ピルの副作用で腹痛が生じることはある?腹痛の原因と対処法を医師が解説します。

ピルとは、少量の女性ホルモンが配合された薬で、生理痛の改善や避妊などを目的に飲むものです。しかし、ピルを飲んで腹痛を感じる方もいるようです。そこで、この記事では、ピルの副作用で腹痛が生じることがあるのかや、腹痛が起こった場合に考えられる原因や対処法などについて解説します。


ピルの副作用で腹痛が生じることはある?

ピルの副作用で腹痛が起きることがあります。日本で行われた臨床試験では、0.1~1.5%の頻度で腹痛が起きたという結果も報告されています。

そのほかにも、胸のはりや痛み、吐き気、頭痛、不正出血などの副作用が現れることがありますが、これらの副作用は飲み始めに起こることが多いです。しばらく服用を続けると体が慣れて改善されることがほとんどなので、可能であればしばらく様子を見てもよいでしょう。

何らかの病気が原因となっている可能性もある

婦人科系疾患によってピルでも抑えられないような腹痛が生じている可能性もあります。例えば子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症などがあると、強い生理痛や、生理時以外の腹痛、下腹部痛が生じることがあります。

そのため、ピルを服用しているにも関わらず痛みが強い、痛みがずっと続いているといった場合は、婦人科の受診や、ピルの処方を受けている医療機関に相談しましょう。

血栓症が生じている可能性もある

ピルの副作用として、血栓症のリスクが高まるというものがあります。血栓症とは血管の中に血栓(血の塊)ができ、血管がつまる病気です。血栓ができる場所によって症状が異なりますが、場合によっては激しい腹痛が起きることがあります。

ただ、ピルによって血栓症のリスクが高まるとはいえ、その発症数は年間で1万人中3~9人程度とされています。そのため、実際に発症することはかなり稀なので、過度な心配は不要です。

また、血栓症は服用開始から3ヶ月以内に起きやすいため、半年以上服用を続けられている場合は、血栓症の心配はあまりないといえるでしょう。

もし血栓症を発症してしまった場合は、薬や手術などによる治療が必要となる場合もあるため、気になる症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。

ピル服用中に腹痛が起きた時の対処法

ピルの服用中に腹痛が起きた場合は、しばらく様子を見るか、医療機関の受診やピルの種類変更などの対処を講じるほか、ピルの飲み方にも注意が必要です。詳しく見ていきましょう。

しばらく様子を見る

飲み始めに現れる副作用の場合は、軽い症状であれば3シートほど続ければ解消されることが多いため、しばらく様子を見てもよいでしょう。痛みを感じたらゆっくり休んだり、痛みが強い場合はロキソニンなどの鎮痛剤を飲んだりしましょう。

病院に行く

腹痛の原因が、婦人科系疾患や血栓症の可能性もあります。そのため、痛みが強い、長く続く、他にも気になる症状があるといった場合は、早めに医療機関を受診したり、ピルを処方してくれる医師に相談したりしましょう。

ピルの種類を変えてもらう

3シートほど服用を続けても腹痛が改善されない場合、ピルの種類を変更することで解決する可能性があります。そのため、腹痛が長く続く場合は、ピルの処方をしてくれている医師に相談しましょう。

下痢を伴う場合はピルの飲み方に注意する

ピルを服用してから3時間以内に下痢などをすると、薬の成分が十分に吸収されず、効果が薄れてしまう可能性があります。軟便程度であれば問題ありませんが、服用から3時間以内に下痢をしてしまった場合は、すぐに追加で1錠服用してください。

また、下痢が続いている場合は、下痢が治まってから最低7日間は別の避妊法も併用しましょう。

ピルで腹痛が改善されることも多い

ピルを服用すると、たいていはピル服用前に比べて生理時の腹痛が改善されます。そのため、生理痛改善目的で処方されることもあります。

また、子宮内膜症の場合は、生理の時でなくても下腹部痛や腰痛が生じることがあり、これらについてもある程度ピルで改善が期待できるため、子宮内膜症の改善目的で処方されることもあります。

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参考文献

https://www.jsog.or.jp/news/pdf/CQ30-31.pdf

http://jsognh.jp/common/files/society/guide_line.pdf

http://www.jsth.org/wordpress/wp-content/uploads/2015/05/%E8%A1%80%E6%A0%93%E7%97%87%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF.pdf

https://js-phlebology.jp/wp/wp-content/uploads/2019/03/JCS2017_ito_h.pdf