月経(生理日)の移動ってできるの?低用量ピル・中用量ピルを用いた方法について

皆さんは月経移動って聞いたことがありますか? 女性の皆さんは大事な試合、大切な会議のプレゼンなどなど、どうしても外せない大切な用事があるタイミングで生理がきてしまい、万全の体調でのぞめなかった経験は誰しもあるかと思います。旅行にかぶってしまってせっかくの楽しい旅行を思う存分楽しめなかったしても悲しいですよね。そんな時、生理の時期をずらせたとしたらどうでしょうか。 今回はそんな月経移動について詳しく解説していきます。


生理って移動できるの?

ではそもそも月経移動とはいうものの、月経を本来の周期から移動してずらすことは可能なのでしょうか。

答えはYesです。

厚生労働省研究班(東京大学医学部藤井班)監修のピルのメリットとして「月経を自分の好きな日に移動できる」ということが挙げられているように、ピルの服用をすることで月経を移動できるという効果を得ることができます。

アスリートでも月経移動を行なっている方も多く、例えば女子サッカーの澤穂希選手も月経移動をしていたことをメディアで公表されていました。このように生理によって体調が優れなかったり貧血になってしまったりすることがあるので、女性が大切な日に最高のパフォーマンスを発揮するためには月経移動をすることは必然の流れだと言えるでしょう。

そんな月経移動には一般に低用量ピルもしくは中用量ピルを用いるのですが、それぞれ使い方が少し異なります。そこで、それぞれの使い方について解説していきます。

低用量ピルを使用した月経移動の方法は?

ではまず低用量ピルという種類のピルを用いた月経移動の方法について説明します。

まず低用量ピルとは、ピルの成分のうち「エストロゲン」という卵胞ホルモンの量が一錠あたり0.05mgより少ないものを指します。さらに現在低用量ピルに用いられているエストロゲンはエチニルエストラジオールという種類のものになります。そんな低用量ピルでは、生理を早めることができます。

具体的には生理が開始して3-5日目から、低用量ピルを服用し始めてください。そして2週間ほど内服を継続して中断すると、中断して2-5日後に生理が始まります。つまり生理を2週間程度早めることができるということです。

この方法は中用量ピルでも同様に行うことができますが、低用量ピルの方がエストロゲンの量が少ないこともあって嘔気などの副作用が出にくいというメリットがあります。

中用量ピルを使用した月経移動の方法は?

では次に中用量ピルを用いた月経移動の方法について説明します。

中用量ピルでは低用量ピルと同じく月経を早めることもできますが、副作用の関係で月経を遅らせたい時に使うのが賢明でしょう。

具体的な使い方としては、次の遅らせたい生理が始まる予定日の1週間前くらいから中用量ピルを服用し始めます。そして生理を避けたい日まで服用を続ければ、生理を避けることができます。最大14日間服用を継続することができます。

そしてそのような日が過ぎて服用を中止すれば、服用中止後2-5日で生理がきます

ちなみに、低用量ピルでも生理を遅らせることはできますが、中用量ピルと比べると予定通りにいかずに途中で出血してしまう可能性は上がります。中用量ピルの副作用が気になるけれど、どうしても生理を遅らせたい方は低用量ピルで遅らせるのも一手です。

このように、決まった予定が1ヶ月後にあって、その日に生理が来るのを避けたい場合は低用量ピルか中用量ピルを用いて生理を早めれば避けられますし、そろそろ生理がきそうだという時に急遽大切な用事が入ってしまったり、大切な時期が1ヶ月程度続くような場合にその期間を生理なしで乗り切りたいような時は中用量ピルを用いて生理を遅らせる、といった使い方を組み合わせると、生理とより良い付き合い方ができるでしょう。

参考文献

避妊 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ | 厚生労働省研究班監修 http://w-health.jp/delicate/anticonception/

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