フォシーガはどんなお薬?
フォシーガは、ダパグリフロジンを主成分とする、糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病の治療に使う飲み薬です。SGLT2阻害薬に分類されています。
血液中の糖は、尿のもととなる原尿にいったん出た後、SGLT2というタンパク質の働きによってまた血液中に戻ります。SGLT2阻害薬は、このSGLT2を阻害することで、糖が血液に戻らずに尿として排出され、血糖値を下げるというメカニズムのお薬です。
フォシーガの効果・効能
前述の通り、フォシーガは腎臓で糖を血液中に戻すこと(再吸収)を抑え、尿に排出し、血糖値を調整するお薬です。
また、水分量の調節などの作用があるため、慢性心不全や慢性腎臓病の治療にも使われます。
フォシーガはダイエットに効果あり?
フォシーガによって体重が減少するという報告があり、ダイエット薬として処方されることもあります。
余分な糖の排出を促すので、糖質制限をしているのと同様の効果が期待できるのです。そのため、過度な食事制限やきつい運動をしなくても体重減少が目指せるでしょう。
なお、フォシーガを使うと1ヶ月で1~2kgほどの減量を目指すことができますが、お薬をやめるとリバウンドすることがあるので注意してください。(クリニックフォア糖質カットプラン・内服バランスプランでの減量目安)
フォシーガの飲み方
糖尿病などの治療では、1日1回飲むことが一般的です。
ダイエット目的でも、1日1回飲みます。いつ飲んでもいいですが、おすすめは朝食前後。飲んだ後にトイレに行きたくなることがあるため、寝る前に飲まないほうがよいでしょう。
フォシーガの副作用
どのようなお薬でも、効果が期待できる反面、副作用のリスクがあります。フォシーガの服用中に以下のような症状が現れた場合は、早めに医師に相談しましょう。
- 脱水
- 口の渇き
- 頻尿/排尿時の痛み
- 便秘
- 陰部のかゆみなど
また、アメリカ食品医薬品局(FDA)で糖尿病治療薬として承認されており稀ではありますが、諸外国でも肥満症治療薬を目的とした使用は承認されていないため以下のような重大な副作用が生じることがあります。ご紹介するような症状が出たら早めに受診してください。
- 低血糖(血糖値が下がりすぎた状態):ふらつく、脱力感がある、冷や汗が出る、動悸がする、手足がふるえるなど
- 脱水:尿量が変化する、のどが渇く、だるさや脱力感がある、めまいがする、皮膚が乾燥するなど
- ケトアシドーシス(糖が排出されることで、血液が酸性に傾いた状態):食欲不振、腹痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、腹痛、強いのどの渇き、だるさ、深く大きい呼吸、意識低下など
なお、糖が尿に排出されやすくなることで、膀胱炎などの尿路感染症、カンジダなどの性器感染症が起きやすくなります。感染が腎臓まで広がると腎盂腎炎にいたることもあり、命にかかわることもあるので、以下のような症状には注意してください。
- 膀胱炎:排尿時の痛み、残尿感、頻尿など
- 性器感染症:性器のかゆみ、痛みなど
- 腎盂腎炎(初期症状):発熱・高熱、寒気、脇腹や背中の痛み、関節や筋肉の痛みなど
フォシーガの処方ができない方
体質や持病によっては、フォシーガを処方できない方や、処方に注意が必要な方がいます。以下に当てはまるような方は必ず医師に相談してください。
- お薬や食べ物によるアレルギー症状(かゆみ、発疹など)が出たことがある
- 感染症にかかっている
- 手術前後である
- 腎機能障害や肝機能障害がある
- 過度にやせている
- 妊娠、妊娠している可能性がある
- 授乳している
また、他のお薬やサプリを飲んでいる場合は、お互いに効果が下がったり、逆に作用が強くなりすぎて体に悪影響を及ぼしたりすることがあるため、併用したいときは医師に相談してください。
フォシーガを飲む時の注意点・コツ
フォシーガを飲む時には、低血糖症状に注意し、脱水予防のために水分もしっかりとりましょう。詳しくは以下の通りです。
低血糖症状に注意する
フォシーガを飲むと、血糖値が下がりすぎて低血糖症状が現れることがあります。以下のような症状が出たら、糖分の多い食べものや砂糖をすぐに食べてください
- ふらつき
- 脱力感
- 冷や汗
- 血の気が引く
- 強い空腹感
- 疲れやすさ
- 手足が震える
- 動悸
- 意識が朦朧とするなど
また、家族などの周りの人にも低血糖の恐れがあることを伝えておき、症状が出たら糖分をとらせてもらえるようにサポートをお願いしておくと安心です。
水分をしっかりとる
フォシーガを飲むと尿が多く出るため、脱水になることがあります。予防のために水分をこまめにとりましょう。のどが渇いていなくても積極的に飲むようにするのがポイントです。
なお、脱水の症状は以下のようなものです。このような症状が現れた時はすぐに医師に相談してください。
- のどが渇く
- 脱力感
- めまい
- 皮膚が乾燥するなど
こんなときは服用しない!
以下のようなときには、体に悪影響を及ぼすことがあるので、フォシーガの服用は避けてください。
- 食事が不規則
- 食事をきちんととっていない
- 激しい運動をした
- アルコールをたくさん飲んだ
つまり、フォシーガの服用中は、規則正しくしっかり食事をとり、過度なアルコール摂取を控えましょう。
フォシーガは通販でも入手できる?
個人輸入という形でネットでフォシーガを購入することができます。ただ、個人輸入はリスクも大きく、偽物の恐れがあったり、副作用が生じたときなどに対応が難しかったりするケースがあります。
そのため、フォシーガを扱っている病院を受診して処方してもらいましょう。
フォシーガの費用
フォシーガは、日本では肥満に対するお薬として承認されていません。保険適用外(自由診療)となるため、医療機関によって金額が異なります。
クリニックフォアでは、以下のような金額で取り扱っています。
2週間分(トライアルプラン) | 税込9,900円 |
1ヶ月分 | 税込18,590円 |
3ヶ月分(5%オフ) | 税込53,000円(17,667円/月) |
半年分(10%オフ) | 税込100,430円(16,784円/月) |
定期配送(15%オフ) | 税込15,810円 |
クリニックフォアのオンラインメディカルダイエット
クリニックフォアでは、オンラインでメディカルダイエットプランを提供しています。フォシーガのほかにも、脂肪の吸収を抑える薬や漢方薬などさまざまな薬があり、目的やライフスタイルに合わせて医師が処方します。
スマホなどを使って受診していただき、お薬は配送するため、忙しい方でもダイエットが始めやすくなっています。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。
※クリニックフォアでは日本国内承認医薬品は国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。
※国内ではウゴービ、サノレックス等が、肥満症の治療薬として承認されています。
※万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。