
※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
花粉症がひどくなる原因は大量の花粉曝露
花粉症の症状は、みなさんそれぞれの重症度の違いも影響しますが、曝露した花粉の量に比例して重くなる傾向があることがわかっています[1]。たとえば以下の条件に当てはまる日は花粉が飛散しやすく、花粉症の症状がひどくなりやすいです。
- 晴れていて暖かい日
- 風が強く空気が乾燥している日
- 雨が降った日の翌日
花粉症の症状はスギ雄花の着花量によっても変化し、着花量が多い年は花粉の飛散量が増え、症状がひどくなる傾向があります[2]。
またマスクやメガネを着用していないなど、花粉症対策が不十分なことも花粉症がひどくなる原因の一つです。
このように症状の重さは、花粉の飛散量や花粉症対策の有無といった条件によっても変わってきます。
花粉症の重症度の判断方法
花粉症の重症度は、1日のくしゃみ・鼻かみの回数・鼻づまりの程度によって、軽症・中等症・重症・最重症の4段階で判断されます[3]。
【くしゃみ・鼻水タイプの目安】
| 1日あたりのくしゃみ ・鼻水の回数 | 仕事 ・勉強など日常生活への影響 | |
| 軽症 | 5回以下 | ほとんど気にならない |
| 中等症 | 6〜10回 | ときどき支障がある |
| 重症 | 11〜20回 | 手につかないことがある |
| 最重症 | 21回以上 | 全くできない |
【鼻づまりタイプの目安】
| 鼻づまりの強さ ・口呼吸の状態 | 仕事 ・勉強など日常生活への影響 | |
| 軽症 | 鼻づまりがあるが、口呼吸はない | ほとんど気にならない |
| 中等症 | 鼻づまりが強く、ときどき口呼吸になる | ときどき支障がある |
| 重症 | かなり強い鼻づまりがあり、1日のうちで口呼吸をしている時間が多い | 手につかないことがある |
| 最重症 | 常に鼻がつまる | 全くできない |
※上記の表はあくまで目安で、実際の重症度は医師が判断します。「仕事や勉強に集中できない」といった生活への支障(QOLの低下)があるかどうかも重症度の判断に必要です。
くしゃみや鼻水がひどい場合や、鼻が詰まって口呼吸が多くなっている場合には、重症花粉症の治療が必要なケースもあります。
「花粉症がひどくてつらい」という人は、くしゃみ・鼻かみの回数が1日にどのくらいあるか、口呼吸をしているかをセルフチェックしてから医療機関を受診するとスムーズでしょう。
【2026年】花粉飛散予測とひどい症状を防ぐための早期対策
毎年ひどい花粉症に悩まされている方は、花粉の飛散状況を早めにチェックしておきましょう。
日本気象協会の発表によると、2026年春のスギ花粉は2月上旬に九州で飛散が始まり、2月中旬には関東以西の広い範囲でシーズンがスタートする見込みです。
2026年春の地域別の飛散量予測は以下のとおりです。
| 地域 | 例年比 | 前シーズン比 |
| 北海道 | 例年の約2.5倍 | 非常に多い |
| 東北 | 例年より多い | 多い |
| 関東甲信 | 例年より多い | 多い |
| 北陸 | 例年より多い | 多い |
| 東海 | 例年より多い | 多い |
| 近畿 | 例年並み | やや少ない |
| 中国 | 例年並み | やや少ない |
| 四国 | 例年並み | やや少ない |
| 九州 | 例年並み | やや少ない |
東日本・北日本にお住まいの方はとくに注意が必要です。 花粉症がひどくなりやすい方ほど、症状が出る前からの対策が重要です。
花粉の飛散開始1〜2週間前からお薬を服用する「初期療法」を取り入れることで、シーズン中の症状を軽減できる可能性があります。
スギ花粉の場合、1月下旬〜2月上旬には医療機関を受診してお薬の処方を受けておきましょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
花粉症の症状悪化を防ぐための治療方法
花粉症で例年重い症状が出る人には、重症化予防を目的として以下2つの治療法を検討する場合があります[2]。
- シーズン中の症状を抑える効果が期待できる「初期療法」
- 根本的な体質改善が期待できる「舌下免疫療法」
治療方法ごとに期待できる効果や治療を開始すべき時期が異なります。
もちろん、花粉症の症状悪化を防ぐ方法は初期療法や舌下免疫療法だけでなく、お薬の継続服用や継続使用も重要です。ご自身に合った方法を見極めるために、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
シーズン中の症状を抑える効果が期待できる「初期療法」
初期療法とは、花粉が飛散し始める前から内服薬・点鼻薬・点眼薬の使用を開始することで、ピーク時の症状を軽減させる治療法です。
飛散量が増える1〜2週間ほど前から開始するのが一般的で、花粉症の症状が本格化してからお薬を服用し始めるよりも、症状が軽減されやすいことがわかっています[1]。
毎年決まった時期につらい症状が出る方は、花粉の飛散開始予測日を確認し、早めに受診してお薬の服用を始めましょう。
根本的な体質改善には「舌下免疫療法」
スギ花粉のエキスが含まれたお薬を舌の下に含んで服用し、徐々に体を花粉に慣れさせることで、アレルギー症状を起こしにくくする治療法です。
「毎年薬を飲むのが面倒」「花粉症を根本から改善したい」という方におすすめの方法です。
最低3年間は毎日お薬を服用する必要がありますが、治療終了後も長期にわたって症状を抑える効果の持続が期待できるとされています[2]。
ただし副作用のリスクを避けるため、スギ花粉の飛散時期(1月〜5月頃)には治療を開始できません。ひどい花粉症でお悩みの方は、飛散シーズンが終わる6月以降に医療機関へ相談しましょう。
忙しくて受診する時間がない方はクリニックフォアのオンライン診療を
「花粉症がひどいけれど、耳鼻咽喉科は混んでいて待ち時間がつらい」「仕事が忙しくて受診する暇がない」という場合は、クリニックフォアのオンライン診療がおすすめです。
スマホやパソコンで診察が受けられ、つらい花粉症の症状を和らげるお薬を自宅まで配送できます。
自宅やオフィスなどお好きな場所からオンライン上で受診できるため、病院への移動や薬局での待ち時間が発生せず、仕事や育児の合間にもご利用いただけます。忙しくてなかなか病院を受診できない方はオンライン診療をご活用ください。

※医師の判断によりお薬を処方できない場合もございます。
※対面診療をご案内する場合がございます。
※舌下免疫療法の初回処方は、アナフィラキシーのリスクを確認するため、対面診療が必須となります。
※診察料・システム料は2,200円(税込)です。
※送料は無料です。
花粉症のひどい症状を和らげるための対処法
花粉症の症状を和らげる対処法として以下の5つがあります。
- マスクとメガネを着用する
- 花粉が付着しにくい衣服を着用する
- 洗濯物を外に干さない
- 日中の外出を控える
- 生活習慣を改善する
花粉症の症状を和らげるには、原因物質である花粉を「吸い込まない」「付着させない」「持ち込まない」ことが大切です。
つらい症状を軽減させられるよう、まずは日常生活に取り入れやすい対策から始めてみてください。
マスクとメガネを着用する
花粉が体内に侵入するのを防ぐため、マスクとメガネを着用しましょう。
マスクは鼻や口から吸い込む花粉を物理的にブロックし、くしゃみや鼻水といった症状を軽減させる効果が期待できます[4]。
さらにマスクの内側にガーゼをのせる「インナーマスク」を取り入れれば、マスクの隙間から侵入する花粉の量をさらに減らせる可能性があります。
またメガネは目に花粉が入るのを直接防ぎ、目のかゆみや異物感を軽減させるのに効果的です[4]。
通常のメガネでも約40%、花粉症用メガネでは約65%もの花粉を減少させる効果が期待できます。
マスクやメガネはなるべく顔の形にフィットするよう、隙間を作らないように正しく着用しましょう。
花粉が付着しにくい衣服を着用する
花粉が付着しにくい衣服を選び、帰宅時に室内へ持ち込む花粉量を減らすと花粉症の症状軽減に効果的です[4]。
綿や絹、化繊などの表面がつるつるした素材の服は、花粉が付きにくく払い落としやすいとされています[2]。一方でウールは花粉が付着しやすく、衣服とともに室内に花粉を持ち込んでしまい花粉症を悪化させる原因になることがあります。
花粉症がひどい場合は、花粉を落としやすい素材の洋服を着用するよう心がけましょう。
また顔や手に花粉が付着しないよう、外出時は帽子や手袋をするのも効果的です[4]。帰宅時には玄関前で衣服を軽く払い、付着した花粉を落としてから室内に入りましょう。
洗濯物を外に干さない
外干しした洗濯物を取り込む際に、洗濯物に付着した花粉が室内に侵入し、花粉症が悪化する可能性があります。
花粉症シーズンの洗濯は室内干しにするか、乾燥機を活用しましょう[2]。
どうしても外干しが必要な場合は、取り込む際に花粉を丁寧に払い落としてから室内に入れると、室内に持ち込まれる花粉の量を減らせます。
あわせて空気清浄機を活用して室内に侵入した花粉を除去し、花粉症を悪化させにくい室内環境を心がけましょう。
日中の外出を控える
花粉が飛びやすい昼前後と夕方の外出を控えると、花粉の暴露量が減り花粉症の症状が和らぐ可能性があります[4]。
特に晴れて気温が高く空気が乾燥した日は花粉の飛散量が増える傾向にありますので、できるだけ外出を控えましょう。外出後、室内に入ったらすぐに手洗い・洗顔・うがいをおこない、体や粘膜に付着した花粉を洗い流すようにすると、室内に花粉を持ち込みにくくなります。
洗顔時には目や鼻の周りに付着した花粉が入り込まないよう、石けんで丁寧に洗い流しましょう。
生活習慣を改善する
花粉症の症状を和らげるには、物理的な対策に加えて、自身の健康状態を維持することも大切です。まずは以下3つの生活習慣を見直してみましょう[4]。
- 風邪をひかないように睡眠を十分にとる
- 飲酒を控える
- 喫煙を控える
睡眠不足や過労は正常な免疫機能を低下させ、症状を悪化させる原因になることがあります。
また、お酒やタバコは鼻の粘膜や血管に影響を与える可能性があるため、控えるようにしましょう。
生活習慣の改善をしても花粉症がひどい場合は、治療が必要な状態かもしれません。
放置していると悪化して日常生活に支障をきたす可能性がありますので、我慢せず早めに受診しましょう。
花粉症に関するよくある質問
ここでは、花粉症に関してよくある疑問についてお答えします。疑問を解消し、ご自身に合った花粉症対策をおこなうための参考にしてください。
花粉症がひどい時はどう対処したらいいですか?
花粉症の症状がひどい場合、まずは原因物質である花粉を体内や室内に侵入させないよう以下の対策を取り入れましょう[4]。
- 花粉の飛散ピークに当たる昼前後や夕方の外出を避ける
- 外出時はマスクやメガネを着用し、目や鼻から花粉を侵入させないようにする
- 帰宅時は手洗い・うがい・洗顔をおこなうとともに、衣服についた花粉を払い落とし、自宅に花粉を持ち込まないようにする
- 洗濯物の外干しは避け、室内干しにする
花粉症対策を試しても症状がつらい場合は、医療機関で治療をおこなうと症状が和らぐ可能性があります。我慢せずに医療機関を受診しましょう。
花粉症対策にヨーグルトは効果がありますか?
「ヨーグルトを摂取すると花粉症に効果がある」と言われていますが、医学的に効果は確かめられていません。また以下の懸念点もあります[5]。
- ヨーグルトや乳酸菌製剤で花粉症の軽減効果を実感した人は3割以下という報告がある
- 民間医療に依存しすぎて適切な医療を受ける機会を逃すと、症状が悪化する可能性がある
花粉症がひどくても、食事改善などの民間療法は補助的なものと考え、まずは医師と相談のうえ医学的根拠のある治療を受けましょう。
2026年は花粉がひどいと予測されていますか?
2025年12月時点では、2026年の花粉飛散量がひどいかどうかを正確に予測することはできません。
翌春の花粉量は、花粉のもとである雄花が育つ前年夏(7〜8月)の日射量や気温に大きく左右されるためです[6]。現段階では予測に必要なデータが揃っていないため、確定的なことは言えないのです。
正確な情報を知るには、例年11〜12月ごろに行われる調査の結果を待ちましょう。
例年、花粉症の症状がひどい人には、花粉の飛散開始時期より前からお薬を服用する「初期療法」がおこなえる場合もありますので、早めに医療機関に相談すると安心でしょう。
重症の花粉症は市販薬で治せますか?
花粉症の症状が重い場合、市販薬では症状が緩和しにくい可能性があります。
花粉症の重さには「軽症・中等症・重症・最重症」の4段階があり、自分の症状に合った治療をおこなわなければ、仕事や勉強といった日常生活に支障をきたすかもしれません。
花粉症の症状がひどい人や市販薬が効かない人は、医療機関でも相談してみましょう。
早めの治療と対策で花粉シーズンを乗り切りましょう
花粉症の症状を和らげるには、日常生活で花粉を浴びない工夫をおこなうことが大切です。
マスクやメガネの着用、洗濯物の室内干しといった花粉の曝露対策を心がけることで、体内に入る花粉の量を減らし花粉症の症状を緩和できる可能性があります。
例年花粉症の症状がつらい人には、症状が出る前から始める初期療法や、根本的な改善を目指す免疫療法を勧められる場合もあります。
初期療法や免疫療法は花粉症の症状がみられるより前から始める必要がありますので、気になる人は早めに医療機関を受診しましょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
