黄熱病のポイント
接種が必要な方
アフリカ地域(アンゴラ、ウガンダ、エチオピア、カメルーン、ガーナ、ガボン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボワール、シエラレオネ、スーダン、セネガル、赤道ギニア、中央アフリカ、チャド、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、マリ、南スーダン、リベリア、モーリタニア)、アメリカ地域(アルゼンチン、エクアドル、ガイアナ、コロンビア、スリナム、パナマ、フランス領ギアナ、ブラジル、ペルー、ベネズエラ、ボリビア、トリニダード・トバゴ、パラグアイ)に渡航される方
当院ではワクチンのお取り扱いがありません。各地の検疫所にて接種するようにお願いいたします。
また、黄熱病ワクチンは生ワクチンのため、こちらのワクチンを接種するとほかのワクチンを約1ヶ月接種できなくなります。
どこへ渡航する時に黄熱病ワクチン接種が必要でしょうか?
※(厚生労働省検疫所FORTHホームページより)
世界保健機関(WHO)が黄熱のリスクのある地域を公表しています(上記世界地図の赤色のエリアがA型肝炎感染リスクのある地域となります)。
アフリカ地域(アンゴラ、ウガンダ、エチオピア、カメルーン、ガーナ、ガボン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボワール、シエラレオネ、スーダン、セネガル、赤道ギニア、中央アフリカ、チャド、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、マリ、南スーダン、リベリア、モーリタニア)、アメリカ地域(アルゼンチン、エクアドル、ガイアナ、コロンビア、スリナム、パナマ、フランス領ギアナ、ブラジル、ペルー、ベネズエラ、ボリビア、トリニダード・トバゴ、パラグアイ)は黄熱に感染する危険があります。
黄熱の予防接種証明書を携帯していないと入国できない国や、複数の国を渡航する場合に予防接種証明書の提示を求められる国があります。これらは、黄熱の流行状況や各国の事情により、予告なく変更されることがあります。ビザ申請や入国審査等の要件に係る黄熱の予防接種の最新の情報については、必ず事前に各大使館、領事館へお問い合わせください。
現在黄熱ワクチンの取り扱いがあるのは、指定された施設(17の検疫所および国立国際医療研究センター、東京医科大学病院、日本検疫衛生協会東京診療所の全20施設)のみで、当院では取り扱いがありません。詳細は厚生労働省検疫所FORTHのホームページ
黄熱の感染経路と症状は?
黄熱は、日本脳炎と同じフラビウイルス属のウイルスを持った蚊(Aedes aegypti など。媒介する蚊の種類は日本脳炎を媒介する蚊と異なる。)に刺されることで感染する疾患です。
黄熱の症状は発熱、頭痛、黄疸、出血傾向などです。感染しても大半は症状が出ないか、軽い症状のみで軽快しますが、まれに入院治療が必要になる場合や、命に関わることがあります。
黄熱ワクチンを予防接種することで黄熱の感染を防ぐことができます。黄熱に感染する地域の多くは、同じく、蚊によって感染するマラリアやデング熱などの流行地でもあり、黄熱の予防接種を受けても、蚊に刺されないように予防することが必要です。長袖・長ズボンを着用すること、虫よけスプレーや防虫ローションなどをこまめに使用することなどを心がけることが重要です。