アレロック(オロパタジン)の効果やほかのお薬との違いは?市販薬の有無や副作用も解説

「花粉症や蕁麻疹がつらいけれど、医療機関に行く時間がない」「市販薬ですぐに対処したい」と考えていませんか。
花粉症の治療薬として処方されるアレロック(成分名:オロパタジン塩酸塩)は、医療用医薬品です。市販で入手できるのか、また副作用の眠気や子どもへの安心性はどうなのか、疑問を持つ方は少なくありません。

この記事では、アレロック(オロパタジン)の基本情報から市販薬の現状、効果の強さや副作用についてわかりやすく解説します。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

アレロック(オロパタジン)の効果はアレルギー性鼻炎や皮膚のかゆみに有効

アレロック(オロパタジン塩酸塩)は、第2世代抗ヒスタミン薬に分類されるアレルギー性疾患治療剤です[1]

添付文書に記載されている効能・効果は以下の通りです。

対象効能
・効果
成人アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹
・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症、尋常性乾癬、多形滲出性紅斑)
小児アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹
・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒

花粉症を含むアレルギー性鼻炎の医療費は、保険診療で約3,600億円(診察等約1,900億円、内服薬約1,700億円)と推計されており[2]、多くの患者がアレルギー症状の治療を受けています。アレロック(オロパタジン)はこうした症状に対して処方されるお薬のひとつです。

スギ花粉症や蕁麻疹への効能

アレロック(オロパタジン)は、スギ花粉症を含むアレルギー性鼻炎、蕁麻疹に対して効能が認められています[1]

花粉症の治療には、症状を抑えるための対症療法(内服薬、点眼薬、点鼻薬)と、症状が出ないようにするためのアレルゲン免疫療法があります。

アレロック(オロパタジン)は対症療法として処方される内服薬に該当し、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状の改善に用いられます。

添付文書によると、アレロック(オロパタジン)の用法・用量は以下の通りです[1]

対象用法
・用量
成人1回5mgを朝および就寝前の1日2回経口投与。年齢、症状により適宜増減
小児(7歳以上)1回5mgを朝および就寝前の1日2回経口投与

なお、お薬の服用中は眠気などの副作用により自動車運転を控えるべき場合があるため、医師や薬剤師の説明をよく聞くことが重要です[3]

アレロック(オロパタジン)にはジェネリック医薬品が存在

アレロックの有効成分は「オロパタジン塩酸塩」であり、後発医薬品(ジェネリック医薬品)が存在します[1]

ジェネリック医薬品は、先発品と同じ有効成分を含み、効能・効果も同等です。アレロック(オロパタジン)錠5mgの薬価は2025年12月時点で20.7円(5mg1錠)ですが、ジェネリック医薬品を選択することでお薬代を抑えることが可能です。

ジェネリック医薬品を希望する場合は、処方時に医師または薬剤師に相談してください。

ジェネリック医薬品と先発品との違い

ジェネリック医薬品と先発品(アレロック)の主な違いは薬価です。有効成分はオロパタジン塩酸塩で同一であり、効能・効果に差はありません。

花粉症を含むアレルギー性鼻炎の内服薬にかかる医療費は、年間約1,700億円と推計されています[2]。ジェネリック医薬品を選択することで、患者負担を軽減しながら同等の治療効果を得ることができます。

ジェネリック医薬品の選択にあたっては、以下の点を確認しましょう。

  • 有効成分:オロパタジン塩酸塩(先発品と同一)
  • 効能・効果:先発品と同等
  • 薬価:先発品より低価格

処方を受ける際は、医師または薬剤師にジェネリック医薬品への変更が可能か確認することを推奨します。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

アレロック(オロパタジン)の用法用量と服用ルール

アレロック(オロパタジン塩酸塩)の用法用量は、添付文書で年齢や症状に応じて定められています[1]

対象用法用量
成人1回5mgを朝および就寝前の1日2回経口投与。年齢
・症状により適宜増減
小児(7歳以上)1回5mgを朝および就寝前の1日2回経口投与

アレロック(オロパタジン)には錠剤(2.5mg・5mg)、OD錠(口腔内崩壊錠)、顆粒(0.5%)の剤型があります[1]。7歳未満の小児には顆粒剤が用いられます。

服用時の注意点として、添付文書には「眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること」と記載されています。

また、アレルギー性鼻炎のお薬では眠気などの副作用が生じることがあるため、医師や薬剤師の説明をよく聞くことが重要です[3]

アレロック(オロパタジン)は長期服用可能

アレロック(オロパタジン)は、医師の指示のもとで長期服用が可能なお薬です。

小児通年性アレルギー性鼻炎患者を対象とした12週間の臨床試験では、鼻の3主徴(くしゃみ、鼻汁、鼻閉)合計スコアの変化量が投与2週後で-2.08±1.73、投与12週後で-2.41±2.09となり、効果は投与終了時まで減弱することなく安定していました[1]

ただし、添付文書には以下の注意事項が記載されています。

  • 効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること
  • 季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい

長期服用を行う際は、定期的に医師の診察を受け、症状の経過や副作用の有無を確認することが大切です。

アレロック(オロパタジン)の注意すべき副作用

アレロック(オロパタジン)の副作用で最も頻度が高いのは眠気です。添付文書によると、眠気は5%以上の頻度で発現します[1]

臨床試験における眠気の発現率は以下の通りです。

対象疾患眠気の発現率
通年性アレルギー性鼻炎25.2%(26/103例)
慢性蕁麻疹19.5%(24/123例)
皮膚疾患に伴うそう痒11.3%(44/390例)

そのほかの副作用として、倦怠感、口渇、頭痛・頭重感、めまいが0.1〜5%未満の頻度で報告されています[1]

重大な副作用には、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)があります。全身の倦怠感や食欲不振、皮膚や白目の黄変などの症状があらわれた場合は、速やかに医師に相談してください。

添付文書には「眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること」と明記されています。

花粉症のお薬では眠気などの副作用が生じることがあるため、医師や薬剤師の説明をよく聞くことが大切です[3]

アレロック(オロパタジン)の市販薬は販売されていない

アレロック(オロパタジン)は医療用医薬品に分類されており、ドラッグストアや薬局で市販薬として処方することはできません。服用するには医師の処方箋が必要です。

アレロック(オロパタジン)を処方してもらう方法は以下の通りです。

  • 医療機関(内科、耳鼻咽喉科、皮膚科など)を受診する
  • オンライン診療を利用する

花粉症を含むアレルギー性鼻炎の治療には、症状を抑えるための対症療法として内服薬、点眼薬、点鼻薬が用いられます[2]。市販薬として処方可能なアレルギー用内服薬も存在しますが、アレロックと同一成分(オロパタジン)の市販薬は販売されていません。

アレロック(オロパタジン)の処方を希望する場合は、医療機関を受診してください。厚生労働省が運営する「アレルギーポータル」では、専門医や拠点病院の医療機関情報が掲載されています。

また、クリニックフォアでもオンライン診療を行っているため、花粉症の症状に対して効果が期待できるお薬を処方することができます。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

アレロック(オロパタジン)の服用に不安がある場合の注意点と対処法

アレロック(オロパタジン)を服用する際、妊娠中や授乳中の方、他のお薬を服用している方は、事前に医師や薬剤師に相談することが重要です[1][3]

添付文書には、特定の背景を有する患者への注意事項が記載されています。

<服用前に医師へ相談すべき方>

  • 妊娠中または妊娠している可能性のある方
  • 授乳中の方
  • 腎機能が低下している方
  • 肝機能障害のある方
  • 高齢者
  • 他のお薬を服用している方

花粉症のお薬では、他のアレルギー疾患で服用しているお薬と効果が重複することがあります[3]。受診時には、現在服用中のお薬の名称を医師に伝えてください。

妊娠中・授乳中の服用判断基準

アレロック(オロパタジン)の妊娠中・授乳中の服用については、添付文書に以下のように記載されています。

対象添付文書の記載内容
妊婦妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること
授乳婦治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること

妊娠中や授乳中にアレルギー症状がつらい場合は、自己判断で服用せず、必ず医師に相談してください。医師が症状や状況を総合的に判断し、服用の可否を決定します。

アルコールや他のお薬との飲み合わせリスク

アレロック(オロパタジン)は眠気を催すことがあるため、服用中の飲酒には注意が必要です。

添付文書には、本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しないこと(禁忌)が記載されています[1]

また、長期ステロイド療法を受けている患者が本剤投与によりステロイド減量を図る場合には、十分な管理下で徐々に行うこととされています。

他のお薬との飲み合わせについては、花粉症のお薬では他のアレルギー疾患で服用しているお薬と効果が重複することがあります。受診時には、服用中のお薬の名称を医師や薬剤師に伝えることが大切です。

根本治療の検討も視野に入れよう

アレロック(オロパタジン)は症状を抑える対症療法ですが、アレルギー自体を根本から改善したい方には舌下免疫療法という選択肢もあります。

舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少量ずつ体内に取り込み、徐々に体を慣らしていく治療法です。スギ花粉症には「シダキュア」、ダニアレルギーには「ミティキュア」が使用されます。

クリニックフォアでは、オンライン診療で舌下免疫療法の継続処方が可能です。

項目料金(税込)
シダキュア(60日分)2,700円
ミティキュア(60日分)3,600円
診察料
・システム利用料
2,200円
配送料無料

初回投与は医療機関で行う必要があり、オンライン診療は安定して服用ができている場合に限りその後の継続処方が可能です。

また、スギ花粉症の舌下免疫療法は花粉飛散時期を避けて開始するため、新規受付は5月〜12月のみとなります。

\予約時は”アレルギー科”にてご予約ください/

※医師の判断によりお薬を処方できない場合もございます。

まとめ

アレロック(オロパタジン)は、高い効果を持つ第2世代抗ヒスタミン薬ですが、市販薬としては販売されておらず、服用には医師の処方が必要です。

眠気などの副作用や、妊娠中・小児への使用には明確なルールがあるため、自己判断せず医師の指導の下で正しく使用することが重要です。

まずは医療機関を受診し、自身の症状やライフスタイルに合った薬を相談しましょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

参考文献

  1. 協和キリン. アレロック錠 添付文書. KEGG MEDICUS.
  2. 厚生労働省. 花粉症対策(厚生労働省). 2021年4月1日.
  3. 厚生労働省・日本アレルギー学会. アレルギーポータル 花粉症(アレルギー性鼻炎、結膜炎)
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