2020.11.13

抗インフルエンザ薬の予防投与について、医師が解説します。

インフルエンザになる前に、抗インフルエンザ薬を予防的に飲むことで「インフルエンザへの発症を防ぐことができる」ということをご存知でしょうか?

実は、抗インフルエンザ薬は、厚生労働省からも、予防的に内服することが効果効能として認められています。

ここでは、抗インフルエンザ薬の予防的内服について、詳しく解説させていただきます。

抗インフルエンザ薬の予防的内服ってなに?どのようなときに使えるの?

抗インフルエンザ薬の予防的内服とは言葉の通り、インフルエンザに罹っていない方が、インフルエンザを発症しないように(予防目的で)、抗インフルエンザ薬を飲むことを言います。

抗インフルエンザ薬の予防的内服は、あくまで「予防」目的であり、治療ではないため、保険を使うことはできません。基本的には全て、自己負担での自費診療で処方されるお薬となります。

自費での処方の場合、医師が診察を行い、アレルギーや既往歴を確認、問題なければ処方させていただくことは可能です。

例えば、

・家族あるいは同僚がインフルエンザと診断されてしまった。まだ症状はないが、インフルエンザの発症はしたくない

・受験や大事な会議など、どうしても重要なイベントが有り、インフルエンザに感染して欠席するわけに行かない

・ご高齢のご家族と同居されており、感染すると命の危険性もあるので、自分がインフルエンザをうつすわけに行かない

というようなご事情で処方をご希望されるケースがあります

上記のように、抗インフルエンザ薬の予防的内服では、お薬を飲まれたご本人がインフルエンザに感染しない効果と同時に、他の人への感染拡大を予防するという効果も期待できます。

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インフル予防内服薬のオンライン診療について

どんな薬を使うの?何個処方してもらえますか?

インフルエンザの薬剤として承認されている、例えば、タミフル・イナビル・ゾフルーザというお薬を内服することでインフルエンザの感染を予防します。

これらのお薬は、インフルエンザの治療薬であると同時に、予防効果もあるということが証明されており、厚生労働省より予防投与の承認も受けています。

タミフル(後発品含む):

 ・内服のお薬です

 ・成人は1回75mgを1日1回服用します。

 ・子供の場合、A) 13歳以上、B) 13歳未満でも37.5kg以上、のどちらかに当てはまる場合、成人同様に、1回75mgを1日1回服用します。

・13歳未満の子どもについてはドライシロップ3%のものを体重1Kgあたり2mgで1日1回服用します。新生児や1歳未満の乳児に対する予防投与を行うことは原則としてできません。

 ・予防投与の場合、10日間内服を継続し、内服期間中のインフルエンザの発症を予防します

イナビル:

 ・吸入のお薬です

 ・10歳以上の方が使用することができます

 (10歳未満の子どもでも、使用可能ですが、その場合は吸入薬がうまく使用できるようになる5歳以上からが望ましいです)

 ・お薬を最初に吸入します。この一回の吸入で、その後、10日間のインフルエンザの発症を予防します

 ・10歳以上の方は2キット、10歳未満の方は1キットを使用します。

ゾフルーザ: 

 ・内服のお薬です

 ・12歳以上が内服することができます

 ・お薬を最初に内服します。この一回の内服で、その後、10日間のインフルエンザの発症を予防します

 ・体重80kg以上の人は、倍量内服が必要になります(その分費用もかかります。ご注意ください)

自費診療ですので、ご自身に必要な回数分をお伝えいただければ(例:3回分欲しい)、常識の範囲内で処方致します。

無診察処方となり医師法違反になりますので、ご家族の分を処方させていただくことはできません。申し訳有りませんが、ご本人の診察をさせていただくことが必須になります。

子供は使えないの?年齢に条件はありますか?

子どもであっても抗インフルエンザ薬の予防投与を受けることが可能です。お薬の種類によって年齢に条件が出てきます。

最も低年齢で利用できるお薬はタミフルで、1歳から予防として服用することができます。その次にイナビルが5歳以上から使用できます。

ゾフルーザについては、現在のところ12歳以下の子どもへの予防投与をすることができません。

もしかしたらうつったかもしれない!というときに、いつまでに飲む必要がありますか?

インフルエンザ感染者と濃厚接触をし、もしかしたら自分もインフルエンザがうつったかもしれないという場合には、インフルエンザの方と接触後2日以内に抗インフルエンザ薬の予防投与を開始してください。

現在のところ2日以上たってから抗インフルエンザ薬を予防投与をした場合に、効果があるかどうかという正確なデータが得られていません。

いくらしますか?

クリニックフォアグループでは、オンライン診療で抗インフルエンザ薬を処方させていただくことも可能です。

抗インフルエンザ薬の処方については、以下の価格にて処方させていただいております。

大変申し訳有りませんが、タミフルドライシロップ等の小児向け薬剤は取り扱いがありません。

ご了承ください。

タミフル後発品: 10錠(10日分) 7,500円

イナビル:   2キット(1回分) 9,500円

ゾフルーザ: 

 80kg未満の方 2錠(1回分)  10,500円

 80kg以上の方 4錠(1回分) 17,500円

保険で処方してもらうことはできないの?

健康保険は、基本的には病気になった人の「治療」が給付対象であり、「予防」では使用することができません。

抗インフルエンザ薬の予防的内服もそのため、基本的には保険診療の対象では有りません。

また、保険診療のオンライン診療は、厚生労働省のガイドラインに基づき、クリニックへ30分以内に来院いただける程度の距離にいらっしゃる方に限り、ご活用いただけます。

ご了承頂くようお願い致します。

まとめ

抗インフルエンザ薬は、治療だけではなく、予防効果もあるということをご説明させていただきました。

クリニックフォアグループでは、オンライン診療で処方させていただくことも可能です。

こちらよりオンライン診療をお申し込みください。

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