カンジダの検査方法
カンジダの検査は、症状が出ている場所によって方法が異なります。まずは、問診や症状を感じる部分の視診を行い、その後必要に応じて尿検査や、病変をこすりとったものを調べる検査を行うことがあります。
また、女性で腟に症状がある場合は、腟鏡診(腟の中に器具を入れて内部の状態を見ること)をすることもあります。
尿検査
男性は尿道に感染し、尿道に症状が現れることがあります。この場合は尿検査をすることがあります。
腟分泌物検査
女性で腟に症状がある場合は、綿棒で腟分泌物を採取し検査することがあります。
皮膚擦過検査
陰部に皮膚症状がある場合は、皮膚や病変を綿棒でこすりとって検査することがあります。
カンジダ検査の種類
一口にカンジダの検査と言っても、その調べ方にはさまざまな種類があります。主に培養法、鏡検法、PCR法(核酸増幅法)があり、それぞれ以下のような方法で行われています。
- 培養法:検体を培養し、カンジダ菌の有無を調べる方法
- 鏡検法:顕微鏡で観察する方法
- PCR法(核酸増幅法):カンジダの遺伝子を増やして調べる方法
カンジダの検査はいつからできる?
感染機会(性行為)から24時間経っていれば検査できます。それよりも早いと正確な結果が出ないことがあるため、注意しましょう。
カンジダの検査結果はいつ出る?
この記事で紹介した検査方法の場合、結果が出るまでに数日~1週間程度かかることが一般的です。
カンジダの検査結果の見方
+かーで結果が出ることが一般的です。+(陽性)なら感染している、ー(陰性)なら感染していないと読み取れます。
ただし、カンジダは、健康な人でも皮膚や性器に存在するものです。増殖しすぎると症状が出ることがありますが、症状がなければ大きな問題はありません。そのため、陽性でも、症状がなければ、常在菌が少しだけ増えただけで問題ない可能性があります。この場合は治療を行わず、経過観察となることがあります。
カンジダの検査はどこでできる?
カンジダの検査は、性感染症専門のクリニックや性病科、婦人科、産婦人科のほか、皮膚科でも受けられます。男性は泌尿器科でも検査が受けられる場合があります。
なお、医療機関によっては症状がないと検査できないところもあります。症状がなくても検査したい場合は、自由診療のクリニックであれば検査ができることが多いです。
また、インターネットでは、自分で検査するキットが販売されていることがあります。さまざまな商品があるので、説明やレビューをよく見て、精度が高いものを選ぶようにしましょう。
カンジダの検査費用
自由診療の場合は、診察費用と検査費用を合わせて6,000~10,000円程度が相場です。治療が必要な場合は、別途治療費がかかります。
カンジダの検査について知っておきたいこと
症状が出てから検査を受けるのが一般的
カンジダ症の場合は、症状が出た上で、その原因を突き止めるために検査を受けるのが通常の流れです。カンジダは普段から粘膜や皮膚に存在する常在菌であり、通常は保有していても症状は出ないためです。つまり、検査でカンジダが検出されても、症状がなければカンジダ症とは言えません。
ただし、体の関係があるパートナーがカンジダ症を発症した場合は、念のため検査を受けるとよいでしょう。
生理中は検査できない
女性は、生理中には腟分泌物による検査はできないことが一般的です。注意しましょう。検査に痛みはある?
個人差はありますが、痛みはほとんどありません。ただし、腟に症状がある場合、腟鏡診を行うことがあります。腟の中に器具を入れるので、違和感や痛みを感じることがあります。
カンジダの治療方法
カンジダの治療は、真菌に作用する抗真菌剤の軟膏や内服薬を使うことが一般的です。女性は腟錠(坐薬のように、腟の中に入れる薬)を使うこともあります。男女ともに、陰部を清潔にし、通気性をよくすることも大事です。
また、パートナーも同時に治療しないと、治っても再感染させ合うことがあります。どちらかが発症したら、一緒に検査、治療を受けましょう。
カンジダの治療はクリニックフォアのオンライン診療で!
クリニックフォアでは、対面診療だけでなくオンライン診療でもカンジダ症の治療を行っています。
オンライン診療はスマホやパソコンを使って行うので、自宅などの好きな場所で診察を受けることができます。薬もお好きな場所まで配送するので、薬局に行く手間もありません。直接受診するのが恥ずかしい方や、受診の時間がない方はぜひご利用ください。
また、他の医療機関等で検査した結果がある場合は、結果をもとに治療することも可能なので、まずは気軽にご相談ください。