高血圧で病院に行く目安とは
そもそも血圧の正常値とは?
血圧の正常値は、上が120mmHg未満かつ下が80mmHg未満と定義されています。(家庭で測る場合は115mmHg未満かつ75mmHg未満)
この範囲内であれば正常なので、病院に行く必要はありません。
なお、血圧の数値による分類は以下のようになっています。
診察室血圧(診察室で測る場合) | 家庭血圧(家庭で測る場合) | |||||
上 | 下 | 上 | 下 | |||
正常血圧 | 120mmHg未満 | かつ | 80mmHg未満 | 115mmHg未満 | かつ | 75mmHg未満 |
正常高値血圧 | 120~129mmHg | かつ | 80mmHg未満 | 115~124mmHg | かつ | 75mmHg未満 |
高値血圧 | 130~139mmHg | または(かつ) | 80~89mmHg | 125~134mmHg | または(かつ) | 75~84mmHg |
I度高血圧 | 140~159mmHg | または(かつ) | 90~99mmHg | 135~144mmHg | または(かつ) | 85~89mmHg |
II度高血圧 | 160~179mmHg | または(かつ) | 100~109mmHg | 145~159mmHg | または(かつ) | 90~99mmHg |
III度高血圧 | 180mmHg以上 | または(かつ) | 110mmHg以上 | 160mmHg以上 | または(かつ) | 100mmHg以上 |
135/85mmHg以上なら病院へ
繰り返し測定し、最高血圧(上)が140mmHg以上、または最低血圧(下)が90mmHg以上であれば、高血圧と定義されています。
しかし、これは診察室で測る場合の血圧で、家庭で測る場合は基準が少し低くなり、上が135mmHg以上、下が85mmHg以上で高血圧と判断できます。そのため、家庭で測定し、この血圧を超えたら早めに病院に行きましょう。
また、健康診断で高血圧を指摘された場合も、早めに受診して適切な治療を受ける必要があります。
115/75mmHg以上の場合も注意
家庭血圧が115/75mmHg以上の場合も、一度受診するとよいでしょう。正常血圧(診察室血圧:上120mmHg未満かつ下80mmHg未満 家庭血圧:115mmHg未満かつ75mmHg未満)よりも高い場合は、将来的に高血圧になりやすいとされているためです。
正常高値血圧(診察室血圧:上120~129mmHgかつ下80mmHg未満 家庭血圧:115~124mmHgかつ75mmHg未満)よりも高くなると、心臓や脳で命にかかわる病気が発生するリスクが上がるともいわれています。
症状の有無は関係なし
高血圧でも自覚症状がないことが多いです。そのため、症状がないからといって安心せず、数値を目安にしましょう。
なお、高血圧によって頭痛やめまいを感じる人もいるため、このような症状があればすぐに受診をしてください。症状がある場合は、すでに重度の高血圧になっていたり、合併症などを発症していたりする可能性があるためです。
年に1度は定期健診を受ける
高血圧は、自覚症状が少なく気づきにくい病気です。そのため、年に1度は健康診断を受けて、血圧の状態をチェックすることが大事です。
高血圧はどこの病院に行けばいいの?
内科や循環器内科に行く
高血圧は、内科や循環器内科が診る領域です。ただし、無理して新たな病院を探す必要はなく、まずは、普段風邪をひいたときなどに行くようなかかりつけの内科を受診すれば問題ありません。
専門医がいるクリニックを選ぶ
一口に内科の医師といってもさまざまな専門分野があるため、高血圧に特化した専門医がいるクリニックならより安心できるでしょう。
高血圧に関連する専門医として、高血圧専門医や、循環器専門医などがいます。専門医になるには、数年にわたって研修を受けたり、研究や症例の報告を行ったりする必要があるため、信頼度は高いでしょう。
クリニックフォアでは、循環器専門医による循環器専門外来や、高血圧外来を設置しているため、受診をご検討ください。
高血圧治療ではどのようなことをするの?
高血圧の治療では、まず食事療法、運動療法をはじめとする生活習慣の改善によって血圧を下げることを目指します。それでは不十分な場合はお薬が処方されることもあります。
生活習慣の改善では、以下のようなことを行います。
- 塩分摂取制限をする
- お酒を飲みすぎない
- 適度に運動する
- 肥満の場合は減量に取り組む
- 十分な休息と睡眠をとり、ストレスを解消する
- 禁煙する
高血圧治療はクリニックフォアのオンライン診療で
クリニックフォアでは、オンライン高血圧外来を行なっております
スマホやPCを使い、自宅にいながら診察を受けることが可能です。
血圧の高い患者様に対してお薬の処方を行っており、お薬の継続使用が必要な場合も定期的にフォローアップのうえ、お薬を処方しております。オンラインでの診察、お薬も配送するため、通院する手間が省けるため、忙しい方でも受診・治療がしやすくなっています。高血圧が気になる方は、まずご予約ください。
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