精神科看護師の給料や年収はどれくらい?|ランキングやおすすめ求人サイトも紹介

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精神科の看護師に興味があり、年収や手取りがどれくらいか気になっているという人はたくさんいるのではないでしょうか。

一般科とは違う領域での看護であり、とても専門性が高いと言えますよね。

今の社会背景からも、今後はさらに需要が大きくなることが予測されています。

これから転職をするならば、できれば給料が高い好条件な精神科に転職したいですよね。

この記事では、気になる精神科看護師の給料や年収についてまとめています。

後半ではランキングやおすすめの求人サイトを紹介しています。

編集部

編集部

最後まで読むことで、精神科に転職し、今の職場より年収をアップできるか考えることができますよ。

精神科看護師とは?

精神科看護師とは?

精神科の看護師とは、精神科の疾患をもつ患者に対する看護をおこなう看護師です。

精神科の病棟に入院している患者を対象とすることがほとんどです。

他にも外来や訪問看護をおこなっている事業所もあるでしょう。

一般病棟の看護師と比べて、点滴や手術前後の看護など、医療処置をおこなう頻度は低く、種類は少ないことが特徴です。

患者とコミュニケーションをとることで心理ケアをおこない、医師による治療のサポートをすることが看護の中心となります。

精神看護専門看護師

精神科看護には「精神看護専門看護師」という資格があるのをご存知でしょうか?

精神看護専門看護師になるためには以下の条件があります。

  • 看護師免許を持っている
  • 2年間大学院に通い、必要な単位を修得している
  • 実務経験が通算5年以上あり、うち3年間以上が専門看護分野の実務研修であること

これらの条件を満たしたうえでさらに認定審査があり、その審査に合格した人が精神看護専門看護師になることができます。

専門看護師の役割は、患者さんや家族に専門的な看護を提供することです。

他にも看護師や他の医療従事者の相談にのることや、全体のケア向上のために教育をおこなうことがあります。

精神看護専門看護師になると、月に1万円前後の手当がつくことが多いです。

手当の金額や有無は事業所によって差があります。

専門看護師の資格を習得すると、精神科看護について深く学ぶことができるうえに、年収アップにつながることが期待できますよ。

精神科看護師の仕事内容は?

精神科看護師の仕事内容は?

精神科看護師の仕事内容はどのようなものがあるのでしょうか。

具体的に見ていきましょう。

コミュニケーション

コミュニケーションをとって、心のケアをおこないます。

治療に対して抵抗を感じている患者さんに対しても、日ごろからコミュニケーションをとっておくことで前向きに治療に取り組む助けとなることができます。

コミュニケーションによる心のケアは、他の科と比較して、精神科看護で特に重要とされていることと言えるでしょう。

医師の診療の補助

医師が診断や治療をおこなうために必要な診療の補助をおこないます

必要な検体の採取や、点滴などの医療処置をおこないます。

また医師が問診をおこなう時に同席し、患者の言動や表情を看護師の視点で観察します。

患者がうまく思いを伝えることができない場合は、患者から希望があれば患者の考えを伝える補助をすることもあります。

与薬

与薬は精神科の治療において中心となるものです。

しかし精神的な疾患を持つ患者にとっては、内服薬の管理が困難であることや、内服をしたくないという思いあることも多くあるでしょう。

そのような患者が安全に治療を受けることができるように、用法や用量を守り正しく内服できるように援助します。

始めは看護師が嚥下まで確認し、理解のレベルによって本人が管理できるかなどのアセスメントをおこないます。

セルフケアの援助

患者のセルフケアへの理解度に合わせて介入をおこないます。

清潔ケアは、患者のADLに合わせて選択し、必要時は介助をおこないます。

清潔観念は患者それぞれ違いますが、社会生活を営む上で最低限の身だしなみを整えるための声かけや実施の確認をおこないます。

精神科看護師の給料はどれくらい?

精神科看護師の給料はどれくらい?

精神科看護師の給料はどれくらいなのでしょうか。

正社員とパート・アルバイトにわけてまとめました。

それぞれ確認してみましょう。

正社員の精神科看護師の給料

精神科看護師の給料のみの統計はありませんでした。

正社員の精神科看護師の給料は、正社員の一般科の看護師の給料とほとんど同じと言われています。

同じと言われる理由は以下があります。

  • 基本給は一般科と変わらない
  • 残業は少ないが、特殊手当(危険手当)がある
  • 夜勤が多く、夜勤手当が多い

看護師の初任給と、経験年数ごとの年収について表にまとめています。

経験年数給料(手当込)
初任給高等学校3年+専門学校3年卒
:262,277円
大学卒:270,292円
1年目~
4年目
297,596円
5年目~
9年目
322,767円
10年目~
14年目
330,422円
15年以上378,736円
引用元:2020年日本看護協会病院看護調査2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査

経験年数ごとの年収については2012年の少し古い統計です。

9年経過しているため、さらに少しずつ給料はあがっていることが予測されます。

パート・アルバイトの精神科看護師の給料

パート・アルバイトとして精神科看護師として働いた場合は、給料は時給で換算されることが多いようです。

精神科看護師のパート・アルバイトの時給は1,300〜2,100円と開きがあります。

週に5日、月に20日勤務(9時〜17時休憩1時間)した場合の収入について、時給ごとに表にまとめました。

時給収入(月額)年収
1,300円182,000円2,184,000円
2,100円294,000円3,528,000円
参考元:indeed

また同じパートでも、夜勤専従となると1回30,000円(16時〜9時勤務休憩2時間で時給2,200円)のものや41,000円(同条件で時給2,733円)のものもあります。

夜勤1回の収入収入(月額)年収
30,000円300,000円3,000,000円
41,000円410,000円4,920,000円

月に10回の勤務と仮定すると、年収は3,600,000円〜4,920,000円程と考えられます。

次に精神科と一般科の時給の違いを表にまとめました。

時給最低値時給最高値
精神科1,300円2,100円
一般科1,100円2,100円

一般科と精神科看護師の時給を比較すると、時給の最低値は一般科の方が低いですが、時給の最高値は同じでした。

これらのことからわかることをまとめると

  • 正社員の方がより年収アップができる
  • 精神科と一般科の看護師の給料は大きく差はない

ということがわかりました。

パート・アルバイトの通勤手当は、実費か事業所の規定の額だけもらえることが多いようです。

もらえる手当は他にも

  • 残業手当
  • 年末年始手当
  • 被服手当

などがありますが、事業所によって違いが大きいようです。

手当に関しては、パート・アルバイトであればもらえない事業所もあるので、確認しておくといいでしょう。

精神科看護師の手取りや年収はどれくらい?

精神科看護師の手取りや年収はどれくらい?

厚生労働省から発表されている令和2年賃金構造統計基本調査によると、令和2年の看護師の月収の平均は338,400円です。

精神科看護師の給料は一般科の看護師とほぼ同じと考えられるので、338,400円前後でしょう。

月収から以下のものが天引きされます。

  • 雇用保険
  • 社会保険
  • 所得税

天引きされた残りの一般的な手取りは70~75%と言われています。

そのため、看護師の月の手取り額は237,000~254,000円です。

一般的にみて高いと考えられ、十分にやっていくことができそうですね。

精神科の看護師は、残業がほとんどありません

急変などが起きやすい一般科と比較して、残業代は期待できないでしょう。

夜勤手当は働いた分だけ支給されます。

精神科病棟も一般科と同様に夜勤がありますので、夜勤手当を受け取ることができます。

また、事業所によっては特殊手当という手当がつくことがあります。

特殊手当とはいわゆる危険手当のことです。

業務をおこなう上で危険や危害がおよぶ可能性が高い場合に支給されます。

事業所によって5,000~10,000円が多いです。

支給されない事業所もありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

  • 夜勤手当は一般科と同じ
  • 残業代がない
  • 特殊手当がある

これらのことから、手当の金額は看護師の平均とほぼ同じと言えるでしょう。

精神科の看護師になるには?資格は必要?

精神科の看護師になるには?資格は必要?

精神科の看護師になるためにはどのような方法があるのでしょうか。

また必要な資格は何があるのでしょうか?それぞれ見ていきましょう。

精神科の看護師になるにはどうしたら良い?

精神科の看護師になるためには、看護師の資格を取得できる学校を卒業する必要があります。

看護師免許を取得するために、学校に行く必要があります。

  • 高校3年+専門学校2年(准看護師)
  • 高校3年+専門学校3年
  • 高校3年+大学4年

それぞれにかかる学費を表にまとめました。

専門学校2年生2,172,000
専門学校3年生3,258,000
国立大学2,425,200
(諸経費は別)
私立大学5,632,020
参考元:令和2年度 学生・生徒納付金調査文部科学省 平成30年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(昼間部)

国立大学の諸経費は教科書代・実習用品代・保険料・後援会費などが含まれます。

専門学校は、公立や私立のものがあります。

また、病院が経営しており、卒業後◯年働いたら返納しなくてよいというような奨学金の制度を持つ病院もあります。

看護師になるためにかけることができる費用によって、学校の種類や公立・私立などを選ぶといいでしょう。

精神科の看護師になるには資格が必要?

精神科の看護師になるために必要な資格は

  • 正看護師
  • 准看護師

です。

いずれかを持っていれば、精神科の病院で看護師として働くことができます。

正看護師と准看護師は任される仕事内容や看護師としておこなえることはほとんど同じにもかかわらず、月給やボーナスに差があります。

そのため、今から資格を取るならば正看護師を目指した方がいいでしょう。

精神科の看護師給料ランキング

精神科の看護師給料ランキング

精神科看護師の給料の実際はどのようになっているのでしょうか。

高い順にランキングを作成しました。

年収が高い人から順に見ていきましょう。

1位 29歳/病棟看護師/正看護師/常勤(夜勤あり)

夜勤10回(2交代)、残業8時間

基本給238,000
住宅手当15,000
月収564,000
残業手当18,400
家族扶養手当10,000
賞与0
夜勤手当194,400
その他手当88,200
年収6,768,000
参考元:ナースなワタシのお給料

2位 51歳/その他/正看護師/常勤(夜勤なし)

夜勤0回、残業0時間

基本給326,200
住宅手当10,000
月収370,000
残業手当0
家族扶養手当0
賞与1,960,000
夜勤手当0
その他手当33,800
年収6,400,000
参考元:ナースなワタシのお給料

3位 32歳/病棟看護師/正看護師/常勤(夜勤あり)

夜勤5回(2交代)、残業10時間

基本給320,000
住宅手当20,000
月収410,000
残業手当20,000
家族扶養手当0
賞与1,200,000
夜勤手当15,000
その他手当35,000
年収6,120,000
参考元:ナースなワタシのお給料

ランキングからも、精神科看護師で年収アップを目指せることがわかりました。

精神科看護師が年収アップするポイントとして以下があります。

  • 管理者や主任が年収アップできる
  • 夜勤の回数が多いと年収アップできる
  • 残業は少ないため残業代は期待できない
  • 資格があると基本給のアップができる

年収をアップするための働き方があることがわかりますね。

精神科看護師におすすめの転職サイト

精神科看護師におすすめの転職サイト

精神科看護師として求人を探すためには転職サイトをおすすめします。

条件を入力するだけで多くの求人を見ることができます。

転職エージェントのサポートを受けることができるので、安心して転職活動をおこなうことができますよ。

1位:看護roo!(看護ルー)

おすすめポイント
  • 看護師のための総合サイトである
  • 利用者満足度96.3%
  • 面接対策のサポートが手厚い
掲載数815
(2021/10/15現在)
応募施設形態一般病院、大学病院、療養型病院、精神病院
クリニック、訪問看護、介護施設
検診センター、保育園・学校
対応方法メール、電話
サポート内容求人紹介、応募面接、時間調整、
履歴書作成・面接サポート、
給与や入職日などの条件交渉、
内定辞退の連絡
受付時間平日:9:00~21:00
運営会社(株)クイック

看護roo!(カンゴルー)は、看護師・看護学生のための総合サイトです。

「転職サポート」は総合サイトのコンテンツの中にあります。

興味深いコンテンツはほかにもたくさんあるので、息抜きやストレス発散として利用できますよ。

  • 面接へのサポートが手厚い
  • たくさんの求人を紹介してくれた

との利用者の声が多くあります。

緊張してしまう面接のサポートを手厚くしてくれるとことはとても心強いですよね。

そのため、

  • 履歴書作成や面接のサポートを手厚くおこなってほしい
  • たくさんの病院を紹介してほしい

という方は看護roo!をおすすめします。

2位:看護のお仕事

おすすめポイント
  • 求人の量が多い
  • 求人の質がいい
  • 内部情報をふまえたアドバイスがもらえる
精神科看護師の
掲載数
8,191
(2021/10/15現在)
応募施設形態病院、クリニック、介護施設、
訪問看護、検診センター
対応方法電話、メール、登録後はLineも可
サポート内容ヒアリング(電話)、求人紹介、
履歴書の添削・面接対策、面接の日程調節、
条件交渉、現在の職場の退職の相談、
入職後のアフターフォロー
受付時間平日:9:00~21:00
運営会社レバデジーズメディカルケア株式会社

「働きやすさ」を重視している看護師求人として有名であるのは、看護のお仕事です。

病院や施設などの事業所への訪問取材を4,000回以上おこなっています。

利用者に代わって職場の働きやすさを把握し、求人紹介に活かしてくれているそうです。

求人全体の掲載数が最も多く、さらに質もよいと評判です。

たくさん情報がある求人サイトはとても信頼ができますね。

イメージがわきにくい精神科の病院についても、訪問取材を多くおこなっている看護のお仕事の情報はとても頼りになりますね。

  • 働きやすい職場で働きたい
  • 多くの求人から合う病院を紹介してほしい

という方は看護のお仕事をおすすめします。

3位:ナース人材バンク

おすすめポイント
  • 看護師の登録者数№1
  • 利用者満足度97%
  • 看護師専門、地域専任のキャリアパートナー
精神科看護師の
掲載数
6,964
(2021/10/15現在)
応募施設形態病院、クリニック、訪問看護、
企業、学校、保育園、介護施設全般、
その他
対応方法電話、メール
サポート内容求人、紹介、応募、面接日程調整、
履歴書作成・面接対策、
給与や勤務条件などの条件交渉
受付時間平日:9:30~18:30
運営会社(株)エス・エム・エス

ナース人材バンクは看護師担当、地域専任のキャリアパートナーが担当してくれます。

ただ求人を探すだけではなく、利用者個人の将来の展望をくみ取りながらより充実した看護師キャリアを積むことができるように、キャリアパートナーが一人ひとりの希望に沿ってサポートをしてくれます。

不安や心配が増える転職活動中は、親切で丁寧にサポートしてくれるキャリアパートナーがいるだけでとても安心できますよね。

また、看護師専門のキャリアサポータ―であるため、多忙な看護師のスケジュールや、看護師のお仕事事情についても把握してくれているでしょう。

  • 多くの病院を紹介してほしい
  • キャリアサポートに親身に相談に乗ってほしい

という方はナース人材バンクをおすすめします。

精神科の看護師に向いている人

精神科の看護師に向いている人

精神科の看護師に向いている人はどのような人でしょうか。

具体的に以下の特徴があると向いていると言えるでしょう。

  • 穏やかな性格である
  • 体力がある
  • 根気強く関わることができる
  • 人とコミュニケーションを取ることを好む

精神科の患者は、不安を抱えている人が少なくありません。

そのため精神科の看護師は、そのような患者さんを興奮させない穏やかな人柄が必要とされます。

また、精神科の急性期病棟では、環境の変化からパニックになる患者や、幻覚や幻聴の影響で暴れてしまう患者さんもいます。

そのような状況でも自分の身を守り、患者さんの安全も守るためには体力が必要と言えるでしょう。

また、患者さんと時間をかけながら関わり、信頼を得ながら、患者さんの行動変容を促したり、健康観察をおこなっていく必要があるため、「根気強く関わることができる人」や「人とコミュニケーションを取ることを好む人」は向いていると言えるでしょう。

まとめ

まとめ

精神科の給料や年収はどのくらいかについて、正社員の年収やパート・アルバイトの時給から換算し比較してお伝えしました。

年収は一般科と大きく変化はないことがわかりました。

  • 夜勤が多いと年収はアップする
  • 管理職や主任は年収がアップする
  • 残業代は一般科と比較して期待できない
  • パート・アルバイトよりは正社員の方が年収はアップする

年収アップのための特徴が多くあることがわかりました。

これらの特徴を活かして、今の職場より年収アップを目指してみてはいかがでしょうか。

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