【調査サマリー】
<調査結果(1)舌下免疫療法に関する認知度調査>
- 舌下免疫療法を知っている人は6割超!その内、10人に1人が既に治療を行っていると回答
- “舌下免疫療法をやったことがない”花粉症の人の、半数以上が「やってみたい」と回答!
その理由には「毎年、花粉症に悩みたくない」「花粉の飛散を気にせず過ごしたい」という声も - 舌下免疫療法をやりたくない理由「長期的な通院が面倒」が最多
次いで「長期間の通院と服薬はコストが負担になる」であることが明らかに
<調査結果(2)舌下免疫療法を行った人への調査>
- 舌下免疫療法を始めたきっかけ「花粉症の症状が辛かったから」「花粉の飛散を気にせず過ごしたいから」が最多
- 9割以上が舌下免疫療法の効果を感じていると回答!
その内、約7割が2年後の花粉症シーズンまでには、治療の効果を実感 - 舌下免疫療法をやってよかった理由「花粉症の症状が軽減された」が最多
次いで「花粉症を気にせず外出できるようになった」 - 舌下免疫療法における医療機関の受診、2人に1人が「オンライン診療」を活用
- 舌下免疫療法におけるオンライン診療の活用のきっかけは
「自宅に薬が届くのが便利だから」「オンライン診療で即日予約できたから」 - 舌下免疫療法経験者の9割が「やってよかった」と回答!
調査結果(1)舌下免疫療法に関する認知度調査
舌下免疫療法を知っている人は6割超!その内、10人に1人が既に治療を行っていると回答
花粉症の751名に、舌下免疫療法に関する認知度調査を行ったところ、舌下免疫療法について、知っている人は64%に上りました。さらにその内、既に治療を行っている人は、14%となりました。
この結果から、舌下免疫療法は6割以上と多くの方に認知されており、10人に1人が治療に取り組んでいることがわかりました。
“舌下免疫療法をやったことがない”花粉症の人の半数以上が「やってみたい」と回答!その理由には「毎年、花粉症に悩みたくない」「花粉の飛散を気にせず過ごしたい」という声も
舌下免疫療法の治療を行ったことがない花粉症の649名に、下記、治療内容・費用・通院頻度など基本情報を提示した上で、舌下免疫療法を行ってみたいか調査しました。
<舌下免疫療法の基本情報>
「舌下免疫療法」は、花粉症の症状が出たときに、その症状を抑えるための対症療法ではなく、根本的にアレルギー体質の改善を行う治療法です。
【効果】正しく治療が行われると、アレルギー症状を大幅に緩和したり、長期に渡って症状を抑えたりする効果が期待できます。スギ花粉症の場合は、初めてのスギ花粉飛散シーズンから効果が期待され、年単位で継続することで最大の効果が得られるとされています。
【治療方法】数年渡り継続して(3年以上推奨)、1日1回、治療薬を舌の下から服薬
【治療頻度】最初は2週間に1度、その後は4~8週間に1度のペースでの受診が必要になります。
【費用(保険診療で3割負担の場合)】初回の受診ではアレルギー検査などを含め、4,000~5,000円。その後の定期的な通院にかかる費用は、診察・治療費とお薬代を合わせて1カ月あたり、約2,000~3,000円。
※医療機関によって、通院頻度と費用は異なる場合があります。
その結果、52%の方が「やってみたい」と回答しました。
さらに、なぜ「やってみたい」と思ったのか調査したところ、最多が「毎年、花粉症に悩みたくないから(53%)」次いで「花粉の飛散を気にせず過ごしたいから(42%)」「花粉症の症状が辛いから(40%)」という結果になりました。
多くの花粉症の方が、症状に毎年悩まされていることや、花粉を気にして外出することに、フラストレーションを感じられていることから、症状を抑える効果が期待できる「舌下免疫療法」に魅力を感じていることが伺えます。
舌下免疫療法をやりたくない理由「長期的な通院が面倒」が最多次いで「長期間の通院と服薬はコストが負担になる」であることが明らかに
「舌下免疫療法をやりたくない」と回答した312名にも、その理由を調査しました。
最多が「長期間の定期的な通院が面倒だから(38%)」、次いで「長期間の通院と服薬はコストが負担になるから(35%)」「毎日服薬するのは面倒だから(21%)」という結果になりました。
特に、長期間の定期的な通院や費用面で、治療に対してハードルを感じていることがわかりました。
「長期間の定期的な通院」に関しては、どこからでも受診ができるオンライン診療の活用により、治療のハードルを下げることが期待できます。
調査結果(2)舌下免疫療法を行った人への調査
舌下免疫療法の経験者102名へ、きっかけや治療の満足度について調査しました。
舌下免疫療法を始めたきっかけ「花粉症の症状が辛かったから」「花粉の飛散を気にせず過ごしたいから」が最多
舌下免疫療法を始めたきっかけについて質問したところ、最多が「花粉症の症状が辛かったから(53%)」、次いで「花粉の飛散を気にせず過ごしたいから(41%)」「周囲の人におすすめされたから(30%)」「花粉症シーズンが来る度に、服薬するのが面倒だから(30%)」となりました。
9割以上が舌下免疫療法の効果を感じていると回答!その内、約7割が2年後の花粉症シーズンまでには、治療の効果を実感
舌下免疫療法の効果を感じているか質問したところ、91%が「効果を感じている」と回答しました。
さらに「効果を感じている」と回答した93人に、効果を感じ始めたタイミングについて質問したところ、「治療開始の翌年の花粉症シーズン(25%)」、「治療開始から2年後の花粉症シーズン(43%)」、「3年後の花粉症シーズン(21%)」と回答。
効果を感じている人のうち、約7割が2年後の花粉症シーズンまでには、治療の効果を感じられていることがわかりました。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
クリニックフォアでも、舌下免疫療法を開始された患者様の多くが、1年目から効果(アレルギー症状の減弱)を実感されています。一方で、再燃(舌下免疫療法を終了した後に、アレルギー症状がぶり返してしまうこと)の確率を最小限に抑えるためには、最低3年程度、治療を継続することが推奨されています。
舌下免疫療法をやってよかった理由「花粉症の症状が軽減された」が最多。次いで「花粉症を気にせず外出できるようになった」
「舌下免疫療法の効果を感じている」と回答した93人に、舌下免疫療法をやってよかったと感じた点について質問したところ、最多が「花粉症の症状が軽減された(61%)」次いで、「花粉症を気にせず外出できるようになった(33%)」「仕事や家事、勉強などの自身のパフォーマンスが上がった(24%)」となりました。
舌下免疫療法における医療機関の受診、2人に1人が「オンライン診療」を活用
舌下免疫療法は、治療の適応可否を確認するためのアレルギー検査(血液検査)と、検査結果を踏まえた初回のお薬の処方は対面診療での受診が必須ですが、経過が安定している継続処方の場合、「オンライン診療」の活用が可能です。クリニックフォアの「オンライン診療」の場合、どこからでも、スキマ時間でスマホ・PCから受診が可能で、お薬はご自宅に配送します。
舌下免疫療法を行ったことがある方102名に、受診方法について調査したところ、55%がオンライン診療を活用していると回答しました。
この結果から、2人に1人が、舌下免疫療法を「オンライン診療」で受診していることがわかりました。
舌下免疫療法におけるオンライン診療の活用のきっかけは「自宅に薬が届くのが便利だから」「オンライン診療で即日予約できたから」
舌下免疫療法をオンライン診療で受診している56名に、オンライン診療活用のきっかけについて質問したところ、最多が「自宅に薬が届くのが便利だから(48%)」次いで、「オンライン診療で即日予約できたから(41%)」「オンライン診療に興味があったから(38%)」「医療機関での待ち時間を避けたかったから(36%)」という結果になりました。
この結果から、舌下免疫療法は数年にわたり定期的な受診・お薬の処方が必要な一方で、医療機関への通院や薬局でお薬を購入する際の待ち時間、医療機関の予約の取りにくさなどを避けるために、オンライン診療を活用していることが伺えます。
舌下免疫療法経験者の9割が「やってよかった」と回答!
舌下免疫療法の経験者102名へ、舌下免疫療法をやってよかったかどうか質問したところ、9割が「やってよかった」と回答しました。
クリニックフォア・医師からのコメント
「舌下免疫療法」は根本的な体質改善を行い、花粉症の症状の大幅な改善が期待できる治療法です。現在、子供の花粉症も年々増加していますが、本治療は6歳以上の小児も治療が可能です。(※)
本治療は、数年にわたって定期的な通院・お薬の処方と、毎日の服薬が必要な治療になるため、治療継続にハードルを感じられている方は特に、オンライン診療の活用などライフスタイルに合った方法で治療に取り組んでいただくことをおすすめします。
(※)対面診療は、6歳以上が可能。オンライン診療は、原則18歳以上、10歳以上は保護者の同意のもと可能です。
また、今回の調査結果では、舌下免疫療法について花粉症の人の約2割が「治療名を知っているが、治療内容までは知らない」、約4割が「全く知らない」という結果になりました。正しい知識を身に付けていただくために、解説したいと思います。
■治療開始時期は、花粉の飛散が終わる5月・6月頃がおすすめ!
舌下免疫療法は、花粉症の原因物質(アレルゲン)を少量ずつ摂取する治療方法です。そのため、花粉飛散シーズン(1月~4月頃)に開始してしまうと、花粉症を発症している(アレルゲンに対して体の反応性が過敏になっている)中で、アレルゲンをさらに摂取することとなるため、症状が悪化する可能性があります。
また、治療を開始してから効果が出るのに時間がかかるため、できるだけ早めのスタートをおすすめします。そのため、花粉の飛散シーズンが終わる、5月末頃から6月の開始がベストタイミングです。遅くとも12月までであれば、治療を開始できるため、関心がある場合は、早めの医療機関への相談がおすすめです。
■治療がおすすめな人
下記にあてはまる人は、舌下免疫療法を検討してみてください。
- 花粉を気にせず日々を過ごしたい方
- 花粉症のお薬を服薬していても症状が辛い方
- 花粉症薬を服薬すると副作用で眠くなっていまい、仕事・家事・学業に支障がでている方
- 花粉飛散シーズンの服薬の量を減らしたい方
- 将来妊娠を希望していて、妊娠・授乳時には花粉症薬を服薬したくない方
花粉症においては、症状を緩和するための対処療法的な治療が一般的ではありますが、「舌下免疫療法」も花粉症治療の選択肢のひとつとして知っていただきたいと思います。治療を検討されている方は、まずは医師に相談してみてください。
クリニックフォアの「オンライン花粉症・舌下免疫(保険診療)」について
「舌下免疫療法」は、治療の適応可否を確認するためのアレルギー検査(血液検査)と、検査結果を踏まえた初回のお薬の処方は対面診療での受診が必須です。(経過が安定している継続処方の方のみ、オンライン診療への切り替えが可能です)
クリニックフォアでは、対面・オンライン診療どちらも展開しているため、初診及び、初回のお薬の処方は対面のクリニックで受診いただき、継続処方においてはスムーズにオンライン診療への切り替えが可能です。
また、他院で舌下免疫療法の受診経験がある方も、継続処方の場合オンライン診療の受診が可能です。
クリニックフォアのオンライン診療は、自宅など好きな場所から受診ができ、お薬をご自宅のポストに配送します。さらに保険診療で受けられることも特長です。
忙しくて対面診療の医療機関が受診できない時も、安心してご利用いただけます。
<対面診療の特長>
- すべてのクリニックで医療DXを推進し、待ち時間を削減、予約の取りやすさを実現
<オンライン診療の特長>
- 自宅や好きな場所から診察が受けられる
- 保険診療による受診が可能
- お薬は最短翌日に自宅に届く(※)
- 院内処方でお薬が届くので、薬局に行く必要なし
※「オンライン花粉症診療」を提供する診療科目の正式名称は、「オンライン花粉症・舌下免疫(保険診療)」となります。
※発送日は決済完了時間により前後します。北海道、九州、沖縄、その他離島に関しましては、発送からお届けまで最短2日必要となります。
【クリニックフォアについて】
ちょっと調子が悪いと思った時、すぐに予約して時間どおりに診てもらえること。いつも通る道にあって、信頼できるかかりつけ医として定期的に通いやすいこと。クリニックフォアは、みなさんの健康と時間を何より大切にし、プライマリ・ケアを実践するクリニックです。
現在、田町・新橋・飯田橋・有楽町・大手町・四谷・大宮・池袋・渋谷・心斎橋・亀戸の11ヶ所(2024年1月時点)に開設。最寄りのクリニックで受診いただけるほか、お持ちのスマートフォンなどを用いてオンラインでも受診いただけます。
<診療時間>
対面診療:平日は21時(1)まで、土日も診療を行っています。
オンライン診療:平日は7~24時まで(2)、土日も診療を行っています。
(*1)一部、院によって異なります
(*2)診療時間は、土日祝日をはじめ日によって異なる場合がございます