ポリオのポイント
接種が必要な方
南・西アジア、東・中央・西アフリカ、オセアニアなどに渡航する場合には、小児期の定期予防接種を完了していても、渡航前に追加の予防接種を行うことをお勧めします。
1975年から1977年生まれの人は、免疫が低いことが分かっていますので、渡航先が流行国でなくても、渡航前の追加接種を検討してください。
小児期に、2回の経口(飲み薬)生ワクチンもしくは4回の不活化ワクチン注射が完了している方の場合、ワクチンの追加接種は1回で完了です。定期接種が完了していない場合の対応は、お問い合わせください。
・1種類の国産ワクチンをご用意しています。
価格
国産ポリオワクチン 10,000円(税込11,000円)/本+診察料
どこへ渡航する時にポリオワクチン接種が必要でしょうか?
アフガニスタン、パキスタン、シリア、ナイジェリア、モザンビーク、ニジェール、コンゴ民主共和国、パプアニューギニアでは現在もポリオ患者が発生しているため、南・西アジア、東・中央・西アフリカ、オセアニアなどに渡航する場合には、小児期のポリオの定期予防接種を完了していても、渡航前に追加の予防接種を行うことをお勧めします。
1975年(昭和50年)から1977年(昭和52年)生まれの人は、小児期のポリオに対する予防接種を完了していても、免疫が低いことが分かっていますので、海外に渡航する場合は、渡航先が流行国でなくても、渡航前の追加接種を検討してください。
ポリオの感染経路と症状は?
ポリオはポリオウイルスによって、急性の麻痺が起こる病気です。急性灰白髄炎・小児麻痺と呼ばれることもあります。ポリオ患者の便中に排泄されたポリオウイルスが、汚染された水や食べ物を介して人の口の中に入り、腸の中で増殖することで感染します。成人が感染することもありますが、乳幼児がかかることが多い病気です。
ポリオウイルスに感染しても、ほとんどの場合病気としての明らかな症状は現れませんが、感染した約5%の人に、発熱、頭痛、咽頭痛、悪心、嘔吐などの風邪様症状が生じます。
感染者の0.1〜2%で、6〜20日の潜伏期の後、筋肉痛、筋攣縮などの前駆症状が1〜10日続いた後、四肢の(下肢に起こることが多い)麻痺が出現します。嚥下、発語、呼吸障害が合併することもあります。多くの場合麻痺は完全に回復しますが、麻痺や筋力低下が残る場合もあります。
死亡率は小児では2〜5%ですが、成人では15〜30%と高くなり、特に妊婦では重症になる 傾向があります。
接種可能なポリオワクチンの種類と価格は?
クリニックフォアグループでは1種類の国産ポリオワクチンをご用意しています。
*:別途、カウンセリング料が必要になります。また上記は税抜価格です。
価格については、国産ポリオワクチン 10,000円(税込11,000円)/本となります。
他のワクチンと一緒に接種できますでしょうか?
他のワクチンと同時に接種可能です(ご希望の方はスタッフにお申し付けください)
※コロナワクチンと一緒に接種する場合は前後2週間空ける必要があります。
渡航までに、何回接種する必要がありますか?どれくらいの期間が必要ですか?
ポリオは小児の定期予防接種項目の一つで、不活化ワクチンを生後3か月から12か月に3回(初回接種)、初回接種から12か月から18か月後に1回(追加接種)皮下注射することが定められています。2012年(平成24年)9月以前は経口(飲み薬)生ワクチンの2回接種でした。
これまでに4回の不活化ポリオワクチンの接種を行なっている方、もしくは2回の生ポリオワクチンの接種を行なっている方(ポリオに対する基礎免疫獲得済みの方)の場合、ワクチン接種は1回で完了です。小児期のポリオの定期接種が完了していない方は、対応についてお問い合わせください。
接種証明書は発行していただけますか?
ご希望の方には、接種記録カードを無料で発行しております。
必要があれば、英文での接種証明書(INTERNATIONAL CERTIFICATE OF VACCINATION OR PROPHYLAXIS)を発行します(有料)
カード払い、あるいは、請求書払いは可能でしょうか?
クリニックフォアグループでは、保険診療・自費診療含め、全てのお支払いにクレジットカード、iD/QuickPay, 交通系IC(Suica/Pasmo)、QRコード決済(Paypay、LinePay)等をご使用いただけます。
また、まとまった人数での接種が必要な場合、企業単位でのご請求書での支払いも承ります。
企業のご担当者様より、contact@clinicfor.lifeまでご連絡ください。