ノロウイルスの症状が続く期間と回復までの目安
ノロウイルスに感染すると、突然の嘔吐や下痢、腹痛などの消化器症状があらわれ、発熱や倦怠感、頭痛を伴うこともあります。潜伏期間は24〜48時間程度とされており、この間は自覚症状がないケースが多くみられます。ただし、発症すると急激に吐き気や嘔吐が始まり、その後に水様性の下痢が続くことが多いのが特徴です[1]。
症状は発症から1〜2日がピークで、嘔吐や下痢が繰り返されるため、食事や水分が十分に摂れず脱水症状を起こしやすくなります[1]。多くの場合、症状は数日以内に改善しますが、乳幼児や高齢者、基礎疾患のある方では長引いたり重症化したりすることがあるため、早めの受診が望まれます。
注意すべき点は、症状が治まった後も体内からウイルスがすぐに消えるわけではなく、回復後もしばらくの間は便中にウイルスが排出され続けることです。そのため、トイレの後や食事前には石けんを使った丁寧な手洗いを徹底し、ドアノブや蛇口、共用タオルなどを介した接触感染にも十分注意する必要があります。
また、嘔吐や下痢が完全に止まっていない状態での仕事や学校への復帰は避け、体調が回復し通常の食事がとれるようになってから復帰のタイミングを検討することが大切です。
【一般的な職種】ノロウイルスで仕事を休む期間の目安
ノロウイルスに感染した場合、どの程度の期間仕事を休むべきか迷う方も多いでしょう。職場での感染拡大を防ぐためには、適切なタイミングで復帰することが大切です。
ここでは、一般的な職種(食品を扱わない職種)における休業期間と復帰の目安について解説します。
職場への連絡のポイントもあわせて確認しておきましょう。
法律上の休業期間はないため会社の規定に従う
ノロウイルスには、労働基準法や感染症法において就業制限の規定が設けられていないため、法律で一律に定められた出勤停止期間はありません。
そのため、実際に休む期間は会社の就業規則や医師の判断、本人の体調などを踏まえて個別に判断されます。
会社によっては「嘔吐・下痢が治まってから〇日間は出勤停止」といった独自のルールを設けている場合もあるでしょう。まずは職場の就業規則を確認し、感染症にかかった際の対応について把握しておくことをおすすめします。
就業規則に明確な規定がない場合は、上司や人事担当者に連絡して対応を相談しましょう。
症状があるまま出勤すると、オフィスのトイレや給湯室、会議室などを介して職場全体に感染を広げてしまうおそれがあります。
自分だけでなく同僚の健康を守るためにも、無理をせずきちんと休むことが大切です。
復帰は症状が治まり普段の食事ができてから
仕事への復帰は、嘔吐や下痢が完全に治まり、普段どおりの食事ができるようになってからが目安です。
症状が治まったばかりの状態では、まだ胃腸が本調子ではなく、通勤中や仕事中に再び症状が出てしまう可能性もあります。
また、焦って復帰すると、体力が回復していないため仕事のパフォーマンスが低下したり、体調が悪化してぶり返したりするおそれもあります。
そのため、最後に嘔吐や下痢があった日から1〜2日程度は、体調の安定を確認してから復帰を検討するとよいでしょう。
職場への連絡では、症状が出た日時や現在の状態、回復の見通しを伝え、復帰予定日についても相談しておき、医療機関を受診した場合はその内容も報告してください。
また、しばらくは便にウイルスが排出される可能性があるため、復帰後でもトイレの後や食事の前にはいつも以上に丁寧な手洗いを心がけましょう[1]。
共用のドアノブやコピー機、電話機などに触れた後も丁寧な手洗いを徹底し、職場での感染拡大を防ぐことが大切です。
【飲食・調理関係】食品を扱う仕事は長めの休養が必要
飲食店や給食施設、食品工場など、食品を扱う仕事に従事している方は、一般的な職種よりも慎重な対応が必要です。
ノロウイルスは食品を介した感染力が非常に強く、調理従事者からの二次感染による食中毒事例が多数報告されてきました。
ここでは、食品取扱者がノロウイルスに感染した場合の適切な対応について解説します。
症状回復後もウイルス排出は続くため調理従事者はとくに注意
ノロウイルスは、症状が治まった後も便からウイルスが排出され続けます。排出期間には個人差がありますが、1週間程度、長い場合は1か月ほど続くこともあります[1]。
この期間中に調理業務を行うと、食品を介して大規模な食中毒を引き起こすおそれがあるため注意が必要です。これは、症状が消えた後も腸管内にウイルスが残存し、便中に排出され続けるためであり、症状がなくなっても感染源となり得る状態が続くためです。
また、ノロウイルスはごく少量でも感染が成立することから、手洗いが不十分な状態で食品を扱うことも大きなリスクとなる点にも注意が必要です。とくにサラダや刺身、サンドイッチなど、加熱せずに提供する食品を扱う場合には、付着したウイルスがそのままお客様の口に入ることになります。
このように、症状が消えた後も一定期間は感染源となる可能性があるため、調理従事者はとくに慎重な対応が求められます。
調理業務への復帰は職場と相談のうえ慎重に
厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、ノロウイルスを保有していることが判明した調理従事者は、保有していないことが確認されるまでの間、食品に直接触れる調理作業を控えるなど適切な措置をとることが望ましいとされています[2]。
また、同マニュアルでは、調理従事者等は定期的な健康診断と毎月の検便検査(10月〜3月は必要に応じてノロウイルスの検便検査)を受けることが推奨されています[2]。
これは、症状がなくてもウイルスを保有している可能性があるためです。
感染した場合はすぐに職場の責任者に連絡し、症状の経過や復帰時期について相談しましょう。症状が出た日時、嘔吐や下痢の回数、発熱の有無などを具体的に伝えることで、適切な判断がしやすくなります。
職場によっては、検便検査でノロウイルスが陰性になるまで調理業務を控えるよう求められる場合や、復帰後も、まずは調理以外の業務から始めるなど、段階的に戻していく方法も検討されることがあります。
手袋の着用を徹底する、食品に直接触れる作業を避けるなどの対策を取りながら復帰するケースもあるでしょう。
自己判断で復帰せず職場の指示に従って対応することで、お客様の健康を守り、職場全体の信頼維持にもつながります。
ノロウイルスで学校・保育園・幼稚園を休む期間の目安【子ども】
子どもがノロウイルスに感染した場合の、学校や保育園などの出席停止の扱いや登校・登園再開の目安、必要な届出について解説します。
子どもは症状を正確に伝えられないこともあるため、保護者が回復状況をしっかり確認することが大切です。
出席停止期間は学校・園の判断による
学校保健安全法施行規則では、感染性胃腸炎(ノロウイルス感染症を含む)は学校感染症の対象とされており、感染のおそれがあると医師が認めた場合には、出席停止の措置が取られることがあります[3]。
ただし、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症のように、全国一律の出席停止期間が定められているわけではありません。
そのため、出席停止が必要かどうか、またその期間については、感染した本人の症状や経過を踏まえて個別に判断されます。
出席停止となった場合の基準は、「病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで」とされています[3]。
嘔吐や下痢といった症状が治まり、普段どおりの食事ができる状態に戻ったことが一つの目安となるでしょう。
ただし、症状が改善していても体調が十分に回復していない場合や、感染拡大のリスクが高いと判断される場合には、登校再開を見合わせることがあります。
保育園や幼稚園についても考え方は同様で、子ども本人の症状や体調を踏まえ、施設と相談しながら登園再開の時期を決めることになります。そのため、同じノロウイルス感染であっても、通っている学校や園によって対応が異なる場合もあるでしょう。
欠席の連絡をする際には、症状の内容や経過、医師の診断を受けている場合はその旨を伝えておくと、判断がスムーズになります。
また、家庭内での感染拡大を防ぐためにも、兄弟姉妹を含め、周囲の体調変化には注意して過ごしましょう。
登校・登園は症状が治まり食事ができてから
登校・登園を再開できる目安は、嘔吐や下痢の症状が治まり、普段の食事ができるようになった状態です。
具体的には、嘔吐がなくなり、下痢も水様性ではなく通常の便に近づいていることが確認できてからになります。症状が出ている間は登校・登園を控え、自宅でしっかり休養させましょう。
子どもは回復が早いことも多いですが、無理に登校・登園させると子ども自身の回復が遅れるだけでなく、クラス内で感染が広がってしまうおそれがあります。
とくに保育園では、おむつ替えや食事の介助、おもちゃの共有など、保育士と子どもの接触が多いため、感染が広がりやすい環境です。
集団生活に戻る前に、十分な回復を確認することが重要になります。
保育園や幼稚園ではノロウイルスなどの感染性胃腸炎から回復した際、保護者が記入する「登園届」の提出が求められることがあります[4]。これは、医師の診断を受けたうえで、保護者が症状の回復を確認して記入するものです。
学校でも、出席停止扱いとなった場合は「登校届」や「治癒証明書」の提出を求められることがあるでしょう。
必要な届出の様式や提出先は施設によって異なるため、事前に確認しておくとスムーズです。
症状が治まった後も、子どもにはトイレ後の手洗いの大切さを改めて伝えてあげてください。
ノロウイルスで休んでいる間の過ごし方
ノロウイルスに感染して療養している間は、回復を妨げない過ごし方を意識することが重要です。
水分補給や食事のポイント、家族への感染対策について確認しておきましょう。
適切に対応することで、症状の回復を早めるとともに、家庭内での二次感染リスクを抑えることにつながります。
脱水予防のためこまめな水分補給を優先する
休養中は、脱水を防ぐことを意識した対応が重要とされています。
嘔吐や下痢で大量の水分と電解質(ナトリウム、カリウムなど)が失われるため、こまめに水分補給しましょう。
水やお茶でもよいですが、電解質も同時に補給できる経口補水液もおすすめです[1]。経口補水液は薬局やドラッグストア、コンビニエンスストアなどで手に入ります。
スポーツドリンクは糖分が多い製品もあり、症状によっては飲みにくいことがあります。脱水が心配な場合は経口補水液が適しています。
水分は一度に大量に飲むと胃に負担がかかり嘔吐を誘発することがあるため、少量(スプーン1杯程度)を数分おきに摂取するのがポイントです。
吐き気が強い場合は無理に飲まず、吐き気が落ち着いてから少しずつ再開しましょう。
冷たすぎる飲み物は胃腸を刺激することがあるため、常温か少し温かい程度のものがおすすめです。
尿の量が減っている、尿の色が濃い、唇や口の中が乾燥している、ぐったりしているなどの症状がある場合は脱水が進んでいる可能性があります。
このような症状がみられたら、早めに医療機関を受診してください。
とくに乳幼児や高齢者は脱水症状を起こしやすく重症化しやすいため、注意深く観察することが大切です。
消化のよい食事を少量から段階的に進める
嘔吐が治まり、水分が十分に摂れるようになったら、消化のよい食事を少量から始めます。食欲がなくても、少しずつ食べることで体力の回復につながります。
1回の食事量は普段の半分程度から始め、問題がなければ徐々に量を増やしていきましょう。症状が落ち着いてきたら、段階的に普段の食事に戻していきます。
回復期に取り入れやすい食品と、控えたほうがよい食品の目安は以下のとおりです。
| 食品 ・飲み物の例 | |
| 回復期に取り入れやすい | ・おかゆ ・やわらかく炊いたご飯 ・うどん(具は控えめ) ・すりおろしたりんご ・にんじん、じゃがいもなどの加熱野菜 ・具の少ないスープ ・常温の水 ・経口補水液 |
| 控えたほうがよい | ・脂っこい料理、揚げ物 ・香辛料の強い食品 ・生野菜 ・柑橘類 ・乳製品 ・冷たい飲み物 ・炭酸飲料 ・コーヒー、緑茶(カフェインを含む飲み物) |
まずは、おかゆやうどん、具の少ないスープなど、消化しやすく水分補給にもなる食品から取り入れるのがおすすめです。味付けは薄めにし、油を使わない調理法(煮る、蒸す)を選びましょう。
一方で、脂っこい料理や柑橘類などは、回復途中の胃腸に負担をかけることがあります。
また、冷たい飲み物やカフェインを含む飲み物などは、下痢や腹部不快感を助長する場合があるため、症状が完全に落ち着くまでは控えるか、体調をみながら再開すると安心です。
回復のスピードには個人差があります。無理に通常の食事に戻そうとせず、症状の改善に合わせて段階的に食事内容を調整していきましょう。
家族への感染を防ぐ対策を徹底する
ノロウイルスは感染力が非常に強く、家庭内で二次感染が起こりやすい感染症です。
感染拡大を防ぐためには、日常生活の中での基本的な対策を徹底することが重要となります。
<家庭内で実践したい感染対策[1]>
1.正しい手洗いを徹底する
ノロウイルスにはアルコールが十分に効きにくい場合があるため、流水と石けんによる手洗いが基本です。
トイレの後や食事の前後には、次の手順で丁寧に洗いましょう。
- 手のひら
- 手の甲
- 指の間
- 爪の間
- 親指
- 手首
それぞれを意識しながら、30秒以上かけて洗い、清潔なタオルまたはペーパータオルで拭き取ってください。
タオルの共用は避け、感染者と家族は別々のものを使用しましょう。
2.嘔吐物・便は適切に処理する
嘔吐物や便には多量のウイルスが含まれているため、処理時はとくに注意が必要です。
- 使い捨ての手袋とマスクを着用する
- ペーパータオルなどで静かに拭き取る
- 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤を薄めたもの)で消毒する
- 使用した手袋やペーパータオルはビニール袋に密封して廃棄する
- 処理後は石けんで手を洗う
3.生活用品・環境からの感染を防ぐ
家庭内での接触感染を防ぐため、次の点にも注意してください。
- 食器やコップの共用は避け、感染者が使用したものは分けて洗う
- 症状がある間は、できるだけ家族との接触を減らす
- 可能であれば、別の部屋で過ごす
- トイレを共用する場合は、使用後に便座・ドアノブ・水洗レバー・蛇口などを消毒する
これらの対策を組み合わせて行うことで、家庭内での感染拡大リスクを下げることが期待できます。
症状がつらいときはクリニックフォアのオンライン診療へ
ノロウイルスの症状があるとき、外出して医療機関を受診するのは体力的にもつらいものです。
嘔吐や下痢が続いている状態では、移動中に症状が悪化する心配もあるでしょう。
また、公共交通機関を利用することで他の人に感染を広げてしまうリスクも考えなければなりません。
そのようなときに選択肢となるのが、クリニックフォアのオンライン診療です。
自宅にいながら、スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けることができます。予約はWebから24時間いつでも可能なため、症状が出たタイミングで受診しやすい点も特徴です。
また、必要に応じて吐き気止めや整腸剤などが処方される場合があります。処方されたお薬は自宅に配送されるため、体調が悪い中で薬局へ行く必要もありません。
症状がつらくて外出が難しいときや、小さな子どもを連れての受診が負担になる場合、また周囲への感染が心配な場合には、オンライン診療の活用を検討してみてください。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※検査等が必要な場合は、対面診療をご案内させていただく場合があります。
※処方を希望されるお薬によってお薬のお値段は異なります。
※診察料・システム利用料:合計1,650円(税込)
※配送料は550円(税込)です。
※価格は2025年12月時点のものになります。
※お薬が届くまでの日数は、診察時間や配送先により異なります。
ノロウイルスに関するよくある質問
ノロウイルスに感染した際、「診断書は必要なのか」「いつまで休めばよいのか」「家族が感染した場合はどうすればいいのか」など、判断に迷う点は少なくありません。
ここでは、仕事や学校との関係でのよくある質問について、考え方や注意点をQ&A形式でまとめています。状況に応じた対応を考える際の参考にしてください。
Q1:ノロウイルスにかかった際に診断書は必要ですか?
診断書が必要かどうかは、職場や学校の規定によって異なります。
法律上、ノロウイルス感染者が診断書を提出する義務はありません。
ノロウイルスは特別な検査をしなくても、嘔吐や下痢などの症状と流行状況から臨床診断されることが多いため、必ずしも検査を受ける必要はありません。
ただし、会社によっては就業規則で「感染症にかかった場合は診断書を提出すること」と定めている場合があります。
学校の場合も、出席停止扱いとなった場合は治癒証明書や登校届の提出が必要になることがあります。
休む前に職場や学校に確認し、診断書が必要な場合は医療機関を受診して発行してもらいましょう。
オンライン診療でも診断書の発行に対応しているクリニックがあるため、外出が難しい場合は相談してみてください。
診断書の発行には費用がかかることが多いため、事前に確認しておくと安心です。
Q2:症状が3日以上続く場合はどうすればいい?
ノロウイルスによる嘔吐や下痢は、通常1〜2日程度で治まることが多いとされています[1]。
症状が3日以上続く場合は、ノロウイルス以外の原因(細菌性の胃腸炎など)も考えられるため、医療機関を受診しましょう。
とくに注意が必要なのは脱水症状です。
水分が摂れない、尿が半日以上出ない、口の中や唇が乾燥している、ぐったりして反応が鈍いなどの症状がある場合は、早急に医療機関を受診してください。
また、便に血が混じっている、38度以上の高熱が続く、激しい腹痛がある、意識がもうろうとしているなどの場合も、すぐに受診が必要です。
これらの症状は、ノロウイルス以外の重い感染症や合併症の可能性を示唆するものです。
乳幼児や高齢者、糖尿病や腎臓病などの基礎疾患がある方は重症化しやすいため、症状が長引く場合は早めに医師に相談することをおすすめします。
脱水が進んでいる場合は、点滴による水分補給が必要になることもあります。
Q3:家族がノロウイルスにかかったら自分も休むべき?
家族がノロウイルスに感染しても、自分に症状がなければ仕事や学校を休む必要はありません。
ただし、自分も感染している可能性を念頭に置き、手洗いなどの感染対策を徹底してください。とくに家族の看護をしている場合は、嘔吐物や便の処理後の丁寧な手洗いを心がけましょう。
家族を看護する際には使い捨て手袋を使用し、汚物などの処理後は石けんで手を洗ってください。
また職場によっては、家族に感染者がいる場合の対応が定められていることもあります。とくに食品を扱う仕事の方は、家族が感染したことを職場の責任者に報告し、出勤について指示を仰いでください。
体調の変化には十分注意し、自分にも症状があらわれた場合は、すぐに休んで医療機関を受診しましょう。
Q4:ノロウイルスで有給休暇は使えますか?
ノロウイルスで休む場合、有給休暇を使用することは可能です。
有給休暇は労働者の権利であり、理由を問わず取得できるため、病気による休暇でも問題なく使用できます。
法律で定められた出勤停止ではないため、休んだ日を有給休暇として処理するか、欠勤扱いにするかは会社の規定や本人の希望によって決まります。
会社によっては、有給休暇とは別に病気休暇(傷病休暇)制度を設けている場合もあるため、人事担当者に確認するとよいでしょう。
病気休暇制度がある場合は、有給休暇を消費せずに休める可能性があります。
また、休む期間が4日以上になる場合は、健康保険の傷病手当金を受給できる可能性があります[5]。
傷病手当金は、連続して3日間休んだ後、4日目以降の休業に対して標準報酬日額の約3分の2が支給される制度です[5]。
詳しい条件や手続きについては、会社の人事担当者や加入している健康保険組合に相談してみてください。
まとめ
ノロウイルスによる嘔吐や下痢は、通常1〜2日程度で治まることが多いものの、体力が完全に回復するまでには数日かかる場合があります。
法律で一律に定められた休業期間はありませんが、症状がある間は出勤や登校を控えることが、周囲への感染拡大を防ぐうえで重要です。
仕事や学校への復帰は、嘔吐や下痢が完全に治まり、普段どおりの食事がとれるようになってからを目安にしましょう。
とくに食品を扱う仕事に就いている場合は、症状が改善した後もウイルスの排出が続くことがあるため、調理業務への復帰時期は職場と相談しながら慎重に判断する必要があります。
また、学校や保育園については明確な出席停止期間が設けられていないため、施設ごとの対応を事前に確認しておくことが大切です。
療養中は脱水を防ぐための水分補給を優先し、消化のよい食事を少量ずつ段階的に再開していきましょう。
あわせて、家族への感染を防ぐために、手洗いの徹底やタオル・食器の共用を避けるなどの対策も欠かせません。
症状がつらくて外出が難しいときは、クリニックフォアのオンライン診療の活用も検討してみてください。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
