女性の薄毛は治る!?薄毛の原因と改善方法について医師が解説します。

薄毛は悩みながら一生付き合っていくというものではなく、治療で治すことができます。

どうして女性も薄毛になってしまうのか、また女性の薄毛はどうやって治療をしていくのか、詳しく医師が解説していきます。

1.女性の薄毛も今は治療できる時代?

男性型脱毛症(AGA)は治療ができることが有名であり、市販薬や育毛剤など薄毛ケア商品が多数発売されています。ですが、女性の薄毛はあまりなじみがなく、治療ができるということを知っている方も少ないのが現状です。特に女性の脱毛症においてはウイッグを勧める医療機関もあり、ファッション性の高い医療用のウイッグも多数販売されているのが現状です。

しかし、ウイッグでは、根本的な薄毛の改善には至りませんので、これから先の人生を考えてみても、薄毛が気になりだした早いタイミングから薄毛の治療を積極的に行われることがおすすめです。

2.治療法は?生活習慣も大切?

脱毛症の治療では、まず脱毛症となってしまった原因や生活習慣へのアプローチが大切です。

まず、薄毛になった原因が病気であるタイプの場合です。薄毛となる原因が病気の場合はその病気を治すことで、薄毛を改善することもできます。例えば脱毛症という病気の場合は、脱毛症という病気になった原因を探り、原因にアプローチすることで薄毛を改善できます。

また、牽引性脱毛症の場合は、髪を引っ張って頭皮にダメージを与えていることが原因ですので髪の結ぶ位置を変える、ヘアアイロンなどによる頭皮の負担を回避するなどで抜け毛や薄毛の進行を止めることができます。また、薄毛になる病気には他にも甲状腺機能異常症、膠原病、鉄欠乏性貧血、亜鉛欠乏症などの全身性疾患があります。ですので、薄毛が進行してきた時には、抜け毛や薄毛といった髪の毛の症状以外に何か他に思い当たる症状がないかをチェックすることも必要です。

次に改善しやすいのは生活習慣が原因の薄毛です。女性の脱毛症のひとつにつむじのあたりから広範囲に髪の毛が薄くなっていくびまん性脱毛症というものがあります。これは、女性ホルモンのバランスの乱れや加齢以外に、生活習慣もびまん性脱毛症の原因となるとされています。例えば、ストレスをためたままなかなか解消できていない、栄養バランスが乱れている、過度なダイエットによる急激な体重減少などによってびまん性脱毛症は引き起こされます。生活習慣を見直していくことで抜け毛や薄毛の改善が期待できます。

さらに、加齢による薄毛も改善できる可能性があるタイプの薄毛です。加齢は不可逆的なものだとして諦めてしまう方が多いかもしれません。加齢によって薄毛になる理由は更年期、閉経を迎えることでホルモンのバランスが乱れることや、加齢によって髪の毛の成長が遅くなったり、抜ける髪の毛が増えたりすることにあります。ですので、原因が加齢であったとしても頭皮や髪の毛そのものにアプローチをかけることができれば、薄毛を予防、改善していくことができるのです。

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3.どれくらい治療すれば改善するの?

薄毛はすぐに改善できるということはなく長い時間を要します。そもそも髪の毛は正常の場合では1日約0.4mm伸びていくものです。また、髪の毛がある程度長くなっていくまでには2~6年かかるとしています。さらに一旦抜け落ちた場所から新しい髪の毛が生えてくるまで通常2~3ヶ月はかかります。正常なサイクルでこれだけの時間がかかるのですから、治療によって発毛や育毛を促す場合にはそれなりに時間がかかることが一般的です。

育毛や発毛を促すお薬はほとんどが使用から約4ヶ月経った頃より効果が見られ始めるとしています。そのため、最低でも4ヶ月以上の治療を継続することが必要でしょう。

4.クリニックフォアでの治療法とは?

クリニックフォアでは、薄毛の治療として2種類の治療薬をご用意しております。1つは薄毛の予防として活用できるスピロノラクトン、もう1つは薄毛の治療として活用できるミノキシジルです。

スピロノラクトン

スピロノラクトンはもともと利尿作用があるお薬で、高血圧の方の治療薬に用いれられているのですが、その副作用に男性ホルモンを抑える効果があります。びまん性脱毛症などホルモンバランスが乱れることによって起こっている脱毛症の場合、女性ホルモンの濃度が低くなり男性ホルモンの濃度が相対的に高くなっています。このお薬を使用して男性ホルモンの分泌量を抑えることで女性ホルモンの濃度を優位にしてくれます。女性ホルモンの濃度が高くなるとヘアサイクルを通常に戻してくれるため、髪の毛のハリやコシがなくなり軟毛化といって髪が軟らかくなってしまうという状態になることを防いでくれます。そのため、以前までのような丈夫で抜けにくい髪の毛を作り出してくれます。

ミノキシジル

一方で、ミノキシジルは発毛や育毛効果が強く期待できるお薬で、日本皮膚科学会でも女性の脱毛症への治療効果がある唯一のお薬であると認めています。

ミノキシジルには内服薬と外用薬があります。ミノキシジルの内服薬はもともと降圧薬として血圧が高いという症状をお持ちの方に使われていました。そのため、血圧が低いという方や循環器系の病気をお持ちの方は使用することが難しいという特徴があります。皮膚科の先生の中には処方を控えるというところも多いのですが、中には外用薬だと肌に合わなくて使えない、という方もいらっしゃいます。内服薬では有効成分が血液中に入って身体中をめぐるため、外用薬よりも高い効果が期待できます。

クリニックフォアでは医師が丁寧に診療をさせていただき、ミノキシジルを内服をしても安全かどうかをしっかりとチェックさせていただきます。万が一、ミノキシジルの内服薬を使えないという場合であっても、ミノキシジルの外用薬においてはほとんどどなたさまにおいても使用可能です。稀にミノキシジルを塗布した部分の皮膚にかぶれやかゆみといった副作用が起こる可能性はあるものの、循環器系に及ぼす副作用がほぼないため比較的安全に使用することができます。

この記事を読み、本気で薄毛を改善したい、医師と話し合って治療を進めたい、とお考えの方はクリニックフォアへご相談ください。

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参考文献

公益社団法人日本皮膚科学会ガイドライン https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

花王 https://www.kao.co.jp/segreta/fallen_hair/

https://www.kanebo-cosmetics.jp/lequil/changes/sango/

https://kami-katsu.bayer.co.jp/cause/female-hair-loss/alopecia/

公益社団法人日本皮膚科学会 脱毛症https://www.dermatol.or.jp/qa/qa11/q01.htmlミノキシジル 添付文書https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/J1801000183_01_A.pdf