2020.05.12

原因を知ろう!女性の薄毛が進行してしまう理由と対処法について、医師が解説します。

女性でも近年悩む方が増えてきている薄毛。できることなら未然に薄毛を防ぎ、対処していきたいものです。今回は、女性の薄毛をの原因と進行させないための対処法についてご紹介します。

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薄毛に悩む女性はどれくらいいるの?

まずはどのくらいの女性が現在薄毛に悩まされているのでしょうか。とある調査によると女性の約10人に1人が薄毛に悩まされているという結果が出ています。詳しくは後述しますが女性の薄毛は、40歳代から50歳代の閉経後に増加するのですが、20歳代から30歳代といった比較的若い世代でも薄毛に悩む女性が増えてきていることが現状です。

女性の薄毛は男性の脱毛症や薄毛と異なり、ヘアスタイルに変化は見られません。髪のボリュームが減ったり、抜け毛が増えたりするので、家族や他人から薄くなったことを指摘されたという方も多いです。

薄毛の原因は?

女性の薄毛の原因は、男性とは異なりさまざまな原因が隠れています。女性の薄毛の原因は主に生理的なものと病的なもの、生活習慣によるものに分類することができます。

加齢

生理的なものには加齢とホルモンバランスがあります。

女性の薄毛は更年期以降に増加する傾向にあります。これは加齢に伴いヘアサイクルが変化するため、年齢を重ねるごとに髪の毛が軟毛化していくことが挙げられ、特に40歳代から髪の毛が細く軟らかくなっています。これは、成長期の毛髪の割合が減少して休止期の毛髪の割合が増加していった結果であると考えられます。コシのない軟らかい髪の毛が増えてしまったことにより、抜ける髪の毛の量は増えていく。なのに発毛量が減っていくということから薄毛になっていくことが考えられます。

ホルモンバランス

ホルモンバランスは女性ホルモンと男性ホルモンの両方のバランスの乱れが考えられます。まずは女性ホルモンの乱れです。女性のホルモンバランスは年齢によって変動があり、40歳代から50歳代に入ると閉経を迎える方が増え、ホルモンバランスが閉経前とは異なるようになります。実は女性ホルモンの濃度が高ければ高いほど髪の毛の成長を止めたり、退行させる時期に移行しにくくなったりします。そのため、髪の毛が抜けにくいのですが、女性ホルモンの濃度が下がれば下がるほど髪の毛の成長が遅くなり、退行期を早めてしまいます。この結果、髪の毛が抜け落ちやすくなっていくということが考えられています。

例えば、妊娠中は髪の毛が全然抜けずしっかりと生えていたのに、出産後、急に髪の毛が抜け落ちるようになり、くしで梳かしたら髪の毛がたくさん抜けた、シャンプー後に排水口に髪の毛がたくさん詰まっているといった経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。これは妊娠中に高まった女性ホルモンの濃度が出産後に一気に妊娠前と同じくらいのホルモン濃度に戻るために生じる現象なのですが、これが、更年期となり、女性ホルモンの分泌量が低下して抜け毛を増加させるメカニズムと同じであるといえます。

これに加えて閉経後に女性ホルモンの分泌量が低下するのと相反して男性ホルモンの分泌量が増加していくことが抜け毛の増える原因と言えます。男性ホルモンはもともと女性にも男性の10分の1~20分の1の量分泌されていますが、閉経を迎えると男性ホルモンの分泌量が相対的に増加することによってAGAと同じメカニズムで薄毛が引き起こされると考えられています。

遺伝

また、年齢やホルモンのバランスによる抜け毛は遺伝も関係しています。そのため、親族で薄毛の女性が多いという方は、薄毛になる可能性が高くなります。

病気

病気が原因になるものとしては膠原病や慢性甲状腺炎などの全身性疾患によって脱毛の症状が出現するもの、貧血で血液のめぐりが悪く、頭皮に十分な栄養が送られないことによるもの、消耗性疾患により栄養が充分に摂れていないというものが考えられます。

生活習慣

生活習慣が原因のものとしてはストレス、髪が成長するために必要な成長ホルモンの分泌を促すために十分な睡眠がとれていない、ダイエットなどの無理な食事制限が考えられます。

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女性の薄毛の対策方法は?

気になる女性の抜け毛を改善させるにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、抜け毛の理由が病気によるものでなかった場合の抜け毛の対策方法についてご紹介します。

ミノキシジル

まず、高い効果が期待できるのが医療機関を受診し処方されたお薬を使用することです。女性の抜け毛の治療に使えるお薬は、ミノキシジルとなります。ミノキシジルは発毛と抜け毛の進行予防の効果が認められているお薬であり、女性の場合は男性よりも低い濃度のミノキシジルで十分効果が期待できます。ミノキシジルは外用薬での使用が推奨されていますが、内服で処方されることもあります。内服薬はもともと血圧降下薬として開発されたお薬ですので、さまざまな副作用があること、心臓に病気がある方は使用できないため、詳細は医師と相談されることをおすすめします。

スピロノラクトン

これに加えて、スピロノラクトンも女性の脱毛を予防する効果が期待できます。スピロノラクトンは、男性ホルモンであるジヒドロテストテロン(DHT)を抑制する効果が期待でき、皮膚科の分野ではニキビの治療薬としても使用されることがあります。先ほどもご紹介したように女性であっても微量ながら男性ホルモンが分泌されているのですが、閉経を迎え、男性ホルモンが優位になることによって抜け毛や薄毛を誘発することもあるため、そういった場合には特に有効なお薬です。

生活習慣

また、お薬を使いつつ併せて生活習慣を見直すことも必要です。ストレスをためないように自分の好きな方法でストレスを適宜発散すること、成長ホルモンが分泌される22時~2時の間にしっかりと睡眠をとること、バランスのとれた食事をし、無理な食事制限をしないということは抜け毛を予防、改善するために大切なことです。食事については特に髪の成長をサポートしてくれる亜鉛やビオチン、ビタミンが多く含まれている食材を活用するとよいでしょう。お薬の内服と合わせて行うことで、より効果が期待できます。

サプリメント

2つ目はサプリメントの活用です。クリニックフォアでは女性の抜け毛のケアをすることができるサプリメントをご用意しています。髪の成長に必要不可欠な成分であるビオチンや亜鉛、ビタミン類を詰め込んだサプリメントは、使用することで、ハリやコシのある髪の毛を育ててくれます。遺伝的に髪の毛が薄くなる可能性があるという方には予防としてもぜひ活用していただきたいサプリメントです。

薄毛に悩まれている女性で、病的な因果関係がなく、薄毛が気になり始めたという方、まずはサプリメントで気軽に育毛ケアをしてみたいという方は、クリニックフォアのサプリメントをご活用ください。

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公開日:5月11日

監修:クリニックフォアグループ医師

参考文献

公益社団法人日本皮膚科学会ガイドライン https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00062871