2020.11.08

トレチノインの効果と副作用、正しい使い方について皮膚科医が解説!

シミ等の治療に使われる代表的なお薬にトレチノインがあります。トレチノインとはどういったお薬なのかについて詳しく解説していきます。

また、正しい使用方法や副作用についてもご紹介しますので、現在トレチノインを使われている方、これから使おうと考えている方は是非参考にしてみてください。

トレチノインなに?

トレチノインはオールトランスレチノイン酸ともいい、ビタミンAであるレチノールの誘導体です。その活性は、ビタミンAの約50~100倍ともいわれています。トレチノインはアメリカでは古くからニキビの治療薬として用いられているものの、日本ではまだ治療薬として認可されてはいません。

近年、市販の化粧水などにトレチノインを含有していると表記しているものが多数販売されていますが、市販で売られている化粧水などに含まれているトレチノイン含有のものは医療機関などで使用するトレチノインの約100分の1の生理作用しかないため、保湿クリームという位置づけとなっています。そのため、トレチノインの効果を期待して市販薬でトレチノインが含有されている商品を使用することはおすすめできません

トレチノインの効果とは?

トレチノインはもともと海外ではニキビの治療や抗老化の治療として用いられていました。トレチノインを塗布することで、皮脂腺の働きを抑えることで皮脂の分泌を抑えたり、角質をはがしたりします。

このニキビ治療に対する効果に加えてシワの改善効果も期待できます。真皮内でコラーゲンやエラスチンの分泌を高めてくれるので、長期的にみていくと、皮膚にハリが生まれたり、小じわを改善したりといった効果が期待できます。これに加えて表皮の角化細胞を増殖させて表皮を厚くすることで、表皮内でのヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高めてくれるので、皮膚に潤いとハリをもたらす効果が期待できます。

また、シミに対しても高い効果が期待でき、表皮角化細胞の増殖促進およびそれに伴う表皮のターンオーバーが起こることによって脱色素効果が得られ、シミを薄くしてくれることが分かっています。通常皮膚がターンオーバーをするまで約4週間ほどかかるのですがトレチノインを使用することで約2週間で表皮が置き換えられるように働いてくれます。

実はトレチノインの生理作用のメカニズムにはまだ不明の点が多く残されているのが現状です。しかし、トレチノインを昔から使用している国や医療機関、研究によって上記の効果は証明されており、皮膚科での治療にも用いられているのです。

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トレチノインの副作用とは?

トレチノインを使用することによって起こると考えられている副作用はトレチノインを塗布した部分の発赤や落屑(皮膚がポロポロと剥がれ落ちてくること)、熱感で、だいたいトレチノインを使用し始めてから1~3日でこれらの症状が見られるようになります。特に口の周りや目の周りを治療される場合にはこの症状が著名にみられることがあります。

トレチノインは私たちの体内でも血液中にごく微量流れているものです。そのため、抗原抗体反応やアレルギー反応を引き起こす可能性はほぼありません。ですので、これらの症状はアレルギーではなくトレチノインが古い細胞を落として新しい表皮に生まれ変わらせるために起こしていることと考えてください。

ポロポロと剥けている皮膚は角質ですので、これらがすべて落ちきるとさらにお薬の吸収力がアップします。そうするとさらに皮膚の赤みや熱感を自覚するようになる方もいらっしゃいます。ほとんどの場合が一過性で、日にちがある程度たつと症状が出てこなくなりますし、人によってはこの症状が全く出てこないという方もいらっしゃいます。特にTゾーンに塗布される方は、この症状が見られないという方が多い傾向にあります。ですが、もしも症状がひどいという場合には一度トレチノインを処方された医療機関へ相談することをおすすめします。

また、シミなど皮膚科の領域以外でトレチノインを使用するという場合にはトレチノインを内服することがあり、内服でトレチノインを使用した場合には、胎児の催奇性を起こす可能性があるとしています。しかし、外用薬の場合は投与量、吸収率などから考慮すると内服薬の数千分の一程度であるため、胎児の催奇性が起こる可能性はほとんどないと考えらえており、アメリカでも外用薬を使用したことによって胎児の催奇性が起こることはあり得ないと結論付けています。しかし、医療機関によっては念のため、妊娠中の女性あるいは、妊娠を考えている女性にはトレチノインを処方しないというところもあるので、こちらについても医師とよくご相談ください。

トレチノインの正しい使い方とは?

トレチノインを使用する前にまずは洗顔をして、化粧水で肌を整えます。その後、トレチノインを塗布します。塗布する量や回数はシミの濃さ等によって医師が判断しますので、医師の指示に従いましょう。塗る量はごく少量でかまいませんが、シミをはみ出さずになるべくシミの上だけに塗るようにしてください。

トレチノインは冷蔵庫で保管してください。また、分解が非常に速いお薬ですので、毎月新しいお薬を処方してもらうようにしましょう。

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トレチノインのオンライン診療について

公開日:11月7日

監修:クリニックフォアグループ医師

参考文献

https://www.jichi.ac.jp/keisei/tre-hq/index.html

http://www.jichi.ac.jp/keisei/content/PDF/shimi201808new.pdf

https://www.jichi.ac.jp/keisei/tre-hq/tre_kotu.html

https://www.jichi.ac.jp/keisei/tre-hq/tre_shimi.html

http://www.cosmetic-medicine.jp/list/tretinoin.html