ED治療薬「シアリス」はどんな薬？効果・副作用・飲み方・費用など

シアリスはどんな薬？

シアリスは、日本では2007年に承認されたED治療薬です。日本においては、厚生労働省の認可を受けたED治療薬の中でもっとも最近承認された新しい薬ですが、2013年には、ED治療薬の世界市場シェア42%を占め、シェア1位になっています。

シアリスには5mg錠、10mg錠、20mg錠の3種類があり、それぞれ有効成分（タダラフィル）が5㎎、10mg、20㎎配合されています。クリニックフォアでは10㎎、20㎎を取り扱っています。シアリスは他のED治療薬に比べ、持続時間が長く、副作用の顔のほてりが少ない、食事の影響を受けにくいという特徴があります。

シアリスの国内特許は満了し、現在9社がシアリスのジェネリックとしてタダラフィル錠の製造承認を厚生労働省より取得して製造しています。

シアリスの効果

シアリスは効果の持続時間が約36時間と長いのが特徴です。金曜日の夜に飲めば、日曜日の昼まで効果が期待できるため、「ウィークエンドピル」とも呼ばれています。効果は服用から30～60分で現れ、自然な硬さが得られるとされています。ED治療薬の一つであるレビトラは硬さがかなり得られるとされていますが、レビトラで硬くなりすぎる場合はシアリスだとちょうどよい場合があります。

また、シアリスは血管を広げて血流を増やし、勃起を促す薬です。強制的に血流を良くするわけではなく、神経の興奮に伴って血流が良くなるので、性的興奮や刺激を受けなければ勃起することはありません。性欲増進剤などではないため使い方に注意しましょう。

シアリスの飲み方

1回1錠飲みましょう。性行為をする3時間前の空腹時の服用が推奨されています。シアリスはED薬の中では食事の影響が最も少ないため、食事内容や食事時間（服用時間）をあまり気にしなくてよいとされています。ただし、過度な飲酒は体調悪化や勃起力の低下につながるため控えましょう。なお、適量の飲酒はリラックスができ、勃起にプラスに働くことも多いです。

シアリスの副作用

どのような薬にも、効果がある一方で副作用の恐れがあります。シアリスの主な副作用にはほてり、発疹、動悸、血圧異常、めまいなどがあり、その他に頭痛、潮紅、消化不良、背部痛などが現れることもあります。

ただ、シアリスは成分が比較的ゆっくり吸収されるので、他のED薬と比べると副作用が出にくく、ほてりは一番少ないとされています。

また、副作用は効果が現れ始めた時に起こりやすく、性的刺激によって陰茎に血流が集中すると緩和することが多いです。頭痛や胃もたれなどの症状が出た場合は、頭痛薬や胃薬で緩和できる場合がありますが、気になる症状があればまずは医師に相談しましょう。

シアリスを処方してもらう方法

シアリスは必ず医療機関で処方してもらいましょう。国内で承認されているシアリスの正規品は、医療機関でしか処方が行われていません。体質、持病、今飲んでいる薬によってはシアリスが飲めない人もいるため、医師の判断のもとで服用できるというメリットもあります。

一方、シアリスやシアリスのジェネリックなどが通販などで販売されていることがありますが、これは個人輸入代行業者によって販売される海外製の薬であることが多いです。このような薬には偽物のリスクや、健康を害するリスクなどさまざまなリスクがあります。シアリスの偽物が流通しているという報告もあり、個人輸入の危険性については厚生労働省からも注意喚起がなされています。

ネットで販売されている薬を自己判断で買うのは避け、必ず医療機関を受診しましょう。

シアリスの費用

シアリスは基本的に保険適用外となるため、クリニックによって値段が異なります。相場は1錠あたり1,000～2,000円程度です。なお、クリニックによっては、勃起不全による男性不妊の場合のみ保険適用となることがあります。また、ジェネリックはやや価格が低いのが特徴で、1錠500～1,000円程度の場合もあります。

クリニックフォアではジェネリックのタダラフィルを自由診療で処方しています。10mgは1錠968円、20㎎は1錠1,188円ですが、20錠セット、30錠セット、定期配送もあり、定期配送の場合は10㎎が1錠871円、20㎎が1錠1,069円（いずれも税込）となります。

オンライン診療を実施しており、薬は配送で自宅などに届くため、時間がない方や直接の受診にハードルを感じる方は、クリニックフォアのオンライン診療の受診をご検討ください。

シアリスのジェネリックはタダラフィル

シアリスのジェネリックはタダラフィルという名前で販売されています。承認されたのは2020年です。有効成分はシアリスと同様なので、効果もシアリスと同じものが期待できます。