皮むけや赤みでお肌がボロボロ？ゼオスキンのセラピューティック治療で起こる副反応について医師が解説をします

近年、注目を浴びているスキンケアブランドの「ゼオスキンヘルス（ZO SKIN HEALTH）」。

肌が綺麗になるという評判とともに、肌に赤みや皮むけが生じてボロボロになった症例写真や、「数ヶ月のダウンタイムに苦労した」といった感想を目にしたこともあるのではないでしょうか。

そこで本記事では、ゼオスキンの代名詞でもあるセラピューティック治療を行った際、何故皮むけや赤みなどの副反応が起こるのかを解説します。

ゼオスキンを使うと皮むけする理由

実はゼオスキンのセラピューティックプログラムをはじめた際に起こる皮むけは、ゼオスキン製品による作用とは限りません。

セラピューティックプログラムと呼ばれるゼオスキンの治療法では、処方薬のトレチノインというビタミンAの外用薬を用います。そして、そのトレチノインが皮むけを引き起こしている場合がほとんどです。

トレチノインはターンオーバーを促進させ古い角質を排出する

トレチノインはビタミンA外用薬で、肌のターンオーバーを促進させる作用を持ちます。そのためシミが薄くなったり、毛穴の開きが改善されたりと、さまざまな効果が期待できるのです。

しかしターンオーバーの促進と共に肌細胞の生成が早まるため、古い角質はどんどん剥がれていきます。そのため皮むけが生じます。

多くの場合、皮むけをすると肌のバリア機能が低下し、直接的な刺激をうけやすくなるため、赤みや痒みなどが生じやすくなります。

またこの時期のお肌はより一層丁寧に扱う必要があります。ボロボロと剥ける皮が気になって無理に剥がしたり、かゆみで肌を掻きむしると傷跡が色素沈着してしまい、跡が残る可能性もありますので、注意しましょう。

ミラミンやミラミックスによっても多少皮むけはする

先に述べたとおり、皮むけなどの副反応は主にトレチノインが引き起こしている場合が多いです。

しかしセラピューティックプログラムに使用するミラミンやミラミックスにおいても、グリコール酸という成分の影響によって、多少の皮むけは発生する場合があります。皮むけの度合いはその人の肌質によっても異なります。一般的に皮脂分泌が多い方は剥けにくいとされています。また、体質的に皮むけが強く起きる方、全く起きない方もいらっしゃるため、不安に感じた時は、医師に相談するようにしましょう。

ゼオスキンの皮むけや赤みはいつまで続くのか

ゼオスキンのセラピューティックプログラムの場合、使用しはじめてから約2～3週間ほどで皮むけや赤みが起こります。

その後、徐々に反応が落ち着いていき、約8～12週目の頃には皮むけも落ち着いて、肌質の改善を感じられる方がほとんどです。

皮むけしづらい場合もある

皮むけには個人差があり、過去にトレチノインを使用したことがあり、耐性がある方は皮むけが起こり辛いこともあります。また、先述したように皮脂の分泌量が多い方や体質によって剥けにくい方もいらっしゃいます。

皮むけが起きない場合でも、コラーゲンの生成や皮脂の分泌抑制など、一定のお肌への効果は見込むことができます。ただし、皮むけが起きない原因によっては、セラピューティックプログラムの効果が最大限でていない可能性もあるため、医師に相談しましょう。

セラピューティックは時間がかかる？治療にはどのくらいの期間が必要なのか

皮むけや赤みといった反応だけでなく、「どのくらいの期間で効果があるのか」と治療期間も気になるのではないでしょうか。

ゼオスキンのセラピューティックプログラムは約3カ月間の治療プログラムで、治療期間の過程を以下3つの期間に定めています。

• 反応期
• 耐久期
• 完成期

反応期

ゼオスキンのセラピューティックプログラムを開始してから、はじめの4〜6週間の期間は「反応期」と呼ばれています。

反応期はトレチノインの作用によって、ターンオーバーの促進や古い角質の除去、コラーゲン生成が起こり、新しい肌に生まれ変わりはじめます。

そのため、皮むけや赤み、痒みなどが起こりはじめます。開始してから2～3週間目の時期が副反応のピークです。反応期は、セラピューティックプログラムの過程でもっとも肌の変化が起こりやすい期間です。ご自身のお肌がボロボロになってしまう気がして不安になる方がたくさんいらっしゃいますが、肌が生まれ変わる「通過点」ですので、ご安心ください。

耐久期

セラピューティックプログラムを開始してから8～12週目は「耐久期」と呼ばれます。この期間に、肌はトレチノインの耐性がつきはじめ、皮むけや赤みなどの副反応が落ち着いてきます。

また、肌のハリが徐々に見られるようになり、毛穴・小ジワが目立ちにくくなるなど、肌質の改善を実感しはじめる方が増えてくる時期でもあります。

完成期

セラピューティックプログラムを開始してから12週目～16週目は「完成期」と呼ばれます。

この期間になると肌は新しく生まれ変わっており、さまざまな肌トラブルが解消されキメの整った潤った肌に近づいています。

完成期の後は維持期と呼ばれ、引き続きゼオスキンの他のラインナップ化粧品を使用し続けることを推奨しています。

維持期においては基本的にトレチノインの使用を中止したりするなど、使用するアイテムはやや変わりますが、どのようなアイテムを使用するかはカウンセラーや医師の判断に相談の上、決めていくのが良いでしょう。

ゼオスキンの種類と値段

クリニックフォアで取扱いのあるゼオスキンは以下のとおりです。また、記載の通りミラミンは定価が14,080円となります。（2022年1月27日現在の価格です）

ゼオスキンセットメニュー

ゼオスキン単品

洗顔

化粧水

美容液 – 光老化ケア

美容液 – 透明感ケア

美容液 – エイジングケア

スペシャルケア

日焼け止め

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そのためまずは、どのような組み合わせが合うか是非お気軽にご相談ください。