心因性EDになったらどうすればいい?4つの対処法を解説!

心因性EDとは、体に問題はないものの、精神的な要因や、パートナーとの関係、性行為に対するトラウマなどが原因となって起こるED(勃起不全)のことです。病気などの体の問題(器質性ED)と、心因性EDの両方の要素を併せ持つ、混合型EDというケースもあります。 この記事では、心因性EDの対処法を詳しく解説します。精神的な問題で勃起しづらくなっている方は、ご参考ください。

心因性EDになったらどうすればいい?4つの対処法

心因性EDの可能性がある場合は、ストレス解消や、パートナーとのコミュニケーションを大事にするとともに、受診して適切な治療を受けるとよいでしょう。詳しくは以下の通りです。

ストレスを解消する

心因性EDは、仕事などの日常生活におけるストレス、パートナーとの関係におけるストレス、性交に関するトラウマなどが原因となりえます。そのため、ストレスや不安、緊張など、思い当たる原因がある場合はその原因を取り除き、リラックスすることが大事です。ストレスをためないことや、たまったストレスは解消することも心がけましょう。

ストレスがたまることでEDになり、さらにEDがストレスとなる…という悪循環におちいることもあるので注意が必要です。

パートナーと悩みを共有する

パートナーにEDの悩みを伝え、パートナーに理解してもらったり、一緒に改善に取り組んだりしましょう。EDの悩みを一人で抱え込み、パートナーに対しての後ろめたさや恥ずかしさを感じていると、EDがより悪化することもあります。

また、無理に挿入、射精をしようとするのではなく、パートナーとのスキンシップを楽しむことに重きをおくとリラックスにもつながり、EDにもパートナーとの関係にもよい影響があるでしょう。

ED治療薬での薬剤療法

ED治療薬とは、性的刺激を受けた際に血管を広げたり、勃起を妨げる酵素を阻害したりして、勃起をサポートする薬です。日本では、バイアグラ、シアリス、レビトラとそれぞれのジェネリック医薬品が、ED治療薬として厚生労働省に承認されています。

ED治療薬を使って性行為が上手くいくと、それが自信になり、ストレスも少なくなって心因性EDが改善できることがあります。

心理療法

ED治療薬で効果が十分得られない場合は、心理療法を行うことがあります。

ED診療ガイドラインでは、心因性EDの精神療法として、脱感作療法、感覚焦点法(リラックスして性行為を楽しむことに集中するトレーニング)、カップル療法、行動療法、性教育、コミュニケーションと性的な技術の訓練、マスターベーション訓練など、さまざまな方法が挙げられており、ED治療薬と心理療法を同時に行うことで、より高い効果が期待できるとされています。必要に応じて、パートナーも同席の上、カウンセリングを行うこともあります。

心因性EDを改善するには医療機関の受診を

心因性EDを自力で治そうとすると、余計にストレスがかかって症状が悪化することがあるので、早めに受診を検討しましょう。泌尿器科の他、内科や専門のクリニックなどで診察が受けられます。

心因性EDは、性欲低下といった他の性機能障害、うつや不安障害といった精神疾患を合併することも多いため、早めの治療が大事です。

医療機関での治療ではED治療薬を使うことが一般的ですが、心理療法などが必要となるケースもあります。

EDの診断・治療はクリニックフォアで

クリニックフォアでは、オンライン診療でED治療薬の処方を行っています。診察はオンラインで実施し、薬は後で配送されるので、忙しい方でも利用しやすくなっています。

EDにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

参考文献

  1. 日本臨床内科医会|ED Q&A
  2. 日本泌尿器科学会|勃起力(ぼっきりょく)が低下した
  3. 日本医療機能評価機構|病気のことや治療法について、もっとしりたい。