ヤーズとヤーズフレックスの共通点と基本情報
まずヤーズとヤーズフレックス、両者の主な違いは以下のとおりです。
| 比較項目 | ヤーズ | ヤーズフレックス |
| シート構成 | 実薬24錠+偽薬4錠 | 28錠すべて実薬 |
| 服用周期 | 28日周期 | 最長120日間の連続服用 |
| 消退出血の回数(年間) | 約13回 | 約3〜4回 |
| 適応症 | 月経困難症 | 月経困難症子宮内膜症にともなう疼痛生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整 |
| ジェネリック | ドロエチ配合錠 | ドロエチフレックス配合錠(2026年8月発売予定) |
| 有効成分 | ドロスピレノン3mg+エチニルエストラジオール0.02mg | 同左 |
ヤーズとヤーズフレックスの共通点は、有効成分・ピルの種類(1相性)・保険適用の3点です。
名前や見た目が似ているため混同されやすいですが、どちらもドロスピレノンとエチニルエストラジオールを同量含む超低用量ピルです。
それぞれの違いを理解する前に、まずは共通点を確認しましょう。
有効成分と分類
ヤーズとヤーズフレックスの有効成分は同じで、以下2種類の成分が配合されています[1][2]。
- 黄体ホルモン ドロスピレノン3mg
- 卵胞ホルモン エチニルエストラジオール0.02mg
エチニルエストラジオールの配合量が0.03mg未満であるため、ヤーズやヤーズフレックスは『超低用量ピル』に分類されます。
また、配合されている黄体ホルモン(ドロスピレノン)は開発の世代順による分類で『第4世代』にあたり、アンドロゲン(男性ホルモン)作用がなく、むくみを生じにくい特性をもっています。
ドロスピレノンは利尿作用があるとされ、従来のピルの副作用として多かったむくみが出にくいのも特徴の一つです。
卵胞ホルモンの量が少ない分、頭痛や吐き気といった副作用も従来のピルと比べて頻度が少ないとされています。
1相性ピルである点も共通
ヤーズとヤーズフレックスは「1相性ピル」で、1シート中に含まれるお薬の成分・量がすべて同じです[1][2]。
一方で「2相性」「3相性」のピルは、有効成分の量がシートの途中で段階的に変わるため、1日目から飲む順番をきちんと守る必要があります。
1相性ピルはすべての錠剤に含まれるホルモン量が一定で、シート内(実薬期間中)で飲む順番を前後させてしまっても、避妊効果や治療効果に影響が出にくいのが特徴です。
また、1相性ピルはホルモン量が一定であるため、服用期間中のホルモン変動が小さく、体調が安定しやすい傾向があります。
保険適用とジェネリック(ドロエチ)
ヤーズもヤーズフレックスも、保険適用を受けることが可能です。
ヤーズは月経困難症の治療薬として、ヤーズフレックスは月経困難症に加えて子宮内膜症にともなう疼痛の治療薬として、それぞれ保険が適用されます[1][2]。
またヤーズのジェネリック医薬品として販売されているのは「ドロエチ配合錠」です。
一方ヤーズフレックスの後発品は、2026年3月時点では販売されていませんが、2026年8月に「ドロエチフレックス配合錠」の発売が予定されています。
長期服用にかかるお薬代を抑えたい方にとって、ジェネリック医薬品は選択肢のひとつになるでしょう。
ヤーズとヤーズフレックスのシート構成・服用方法の違い
ヤーズとヤーズフレックスの最大の違いは、シートの構成と服用スケジュールにあります。
ヤーズは28日周期、ヤーズフレックスは最長120日間の連続服用が可能です。
この違いにより、年間の消退出血の回数に違いが出てきます。
自分に合ったお薬を医師と選択できるよう、それぞれの飲み方を詳しく確認していきましょう。
ヤーズの飲み方(実薬24錠+偽薬4錠の28日周期)
ヤーズは、1日1錠を毎日同じ時刻に服用し、28日間で1シートを飲みきるお薬です[1]。
シートには淡赤色の実薬24錠と白色の偽薬4錠が順番に並んでおり、淡赤色の錠剤から飲み始めます。
25日目〜28日目にあたる白色の偽薬は有効成分を含まず、この4日間が実質的な休薬期間です。
休薬期間中にホルモンの供給が途切れることで消退出血が起こり、毎月の生理に近いリズムが維持されます。
他のピルでは休薬期間が7日間のものが多いなか、ヤーズは4日間と短いため、ホルモン濃度の変動を抑え、休薬期間に起こる症状を軽減するとされています。
28日分を飲みきったら、出血が続いていても翌日から新しいシートを服用開始しましょう。
ヤーズフレックスの飲み方(最長120日間の連続服用)
ヤーズフレックスは、1シート28錠すべてが実薬であり、最長120日間にわたって連続服用できるお薬です[2]。
基本的な服用のルールは以下のとおりです[2]。
- 飲み始めてから24日目までは、出血の有無にかかわらず毎日1錠を服用する
- 25日目以降に3日間連続して出血が認められた場合は、そこから4日間の休薬期間を設ける
- 25日目以降でも出血がなければそのまま服用を継続し、最長120日目まで飲み続ける
- 連続服用期間が120日目に達したら、4日間休薬する
ただし、月経困難症の方では、24日間連続服用し、4日間休薬する服用方法を選択する場合もあります。
服用方法についてわからないことがある場合は、医師に確認しましょう。
また、ヤーズフレックスの連続服用中に飲み忘れがあると、不正出血を起こす原因になります。
アラームや服薬管理アプリを活用し、毎日同じ時刻に服用しましょう。
消退出血の回数はどう変わる?
ヤーズは28日に1回の休薬期間があるため、毎月1回の消退出血が起こるのが一般的です。
年間に換算すると約13回の消退出血があり、通常の生理周期に近い頻度で出血が繰り返されます。
一方、ヤーズフレックスは最長120日間の連続服用が可能で、適切に連続投与を行うことで、消退出血の回数を年間約3〜4回にまで減らせる可能性があります[2]。
出血の回数を減らせると、月経困難症や子宮内膜症による痛みを感じる頻度も少なくなり、日常生活への影響を軽減できることもあるでしょう。
ただし、連続服用中にも「不正出血」と呼ばれる少量の出血が起こることがあり、完全に出血がなくなるわけではありません。
消退出血の頻度に対する希望は個人によって異なるため、医師と相談しながら自分に合ったお薬を処方してもらいましょう。
ヤーズとヤーズフレックスの適応症の違い
ヤーズとヤーズフレックスは有効成分が同じでも、保険が適用される適応症には違いがあります。
ヤーズの適応症は月経困難症、ヤーズフレックスは月経困難症に加えて、子宮内膜症にともなう疼痛にも保険適用が認められています。
治療目的に合ったお薬を選ぶために、それぞれの適応症について詳しく見ていきましょう。
ヤーズの適応症(月経困難症)
月経困難症とは、月経に随伴して下腹部痛・腰痛・悪心などの症状があらわれ、日常生活に支障をきたす状態をいいます。鎮痛薬による治療では十分な効果が得られない場合に、ヤーズのような治療薬が処方される選択肢のひとつとなります。
生理にともなう強い下腹部痛や腰痛、頭痛、吐き気などの症状を和らげる目的で処方されます[1]。
ヤーズは排卵を抑制し、子宮内膜の増殖や変化を抑えることで、子宮内膜から産生されるプロスタグランジンの量を減らし、子宮の過度な収縮を抑えることで、月経痛を和らげる効果が期待できます。
28日周期で毎月消退出血が起こるため、休薬期間には消退出血が起こり、比較的規則的な出血パターンを維持しながら月経困難症の症状を軽減したい方に向いているお薬といえるでしょう。
ヤーズフレックスの適応症(月経困難症+子宮内膜症にともなう疼痛)
ヤーズフレックスの適応症である「子宮内膜症」は、本来子宮のなかにある内膜組織が腹膜や卵巣など子宮以外の場所にも発生してしまう疾患です。
これらの病変は月経周期に伴って増殖や出血などの変化を起こし、炎症や癒着などを生じることで、強い月経痛や慢性的な骨盤痛などの原因となることがあります。
ヤーズフレックスは最長120日間の連続服用が可能で、消退出血の回数を減らすとともに、子宮内膜症にともなう疼痛を和らげる効果が期待できます。
休薬期間に起こるホルモン関連症状の頻度も少なくなることから、出血回数をなるべく減らしたい方にとってメリットの大きいお薬といえるでしょう。
どちらも日本では避妊目的の適応がない点に注意
ヤーズもヤーズフレックスも、日本国内では避妊目的での処方は承認されていません[1][2]。
添付文書にも『本剤を避妊の目的で服用しないこと』と明記されており、日本国内では避妊を目的とした使用は承認されていません。
排卵抑制作用が含まれる薬剤ではありますが、避妊を目的とする場合は、避妊効果が承認されている低用量ピル(OC)を医師に処方してもらうことが必要です。
疾患の治療を目的とする場合と、避妊を目的とする場合では、処方されるお薬が異なると認識しましょう。
ヤーズとヤーズフレックスの副作用と注意点
ヤーズとヤーズフレックスは有効成分が共通のため、起こりうる副作用の種類も基本的に同じです。
主な副作用として不正出血・頭痛・吐き気などが挙げられ、とくに注意が必要なのは血栓症のリスクです。
一方で、ヤーズフレックスは最長120日間の連続服用が可能であるため、服用中に予定外の出血(不正出血)がみられるという特有の注意点もあります。
副作用の内容と対処法をあらかじめ把握し、服用中の不安を軽減しましょう。
共通する主な副作用(不正出血・頭痛・悪心)
ヤーズ・ヤーズフレックスに共通する主な副作用は、以下のとおりです[1][2]。
- 不正出血
- 頭痛
- 悪心(吐き気)
- 乳房の張り
- 下腹部痛
これらの症状は服用開始初期にホルモンバランスが変化することで起こりやすく、2〜3か月の服用を続けるうちに落ち着いていく傾向があります。
副作用の多くは軽度であり、日常生活に大きな支障をきたさないケースが多いとされていますが、個人差があるため、経過を観察しながら服用しましょう。
ただし、吐き気などの症状が長期間続く場合や日常生活に影響が出る場合は、お薬を変更する可能性もあるため、我慢せずに医師に相談することが大切です。
気になる症状がある場合は、自己判断で服用を中止せず、まずは医師に確認してください。
血栓症のリスクと服用できない方
ヤーズ・ヤーズフレックスの服用において、最も注意すべき副作用は「血栓症」です[1][2]。
血栓症とは、血管内に血液の塊(血栓)が形成され、血流が障害される疾患です。
以下のような症状が見られた場合は、血栓症を起こしている可能性があるため、服用を中止しすぐに医療機関を受診してください。
- 下肢の急激な痛みや腫れ
- 突然の息切れ
- 激しい頭痛
- 視力の急な低下
血栓症のリスクは、40歳以上の方・喫煙者・肥満の方・長時間体を動かせない状態にある方などで高まります[1][2]。
なお、禁忌(服用してはいけない方)に該当する場合は処方を受けることができません。禁忌には複数の条件があり、たとえば35歳以上で1日15本以上喫煙する方、エストロゲン依存性悪性腫瘍のある方、重篤な肝障害のある方などが含まれます[1][2]。
詳細は医師にご確認ください。
そのほか、片頭痛のある方や高血圧の方なども、処方にあたっては慎重な判断が必要とされています。
医療機関を受診する際は、持病や併用薬について医師に相談し、お薬の服用ができるか確認しましょう。
ヤーズフレックス特有の注意点(連続服用中の不正出血)
ヤーズフレックスは最長120日間の連続服用が可能ですが、連続服用中に予定外の出血(不正出血)が起こることがあります。特に服用開始後は不正出血がみられやすい傾向があります[2]。
不正出血とは、消退出血(生理に相当する出血)とは異なる、少量の出血やおりものに混じる程度の出血を指します。
とくに服用を始めて間もない時期に起こりやすい傾向があり、連続服用中に子宮内膜が少しずつ剥がれ落ちることが原因です。
ヤーズフレックスを24日間以上連続して服用した後、服用中に3日間連続して出血が続いた場合は、いったん4日間休薬しましょう[2]。
出血が長期間続く場合や出血量が多い場合は、子宮内膜の状態を確認するために医療機関の受診が必要です。
不正出血は体が慣れるにつれて減っていくことも多い副作用ですが、経過を見ながら服用を続けましょう。
ヤーズとヤーズフレックスの選び方の目安
ヤーズとヤーズフレックスは成分が同じであるため、選び方のポイントは「どのような服用スタイルが自分の生活や症状に合っているか」になります。
お薬の特徴を理解したうえで、最終的には医師と相談しながら決めます。
ここからは、症状や希望別の選び方の目安を整理していきましょう。
規則的な周期を希望する場合はヤーズ
毎月決まったタイミングで消退出血がある方が安心できるという方には、ヤーズが向いています。
ヤーズは実薬24錠+偽薬4錠の28日周期で服用するため、約1か月ごとに出血が起こる規則的なリズムを保つことが可能です[1]。
「生理が来ないと不安になる」「毎月のリズムで体調を把握したい」と感じる方にとっては、予測しやすい周期が精神的な安心感につながるでしょう。
休薬期間が4日間と短い設計のため、他のピルと比べてホルモン変動が小さく、休薬中の頭痛や倦怠感が出にくい点もメリットです。
ジェネリックのドロエチ配合錠を選べばお薬代を抑えることもでき、長期的に服用を続けやすい環境を整えられます。
ピルの服用が初めての方や、シンプルなスケジュールで管理したい方には、ヤーズから始めてみるのも一案でしょう。
生理回数を減らしたい場合はヤーズフレックス
毎月の生理による痛みや不快感を少しでも減らしたいという方には、ヤーズフレックスが適しています。
最長120日間の連続服用により、年間の消退出血を約3〜4回にまでコントロールできる可能性がある点は、ヤーズにはないメリットです[2]。
出血の回数が減ることで、月経困難症による下腹部痛や腰痛を感じる頻度も少なくなり、仕事や学校生活への影響を最小限に抑えられる場合もあるでしょう。
連続服用中に不正出血が起こりやすい点は注意が必要ですが、服用を続けるうちに安定してくるケースが多いとされています。
「生理の回数が減るなら楽になりそう」と感じる方は、医師にヤーズフレックスへの切り替えや処方について相談してみてください。
ヤーズからヤーズフレックスへの切り替えを検討する場合
ヤーズを服用している方が「生理の回数を減らしたい」と感じた場合、医師の判断でヤーズフレックスへの切り替えが可能です。
切り替え方法としては、ヤーズの偽薬4錠をすべて飲み終えた翌日からヤーズフレックスの服用を開始する手順が一般的です。具体的な切り替え方法や服用スケジュールは、医師の指示に従ってください。
切り替え後は、ヤーズフレックスの服用ルール(24日目まで連続服用、25日目以降は出血パターンに応じて休薬)に従う必要があります。
反対に、ヤーズフレックスの連続服用が合わないと感じた場合は、ヤーズやドロエチへの変更を検討することも可能です。
どちらの方向への切り替えであっても、自己判断でおこなうのではなく、医師の指示を受けたうえで進めることが大切です。
お薬の変更を検討している方は、現在の服用状況や体調の変化を医師に伝え、最適な選択について相談してみてください。
ヤーズ・ヤーズフレックスの処方はクリニックフォアのオンライン診療へ
クリニックフォアでは、ヤーズフレックスをはじめとする低用量ピルのオンライン処方に対応しています。
クリニックフォアのオンライン診療には、以下のような特徴があります。
- スマートフォンやパソコンから、場所を選ばず受診できる
- 予約制のため、忙しい方でもスキマ時間を活用して相談しやすい
- お薬は最短翌日にご自宅へ配送可能
クリニックフォアのオンライン診療の料金目安は以下のとおりです。
| 項目 | 料金(税込) |
| 診察料 | 1,650円 |
| お薬代 | 【ドロエチ配合錠】3,493円/月〜※ヤーズ配合錠のジェネリック医薬品※12か月まとめて定期配送の場合【ヤーズフレックス配合錠】10,285円/月〜※定期配送の場合 |
| 配送料 | 550円 |
※当クリニックのオンライン診療でのピル処方は、保険適用外の自由診療となります。なお、ヤーズ・ヤーズフレックスは月経困難症・子宮内膜症の治療薬として保険適用のある医療用医薬品です。保険診療での処方をご希望の場合は、対面の婦人科への受診をご検討ください。
「ヤーズとヤーズフレックスのどちらが自分に合っているかわからない」という方でも、オンライン診療で医師に症状やライフスタイルを伝えながら選ぶことが可能です。
生理痛や子宮内膜症の症状でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
ヤーズとヤーズフレックスに関するよくある質問
ヤーズとヤーズフレックスについて、よくある疑問をまとめました。
お薬選びや継続服用の際の参考にしてください。
Q1.ヤーズの実薬だけを飲み続ければヤーズフレックスと同じ効果になりますか?
ヤーズとヤーズフレックスの実薬は同一成分であるため、ヤーズにおいても実薬を連続して服用すれば、ヤーズフレックスに近い出血コントロールが理論上は可能です。
しかし、ヤーズの承認された用法・用量は「24日間服用・4日間休薬」のサイクルであり、ヤーズフレックスとは異なります。そのため、ヤーズを自己判断で連続服用することは避け、出血回数を減らしたい場合は、医師に相談して適切な方法を選択することが大切です。
連続服用を希望する場合は、医師に相談のうえ、ヤーズフレックスへの切り替えを検討してもらいましょう。
Q2.ヤーズ・ヤーズフレックスを飲むと太りますか?
添付文書では、副作用として体重増加が報告されていますが、頻度は高くありません[1][2]。
【体重増加の副作用発現率】
- ヤーズ:1〜5%未満
- ヤーズフレックス:1%未満
※両剤は同一成分であるため、臨床試験の条件差による数値の違いであり、薬剤そのものの太りやすさに差があるわけではありません。
ヤーズ・ヤーズフレックスに含まれるドロスピレノンには利尿作用に近い性質があり、従来のピルと比べてホルモンによる水分貯留に伴うむくみや体重増加が起こりにくいとされています。
ただし、副作用の感じ方には個人差が大きいため、服用開始後に体重の変化が気になる場合は、自己判断で中止せず医師に相談してください。
Q3.ヤーズフレックスの服用中に不正出血が止まらない場合はどうすればいいですか?
連続服用中に3日間連続で出血が認められた場合は、4日間の休薬を入れるルールが定められています[2]。
休薬後も不正出血が長期間続く場合や、出血量が通常の生理より多い場合は、子宮内膜の状態を確認するために医療機関を受診することが必要です。
不正出血は服用を続けるうちに減少していくケースが多いため、最初の数か月は医師に相談しながら経過を見ていきましょう。
Q4.ヤーズからヤーズフレックスに切り替えることはできますか?
ヤーズからヤーズフレックスへの切り替えは可能です。
ヤーズの偽薬4錠をすべて飲み終えた翌日から、ヤーズフレックスの服用を開始する方法が一般的な切り替え手順になります。
切り替えのタイミングや注意点は個人の状況によって異なるため、医師の指示に従って進めてください。
まとめ
ヤーズとヤーズフレックスは、ドロスピレノン3mg+エチニルエストラジオール0.02mgという同一成分を含む超低用量ピルです。
最大の違いは、ヤーズが実薬24錠+偽薬4錠の28日周期で毎月消退出血がある点です。
これに対し、ヤーズフレックスは28錠すべてが実薬で最長120日間の連続服用により出血回数を年3〜4回に減らせる可能性があります。
適応症もヤーズが月経困難症のみである一方、ヤーズフレックスは月経困難症に加え、子宮内膜症にともなう疼痛にも保険適用が認められています[1][2]。
副作用は基本的に共通していますが、ヤーズフレックスでは連続服用にともなう不正出血が起こりやすい点には注意が必要でしょう。
規則的な生理リズムを保ちたい方にはヤーズ、生理の回数を減らして痛みのコントロールを優先したい方にはヤーズフレックスが向いています。
どちらが自分に合っているか迷ったときは、医師に症状やライフスタイルを伝えたうえで一緒に選ぶことが大切です。
ヤーズとヤーズフレックスの違いについて不安がある方は、まずは医師に相談しましょう。
※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。




