2020.05.14

女性薄毛の薬の種類(スピロノラクトン、ミノキシジル)と効果、副作用について医師が解説します。

薄毛に悩み治療を検討している女性の中には、薄毛の治療薬に強い副作用があるのではと思い、薬剤を用いた治療に踏み切れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

女性の薄毛の治療薬はどのような効果があり、副作用はあるのかどうかなど詳しくご紹介します。

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薄毛に悩む女性はどれくらいいる?

まず、薄毛に悩む女性はどのくらいいるのかについてお話していきます。薄毛というテーマは男性はもちろんですが、女性においては特にデリケートな問題としてとらえられるかもしれません。

薄毛に悩む女性の割合は約10%程度とされています。ちなみに男性は、年齢が上がるにつれて発症頻度が高くなるとはいえ、約30%程度がAGAなど薄毛に関する疾患に発症するとされており、割合的に見ても女性が発症する頻度も男性と近しいということがわかります。

また、なぜ薄毛に悩みだしたかという質問に対しても全体の約20~30%の方が自分で鏡を見て髪の毛が薄くなっていると感じたと回答した一方で、約30%以上が家族や友人から指摘されて薄毛に気づいたと回答しています。

薄毛に悩む方は自分だけでなく多くの方が悩まれており、他人の指摘によって治療を決意したという方もおり、薄毛の悩みは男性だけでなく女性にとっても深刻であるということが分かります。

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クリニックで処方される薬の種類は?

女性が薄毛の治療のためにクリニックを受診されると、多くの場合、治療薬としてスピロノラクトン、ミノキシジルが処方されます。

スピロノラクトン

スピロノラクトンとは、抗利尿ホルモン剤であり、もともとは尿量を増加させ、体の過剰な水分などを排出することで、むくみや高血圧の改善に効果があるお薬です。なぜ抗利尿剤が女性の薄毛に対して処方されるかというと、スピロノラクトンの副作用に着目されているからです。

スピロノラクトンには抗男性ホルモンという副作用があります。男性ホルモンが抑制されることによって男性であるのに女性のような乳房となる女性化乳房や性欲減退といった、副作用が起こっていました。女性も微量ではありますが男性ホルモンが分泌されており、閉経など女性ホルモンの低下によって男性ホルモン濃度が相対的に濃くなることでヘアサイクルが乱れて抜け毛が起き、結果として薄毛になるということが考えられています。スピロノラクトンを内服することで男性ホルモンより女性ホルモンが優位となるため、ヘアサイクルが正常化され、抜け毛の予防が期待できるとしています。そのため、抜け毛を予防する目的でスピロノラクトンを処方しています。

また抜け毛の予防だけでなく現在はこの作用を活用して、ニキビの治療に応用しているほかさまざまな女性特有の疾患に対しても研究が進められています。抗利尿剤であるため、心臓に疾患のある方は使用できないという特徴があります。

ミノキシジル

ミノキシジルは発毛や育毛効果が期待できるお薬です。数ある発毛や育毛の効果のある治療薬の中でも唯一女性の脱毛症の治療薬として利用することが可能であるお薬です。ミノキシジルを有効成分としており、もともと高血圧症治療の内服薬の成分としてアメリカで使用されていました。ですが、この薬で高血圧の治療をしていた患者から、AGAが改善されたという話を聞き、脱毛や薄毛の治療薬として応用されたのが始まりです。

ミノキシジルの詳細なメカニズムは現在も研究中とされていますが、毛包に直接作用し、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進することによって発毛を促すということが分かっています。ミノキシジルは使用を開始してから約4ヶ月ほどで効果を実感できるといわれています。

ミノキシジルは外用薬と内服薬があります。内服薬においてはめまいや動悸、胸の痛みなどの副作用が報告されてりますので、心臓にもともと病気のある方の使用はできない場合があります。外用薬では、めまいなどの副作用は起こりにくいと考えられているものの、頭皮に直接お薬をつけることによって頭皮のかぶれや痒み、湿疹といった副作用が起こる可能性が懸念されています。

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市販の育毛剤と処方薬では何が違うの?

発毛や育毛を促すお薬は、市販での販売もあります。例えば大正製薬から販売されているリアップは第1類医薬品として医療機関で処方されるお薬と同量のミノキシジルを配合しています。そのため、一見すると大きな違いはないと考えるかもしれません。ですが、市販の育毛剤と処方薬では何が違うのか、その違いについて比べてみました。

大正製薬から出されているリアップ以外の育毛剤の場合は、やはり成分の濃度が異なります。また、リアップの場合でも成分濃度が異なるものが販売されているのですが、こちらの成分濃度は女性には使えない濃度のものがあります。この成分濃度について知らずに、利用をしてしまうと頭皮のトラブルなどにつながり薄毛を悪化させる可能性もあります。

また、ミノキシジルの内服薬やスピロノラクトンは市販での販売はありません。このほかにも、処方薬であれば医師が継続的に状態を観察し、副作用が出ていれば使用の中止などの指示ができます。もしも使用していて何かあった場合であっても医師から適切な治療が受けられます。ですが、市販で自己判断で使用をしていて何かあった場合、医療機関で適切な治療が受けられないという可能性もあります。また、ミノキシジルについては海外から個人的に輸入をすれば使用することが可能です。ですが、個人輸入をしたミノキシジルによって健康被害を起こしたという報告もあるためおすすめはできません。

さらに医療機関でも処方されるお薬としてびまん性脱毛などに対して効果があり、通販でも手軽に入手できると人気のパントガールについても、髪の成長を促進する栄養成分は含まれているものの、発毛や育毛に直接つながる成分は含まれていません。

市販薬はその人一人一人のための薬ではなく万人が問題なく使用するために作られているため、高い効果を期待できないものもあります。自分の状態に合わせていわゆるオーダーメード感覚でお薬を処方してもらえるというのが、処方薬を使用する最大のメリットではないでしょうか。

クリニックフォアで処方できる薬は?

クリニックフォアでは先ほどもご紹介したスピロノラクトンを予防として、ミノキシジル を発毛の治療薬として処方しているほか、 サプリメントの処方もあります。サプリメントはクリニックフォアの医師が監修しているSui+のサプリメントで、髪の成長に必要不可欠な成分であるビオチンや亜鉛、ビタミン類を詰め込んだサプリメントは、使用することでハリやコシのある髪の毛を育ててくれます。

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公開日:5月14日 監修:クリニックフォアグループ医師

参考文献

添付文書 https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2133001F1590_1_01

https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/J1801000183_01_A.pdf

大正製薬 https://brand.taisho.co.jp/contents/riup/detail_201.html

厚生労働省 https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/news/G20181031_hatsumoyaku.pdf

https://www.agaskin-woman.jp/menu/pantogar.php