
高山病(予防薬)のポイント
予防薬の内服が推奨される方
登山に限らず高地(メキシコシティや南米主要都市、チベットなど)に渡航される方
当院処方の高山病予防薬(ダイアモックス)の特徴
通常24~48時間かかる高所順応を早める(12~24時間に短縮する)効果を期待できます。
価格
高山病予防薬として処方する場合、自費診療扱いになります。当院では、高山病予防セット(ダイアモックス、頭痛鎮痛薬、吐き気止め)として、3,500円/1セット(別途、診察料)で処方しております。
どこへ渡航する時に高山病予防薬が必要でしょうか?
高山病は、登山に限らず高地に渡航される際には、登山の経験の有無に限らず発症する可能性があります。チベットや南米では、標高3,000〜4,000mの高地にある都市(ラサ(チベット) = 3,810 m、クスコ(ペルー)= 3,326 m、ラパス(ボリビア)= 3,660 mなど)へ、飛行機で直接行くことがあります。特にこのような場合では、突然の変化に身体が高地に十分に慣れることができず、高山病になるリスクが高いため、注意が必要です。
高山病とは、高度2500m以上(70歳以上の高齢者は高度2000m以上)でのトラブルの総称です。高度が上がると空気中の酸素濃度は下がります。そのため2,000m以上の高所に行くと血液中の酸素濃度が下がり、身体に影響がでます。高所で酸素が欠乏する結果、身体に以下のような様々な症状が出ます。
食欲不振、吐き気、吐くなどの消化器の症状
・疲労感、脱力感
・めまい、ふらつき
・眠れない、息苦しい、目が何度も覚めるといった睡眠の異常
高山病は、重症化すると、死に至ることもあります。従って、年齢や体力、経験を過信することなく、渡航先において高山病のリスクの有無を確認の上、適切に高山病を予防することが重要です。
当院では、高山病の予防法の一つとして、高山病予防薬を処方しております。
当院処方の高山病予防薬
商品名:ダイアモックス錠250㎎
ダイアモックスの特徴
通常24~48時間かかる高所順応を早める(12~24時間に
短縮する)効果を期待できます。
ダイアモックスの内服方法
高地に到着する前日から、到着後3日後までの4日間内服。
ダイアモックスは1錠が250mgですが、これを1回125mg(0.5錠)で1日2回朝夕に内服。4日間以上滞在する場合でも、徐々に体が順応し、予防の内服を止めた後でも症状は出現しにくくなります。

副作用
手足にしびれを感じることがあります。ただし、このしびれは次第に改善されることがほとんどです。

高山病になってしまったら…
予防薬としてダイアモックスを服用しても高山病を発症してしまった場合、ダイアモックスを治療薬として用います。治療薬として服用するときは、予防の倍量となり、1回1錠(250mg)を1日2回服用します。頭痛薬と併用してもかまいません。それでも症状の改善が見られない場合、重い症状が現れている場合には、直ちに下山の判断をおすすめします。
価格
高山病予防薬として処方する場合、自費診療扱いになります。当院では、以下の内容を高山病予防セットとして、3,500円(税込3,850円)/1セット(別途、診察料)で処方しております。
高山病予防セット
- ダイアモックス250mg 4日分
- 頭痛鎮痛薬 ロキソニン60mg 10回分
- 吐き気止め プリンペラン5mg 5回分
その他のQ&A
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