4月13日より「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」という改正がなされました。

その中でも、最も注目されているのが今までは不可能だった初診のオンライン診療が可能となったことです。ただし、今までオンライン診療ができないとしている疾患は初診であっても診療ができないほか、継続した発熱等、新型コロナウイルスへの感染を疑う患者の治療、軽度の発熱、上気道症状、腹痛、頭痛等について、対症療法として解熱剤等の薬を処方希望の方への診療は適切な検査や治療ができないことや、重症度の判断ができないことから行うことはできません。

また、もう1つ注目したいのがオンライン診療を実施できる医療機関の拡大です。本来、2020 年4月以降、オンライン診療を実施する医師は、厚生労働省が定める研修を受講しなければならないとされており、オンライン診療及び本事務連絡に基づく電話や情報通信機器を用いた診療を実施する医師は当該研修を受講することが望ましいとしています。ですが、新型コロナウイルス感染症が拡大している状況に鑑み、時限的・特例的な取扱いが継続している間は、当該研修を受講していない医師が、オンライン診療を実施しても差し支えないとしています。

クリニックフォアグループのオンライン診療について

より便利に診療を受けていただくために、初診から受診可能なオンライン診療をはじめました。自宅で・オフィスで・外出先で・スキマ時間に、ご来院いただかなくても、便利に診療を受けて決済いただき、必要なお薬をご自宅までお届けします。
クリニックに来院することによる新型コロナウイルス感染リスクを防ぐ為にも、ぜひご利用ください。

>>クリニックフォアによるオンライン診療についてのまとめはこちら

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監修:クリニックフォアグループ医師

更新日:4月15日