レビトラは販売中止になったので今後は流通しなくなる
2021年10月、レビトラの販売中止が公式サイトで発表されました。この発表によると、レビトラの出荷終了時期は、20mgが2022年1月、5mg、10mgが2022年3月とされています。
出荷が終了した後も、医療機関に在庫がある場合は処方が可能ですが、すでに在庫を持っている医療機関はほとんどないと考えられます。クリニックフォアでもすでに在庫がなく、ジェネリック医薬品の処方に切り替わっています。
レビトラの販売が中止された理由
以前から、生産の遅延により供給停止となることが何度かありましたが、今後も生産、入荷のめどが立たず、安定供給が難しいことから、販売中止が決定されました。
そのため、品質に問題があったり、健康被害があったりしたわけではないので、これまでレビトラを使っていた方も心配はいりません。
レビトラの特徴・効果
レビトラは、他のED治療薬と同じく、性的興奮が生じた際に血流を促進し、勃起をサポートする薬です。レビトラは他のED治療薬と比べて、勃起力が最も強く、硬さも出るとされています。さらに、水に溶けやすいという性質上、即効性も最も高く、早いと15分ほどで効果を感じられることがあります。
また、レビトラ錠20mgの効果はバイアグラ錠50mgと同等とされていますが、効果の持続時間は8時間程度で、バイアグラよりも長いです。
レビトラの副作用
どんな薬でも効果の反面副作用があり、レビトラの服用後にほてりや発疹、動悸、頭痛、血圧異常、めまいなどが生じることがあります。特にほてりや頭痛が生じることが多く、10%以上の頻度で生じるとされています。これらは、主にレビトラの血管を広げる作用によるものだと考えられています。
そのほかにも、感覚の異常や鼻づまり、鼻血、背部痛、筋肉痛、かゆみ、口内の乾燥、視覚や目の異常など、さまざまな症状が現れる可能性があります。ただ、いずれも通常は軽度であり、薬の効果がきれるとともに症状も気にならなくなることが一般的です。
一方で、失神やアナフィラキシーショック、心筋梗塞(服薬との因果関係は明らかになっていません)などの重大な症状も報告されているため、強い症状がある場合には早めに受診しましょう。
レビトラを処方してもらう方法
レビトラは販売中止となり、医療機関にももう在庫はないため処方を受けることはできません。クリニックフォアはオンライン診療でレビトラのジェネリック(バルデナフィル)を処方しているので、ご利用をご検討ください。
ネットで購入しない
ネット通販(個人輸入)でもレビトラが販売されていることがあります。しかし、レビトラの正規品は販売中止しているため、偽物や、使用期限が切れたものといった粗悪品である可能性が高いと考えられます。
そもそもネットで薬を購入するということは、海外製品を個人輸入する行為となることが多いので、さまざまなリスクがあります。レビトラとは全く異なる成分が配合されている可能性もあり、健康を害するリスクもあります。
また、レビトラの正規品が生産中止になったことで需要が高まり、偽造品や粗悪品の流通がさらに増える可能性も考えられるため、注意が必要です。薬をネット通販などで個人輸入することについては、厚生労働省からも注意喚起がなされているので避けましょう。
レビトラのジェネリック「バルデナフィル」とは?
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発品(レビトラ)の特許が切れた後に承認を得て製造できるようになる薬です。先発品と成分も効果も同じですが、開発費が削減できるため、先発品よりも安価という特徴があります。
レビトラのジェネリックはバルデナフィルです。2020年に承認された薬であり、効果や副作用のリスクなどはレビトラと同等です。
すでに説明した通り、レビトラは販売中止となっているため、同じような薬がほしい場合はバルデナフィルを選ぶとよいでしょう。