2020.03.24

低用量ピルを飲み続けると妊娠に影響する?低用量ピルと妊娠の関係について 、医師が解説します。

低用量ピルは、避妊だけでなく、PMS、ニキビ、生理痛、生理不順、子宮内膜症の改善といった女性の悩み・症状に対して嬉しい効果が期待できますが、服用したいと考えている方が最も懸念することは将来の妊娠への影響ではないでしょうか?
ここでは、低用量ピルを服用することによる将来の妊娠への影響について、詳しくご紹介します。

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ピルの服用によって将来の妊娠や女性ホルモンに影響はないの?

近年の研究によって、低用量ピルの内服を中止しても妊孕性へ影響しないということが分かっています。低用量ピルの内服を中止してからどのくらいで妊娠したかを研究したデータでは、妊娠希望の女性が低用量ピルの内服を中止して最初の1周期目で妊娠が成立した方は21.1%、3周期目で45.7%、1年後で79.4%、2 年後で88.3%の方に妊娠が認められています。この割合は、低用量ピルを内服したことのない女性の妊娠率と変わりません。

また、低用量ピルの服用期間によっても妊娠率に差はなく、長く低用量ピルを内服している方の妊娠率が著しく悪いということもありません。
このように、低用量ピルの内服の有無は、将来の妊娠の可能性へ影響を及ぼさないということが分かっています。

また、女性ホルモンへの影響を懸念される方もいらっしゃるかもしれません。低用量ピルは更年期の治療にも使用されることもあり、ホルモンバランスを安定させる効果が期待できます。低用量ピルを内服し始めた直後はホルモンバランスによって諸症状に見舞われることはありますが、低用量ピルの内服を継続あるいは中止したことによって女性ホルモンのバランスが大幅に乱れるということは考えにくいといわれています。

また、低用量ピルを服用することで生理前の眠気を防ぐだけだけでなく、生理周期をぴったり整えたり、生理痛を和らげるなど様々な効果が期待できます。

低用量ピルの服用をやめて何日後から妊娠できるの?

低用量ピルは、内服を中止後に、月経、いわゆる消退出血を確認すればそこからは通常のサイクルと同様になり、妊娠が可能となります。妊娠がいつから可能になるかというのは個体差があるため、ばらつきがあるといわれています。ですが、ほとんどの方が低用量ピルの服用を中止してから3ヶ月以内で妊娠したという結果が出ています。この理由には排卵が関係しています。
低用量ピルの内服を中止してから約90%の方が約3ヶ月以内に排卵が再開されており、これが、低用量ピルを飲むのをやめてからの妊娠率と関係しているとされています。

もしも、低用量ピルの内服をやめてから生理が来ないという場合には、妊娠の可能性も視野に入れて検査をされることをおすすめします。

クリニックフォアでは初診から全国どなたでもオンライン診療で低用量ピルの処方を行なっています。事前問診3分、診療3分のみで完了し、薬は最短当日発送いたします。

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妊娠しているかの検査方法は?

1つは、妊娠検査薬をドラックストアで購入して検査をするという方法です。妊娠検査薬に尿をかけ、数分待つことで妊娠しているかどうかが確認できます。手軽に確認ができるというメリットがある検査です。

もう1つは、病院で検査を受けるという方法です。病院で妊娠の可能性があるということを伝えると、上記と同様に尿をかけて行う妊娠検査薬を使用して妊娠の有無を調べることができます。
また、気づいたときに週数が進んでいるという場合には、超音波検査や内診などの検査も追加され、妊娠の有無や妊娠していた場合の胎児の状態まで調べることができます。妊娠が確実であった場合には、諸検査も一緒に受けることができますし、今後についての相談をしたり情報を収集することができます。

低用量ピルは不妊症の治療になるの?

低用量ピルはホルモンバランスを整える効果が期待できますが、不妊症の治療への効果はないといわれています。そのため、低用量ピルを内服したからといって妊娠の確率が上がるということではありません。ですが、前述したように妊娠する確率が下がるということもありません。

ただし、月経困難症や子宮内膜症など元々の疾患によって妊娠できる確率が低かったという方においては、低用量ピルを内服することでこれらの病気が改善する効果が期待できるので、妊娠する確率も低用量ピルを服用しなかった場合と比較して上がると考えられています

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妊娠中にも服用できるの?

妊娠中でも低用量ピルの服用を続けられるのかという質問がよくありますが、妊娠中の低用量ピルの内服はお勧めできません妊娠しているか分が分からずに、妊娠中に低用量ピルを内服し続けてしまったという場合においても胎児の催奇性の報告は今のところ上がっていませんが、低用量ピルの臨床試験、いわゆる安全性を担保するための試験は妊娠中の女性では行われておらず、妊娠中の服用による安全性が確立されていないため、ただちに服用を中止されるべきでしょう。妊娠中絶手術をされた方においては、手術後36時間から内服することが可能であると考えられています。

また授乳中の方も、母乳の量的、質的低下が起こることや、母乳中に低用量ピルの成分が移行することが報告されており、安全性における試験もなされていないため、服用をしない方がよいといわれています。

監修:クリニックフォアグループ医師

公開日:5月21日