ハゲの種類・パターンは大きく分けて3つ
ハゲの種類を形で分類すると、大きく以下の3つに分けられます。
- M字ハゲ
- U字ハゲ
- O字ハゲ
それぞれ詳しく解説していきます。
M字ハゲ
M字ハゲは左右の生え際が、剃りこまれたように後退しているハゲの形です。正面から見た時にアルファベットのMの様な形をしている事からM字ハゲと呼ばれています。
U字ハゲ
U字ハゲはM字ハゲが進行したものです。今までは剃り込みのようになっていた部分が頭頂部までに達し、前から見た際にUの字に見えるため、U字ハゲと呼ばれます。
O字ハゲ
O字ハゲは頭頂部が薄くなり、上から見た時にO字のように見える形です。つむじハゲと呼ばれることもあります。
AGAの原因は形によって異なる訳では無い
ここまでハゲの形について説明させて頂きましたが、形によってAGAの原因が異なる訳ではありません。基本的にはヘアサイクルの乱れによって引き起こされるものです。
そして、そのヘアサイクルの乱れはDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが大きく影響しています。
DHTは毛母細胞の活動を弱める
DHTは髪の毛の基となる毛母細胞の活動を弱めます。それにより髪の毛はどんどん細くなっていき、ヘアサイクルの乱れを引き起こし、薄毛へと繋がります。
フィナステリド(商品名:プロペシア)やデュタステリド(商品名:ザガーロ)と呼ばれるAGA治療薬は、このDHTの生成を抑える働きがあります。(厳密には、DHTを生成する酵素である5αリダクターゼの活動を抑制することで、DHTの活性を低下させます。)
円形脱毛症や脂漏性脱毛症の場合は異なる
しかし脱毛症の中でも、円形脱毛症や脂漏性脱毛症などの場合は、DHTが原因ではありません。
円形脱毛症の場合は、毛の抜け方が特徴的なため通常のAGAと区別がつきやすいのですが、脂漏性脱毛症の場合にはハゲ方に特徴が乏しい為、AGAと見分けるのが少々難しい場合もあります。
過剰なフケや頭皮のベタ付きを感じた場合には、脂漏性脱毛症が関連している可能性もあるため、一度医師の診察を受けるようにしましょう。
AGAの進行レベルは7段階に分けられる
AGAの進行レベルはハミルトン・ノーウッド分類と呼ばれる分類法によって、7段階によって分けられます。(厳密には9段階)
各段階の特徴は以下の通りです。
I型 | 生え際から薄毛になりはじめ、M字型になりはじめる。 |
II型 | I型が進行し、よりM字型の切り込みが深くなる。 |
III型 | II型からさらに進行した型。M字型の切り込みがより深くなり、頭頂部も薄毛になり始める。 |
IV型 | III型より生え際が後退。頭頂部にO字の形が見え始める。 |
V型 | IV型がさらに進行。生え際が頭頂部に達しかけ、O字の範囲も拡大する。 |
VI型 | 生え際とO字の箇所が繋がり、側頭部と後頭部にのみ毛が残る。 |
VII型 | VI型が更に進行。側頭部の毛も薄毛が進み始める。 |
引用:healthline
進行が進めば進むほど治療も困難になる
AGAは進行性の疾患です。進行が進めば進むほど、治療も困難になります。元通りに戻る可能性も低くなってしまうといえます。基本的に投薬治療で用いられる薬は変わりませんが、元通りに戻るまで時間がかかる上、減薬できるタイミングも遅くなるため、費用もより高くなります。
またAGAが進行して、毛根が完全に消失した状態になってしまうとAGA治療薬を用いても改善は不可能なため、少しでも早いタイミングで治療を始めることを強くおすすめいたします。
AGAのセルフチェック方法
ご自身かAGAかどうか気になる方は、「【医師監修】AGA(薄毛)のセルフチェック診断全9項目!無料診断も実施中」の記事を参考にセルフチェックをしてみてくださいね。
AGAのよくある質問
最後にAGAに関するよくある質問についてまとめて回答したので、ぜひチェックしてくださいね。
Q. 何もしなくてもハゲの進行は止まることがあるんですか?
A. AGAは進行性の病気のため、止まりません
AGAは進行性の病気のため、完治することはありません。そのため、何もしなければ当然のように薄毛は進行していきます。
Q. 高校生でもAGAになる可能性はありますか?
A. あります。
高校生でもAGAになる可能性はあります。またAGA発症者のうち、約10%は10代の方が発症しているとされています。早期治療が肝心です。クリニックフォアでは15歳の方から治療を受けていただけます。まずは相談してみてくださいね。