シルデナフィルとは？バイアグラとの関係を解説
シルデナフィルは、世界で初めて開発された経口ED治療薬「バイアグラ」に含まれる有効成分の名称です。
1999年に日本で承認されて以来、多くの男性のED治療に用いられてきた実績があります。
2014年にバイアグラの特許が満了したことで、同じ有効成分を含むジェネリック医薬品が複数のメーカーから発売されるようになりました。
現在では「シルデナフィル錠」という名称で流通しており、先発品のバイアグラと同等の効果が期待できるお薬として広く処方されています。
バイアグラとシルデナフィル錠の関係性を正しく理解することで、ご自身に合ったお薬選びができるようになります。
先発品バイアグラとジェネリックの違い
先発品バイアグラとジェネリック医薬品のシルデナフィル錠は、有効成分の種類と含有量が同じです。
国が定める基準に基づいて生物学的同等性試験が実施されており、体内での吸収や効果の現れ方がほぼ同等であることが確認されています。
両者の主な違いは、添加物やコーティング、錠剤の形状といった部分にあります。
ジェネリック医薬品では、製造メーカーによって錠剤の色や形、割線の有無などが異なる場合があり、服用感に若干の違いを感じる方もいます。
また、先発品バイアグラには水なしで服用できるODフィルム製剤がありますが、ジェネリック医薬品にもOD錠（口腔内崩壊錠）を製造しているメーカーがあります。
効果の面では大きな差はないため、価格や服用のしやすさなど、ご自身の優先事項に合わせて選ぶとよいでしょう。
シルデナフィルの効果と仕組み
シルデナフィルは、勃起を助け、それを維持する効果が期待できるお薬です。
ED治療において第一選択薬のひとつとして位置づけられており、世界中で多くの臨床実績があります。
ただし、シルデナフィルは性的刺激がなければ勃起を引き起こすことはありません。
あくまで性的興奮があったときに自然な勃起をサポートするお薬であり、催淫剤や性欲増進剤とは異なります。
シルデナフィルの効果を正しく理解することで、過度な期待や誤った服用を防ぐことができます。
シルデナフィルの勃起サポート効果
シルデナフィルの効果は、陰茎海綿体への血流を促進し、勃起を起こしやすく、維持しやすくすることにあります。
「勃起しにくい」「途中で萎えてしまう」といったEDの症状に対して、多くの方で勃起機能の改善が報告されています。
シルデナフィルを服用することで、性的刺激を受けたときに十分な硬さの勃起が得られやすく、性行為に対する満足度の向上が期待できるようになります。
臨床試験においても、シルデナフィルを服用した群ではプラセボ群と比較して「挿入の頻度」「勃起の維持」のスコアが有意に改善したことが報告されています[1]。
EDの悩みは身体的な問題だけでなく、自信の喪失やパートナーとの関係悪化など心理的な影響も大きいものです。
シルデナフィルによって成功体験を積み重ねることで、心因性EDの改善にもつながる可能性があります。
PDE5阻害薬としての作用の仕組み
シルデナフィルは「PDE5阻害薬」と呼ばれる種類のお薬に分類されます。
勃起は、性的刺激を受けると陰茎の血管内でcGMP（環状グアノシン一リン酸）という物質が増加し、血管が拡張して海綿体に血液が流れ込むことで起こります。
一方、PDE5（ホスホジエステラーゼ5型）という酵素はcGMPを分解する働きがあり、これによって勃起が収まる仕組みになっています。
EDの方はPDE5の働きが過剰であったり、cGMPの産生が不十分であったりするため、勃起の維持が困難になります。
シルデナフィルはPDE5の働きを阻害することで、cGMPの分解を抑え、血管拡張作用を維持します。
その結果、陰茎海綿体への血流が増加し、勃起機能の改善・維持が期待できるという仕組みです[1]。
効果発現時間と持続時間
シルデナフィルは服用後30分〜1時間程度で効果が現れ始めます。
効果のピークは服用後1〜1.5時間程度とされており、性行為の約1時間前に服用することが推奨されています。
効果の持続時間は4〜6時間程度で、この間に性的刺激があれば勃起をサポートする作用が期待できます。
持続時間中ずっと勃起が続くわけではなく、性的興奮がなければ通常の状態を維持するため、日常生活に支障をきたすことはありません。
ただし、空腹時と食後では効果の現れ方に差があることがわかっています。
食後に服用すると吸収が遅れ、効果発現までの時間が延びたり、効果が弱まったりする可能性があるため、空腹時の服用がおすすめです[1]。
シルデナフィルの正しい飲み方
シルデナフィルは正しく服用することで、より高い効果が期待できます。
「お薬が効かなかった」という方の多くは、服用方法が適切でなかったことが原因とされています。
服用のタイミング、食事やお酒との関係を正しく理解することが、効果を最大限に引き出すポイントです。
初めて服用する方は特に、以下の内容をしっかり確認してから服用してください。
服用のタイミングと用量
シルデナフィルは性行為の約1時間前に服用することが推奨されています。
日本国内で承認されている用量は25mgと50mgの2種類で、医師が患者さんの状態や年齢、持病の有無などを考慮して適切な用量を判断します。
一般的には50mgから開始することが多いですが、65歳以上の高齢者や肝機能・腎機能に障害がある方は25mgから開始することが推奨されています[1]。
1日の服用は1回までとし、次の服用まで24時間以上の間隔を空ける必要があります。
効果が不十分だと感じても、自己判断で用量を増やすことは避けてください。
また、シルデナフィルは性的刺激がなければ勃起を引き起こさないため、パートナーとのスキンシップなど性的な刺激を取り入れることも大切です。
食事との関係（空腹時がおすすめの理由）
シルデナフィルは食事の影響を受けやすいお薬です。
特に脂肪分の多い食事の後に服用すると、お薬の吸収が妨げられ、効果が弱まったり、効果発現までに時間がかかったりすることがあります。
研究データによると、高脂肪食後の服用では、最大血中濃度（Cmax）が約29%低下し、効果発現が遅れることが報告されています[1]。
そのため、シルデナフィルは空腹時に服用することが推奨されています。
食事をする予定がある場合は、食事の30〜60分前にシルデナフィルを服用しておくか、食後2時間以上経過してから服用するとよいでしょう。
どうしても食後に服用する場合は、あっさりとした軽めの食事にとどめることで、影響を最小限に抑えることができます。
お酒との関係
シルデナフィルとお酒の併用は、少量であれば影響は少ないとされています。
適度な飲酒はリラックス効果があり、緊張や不安が原因の心因性EDの方にはプラスに働く場合もあります。
ただし、過度な飲酒は逆効果となるため注意が必要です。
アルコールには中枢神経を麻痺させる作用があり、飲みすぎると性的刺激を受けても勃起の指令がうまく伝わらなくなります。
また、シルデナフィルとアルコールはともに血管を拡張させる作用があるため、大量に飲酒すると血圧が下がりすぎる可能性があります。
めまいやふらつき、立ちくらみなどの症状が起こることもあるため、お酒は「ほろ酔い」程度にとどめておくことをおすすめします。
シルデナフィルの副作用
シルデナフィルは多くの臨床実績があり、正しく服用すれば安心して使用できるお薬です。
ただし、お薬である以上、副作用が現れる可能性はゼロではありません。
主な副作用は血管拡張作用に伴う一時的な症状であり、お薬の効果が切れるとともに自然に消失することがほとんどです。
副作用の内容を事前に把握しておくことで、症状が現れても落ち着いて対処することができます。
主な副作用と発現率
シルデナフィルの主な副作用は、頭痛、ほてり（顔のほてり・潮紅）、鼻づまり、動悸、消化不良などです。
これらはお薬の血管拡張作用によって起こる症状であり、多くの場合は軽度で一時的なものにとどまります。
国内臨床試験のデータによると、顔のほてり（潮紅）が5.9%、頭痛が3.9%の方に見られたと報告されています[1]。
これらの副作用は薬理作用に関連して一時的に現れることがありますが、症状が強く出る場合や長時間続く場合は医師に相談してください。
頭痛が気になる場合は、ロキソニンやバファリンなどの市販の鎮痛剤を併用しても問題ありません。
いずれの副作用もお薬の効果が切れる4〜6時間後には自然に消失し、後遺症が残ることは報告されていません。
青視症とは
シルデナフィル特有の副作用として「青視症」があります。
青視症とは、物が青く見えたり、青みがかって見えたりする視覚の変化のことです。
これは、シルデナフィルがPDE5だけでなく、網膜に存在するPDE6という酵素にもわずかに作用することで起こると考えられています。
青視症は一時的な症状であり、お薬の効果が切れれば自然に元に戻ります。
発現頻度は低く、多くの方には現れませんが、服用後に視界の色調に変化を感じた場合は青視症の可能性があります。
症状が軽度であれば心配はいりませんが、視力低下や視野の異常など重篤な症状が現れた場合は、服用を中止して速やかに眼科を受診してください[1]。
副作用が出たときの対処法
副作用が出た場合は、まず慌てずに安静にすることが大切です。
頭痛やほてりなどの軽度な副作用であれば、お薬の効果が切れるまで様子を見ることで自然に改善します。
頭痛がつらい場合は市販の鎮痛剤を服用しても問題なく、ほてりが気になる場合は涼しい場所で休むとよいでしょう。
ただし、胸の痛みや息苦しさ、急激な視力低下、4時間以上続く勃起（持続勃起症）などの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。
特に持続勃起症は放置すると陰茎組織に障害が残る可能性があるため、速やかな処置が必要です。
副作用が心配な方は、最初は低用量（25mg）から試してみることで、身体への影響を確認しながら服用することができます。
シルデナフィルを服用できない方（禁忌・併用注意）
シルデナフィルは多くの方に効果が期待できるお薬ですが、持病やお薬の併用状況によっては服用できない場合があります。
特に心臓のお薬を服用中の方や、重度の持病がある方は注意が必要です。
医師の診察を受ける際には、現在の健康状態や服用中のお薬についてすべて正確に伝えることが重要です。
服用できない方（禁忌）
以下に該当する方は、シルデナフィルを服用できません[1]。
硝酸薬やNO供与剤を使用中の方は、シルデナフィルとの併用により血圧が危険なレベルまで低下する可能性があるため、併用禁忌とされています。
狭心症の発作時に使用するニトログリセリン（舌下錠やスプレー）、硝酸イソソルビド、ニコランジルなどが該当します。
また、心血管系障害があり性行為自体が不適当とされている方、重度の肝障害がある方、低血圧（最高血圧90mmHg未満）の方も服用できません。
治療を受けていない高血圧（最高血圧170mmHg以上または最低血圧100mmHg以上）の方、脳梗塞・脳出血・心筋梗塞を6ヶ月以内に発症した方、網膜色素変性症の方も禁忌となっています。
ご自身が該当するかどうか不安な場合は、必ず医師に相談してから服用を検討してください。
併用注意のお薬
以下のお薬を服用中の方は、シルデナフィルとの併用に注意が必要です[1]。
HIV治療薬（リトナビル、インジナビルなど）や抗真菌薬（ケトコナゾール、イトラコナゾール）は、シルデナフィルの代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性があります。
マクロライド系抗生物質（エリスロマイシン）やシメチジン（胃薬）も同様の作用があるため、併用する場合は低用量から開始することが推奨されています。
α遮断薬（ドキサゾシン、タムスロシンなど）は前立腺肥大症や高血圧の治療に用いられるお薬ですが、シルデナフィルとの併用で血圧が下がりすぎる可能性があります。
その他の降圧剤を服用中の方も、血圧低下のリスクがあるため注意が必要です。
医師の診察時にはお薬手帳を持参し、現在服用中のお薬をすべて伝えるようにしてください。
シルデナフィルと他のED治療薬の比較
シルデナフィル以外にも、タダラフィルやバルデナフィルといったED治療薬があります。
いずれもPDE5阻害薬に分類されるお薬ですが、効果発現時間や持続時間、食事の影響などに違いがあります。
それぞれの特徴を理解することで、ご自身のライフスタイルに合ったお薬を選ぶことができます。
タダラフィル（シアリスジェネリック）との違い
タダラフィルは、先発品シアリスの有効成分であり、2020年に特許が満了してからはジェネリック医薬品も流通しています。
シルデナフィルとの最大の違いは持続時間で、タダラフィルは最大36時間という長い効果持続時間が特徴です。
金曜日の夜に服用すれば日曜日まで効果が続くことから「ウィークエンドピル」とも呼ばれています。
また、タダラフィルは食事の影響を受けにくいため、食後に服用しても効果が大きく低下しにくい点がメリットです。
一方で、効果の発現には1〜3時間かかるため、シルデナフィルほどの即効性はありません。
服用のタイミングを気にしたくない方、自然な流れで性行為を楽しみたい方にはタダラフィルが向いています。
バルデナフィル（レビトラジェネリック）との違い
バルデナフィルは、先発品レビトラの有効成分です。
先発品のレビトラは2021年に販売中止となりましたが、現在はジェネリック医薬品のバルデナフィル錠が流通しています。
シルデナフィルとの違いは即効性で、バルデナフィルは服用後15〜30分程度で効果が現れるとされています。
持続時間は5〜8時間程度で、シルデナフィルよりもやや長めです。
食事の影響はシルデナフィルほど受けませんが、脂っこい食事の後は吸収が遅れる場合があります。
バルデナフィルは即効性が特徴とされており、より強い効果を求める方や、急なタイミングにも対応したい方に人気があります。
【比較表】3種類のED治療薬ジェネリック
| 項目 | シルデナフィル | タダラフィル | バルデナフィル |
| 先発品 | バイアグラ | シアリス | レビトラ |
| 効果発現時間 | 30〜60分 | 1〜3時間 | 15〜30分 |
| 持続時間 | 4〜6時間 | 最大36時間 | 5〜8時間 |
| 食事の影響 | 受けやすい | 受けにくい | やや受ける |
| 特徴 | 知名度が高く実績豊富 | 長時間持続 | 即効性が高い |
| 価格目安（1錠） | 300〜500円程度 | 400〜700円程度 | 500〜800円程度 |
シルデナフィルの費用・価格相場
ED治療は基本的に自由診療となるため、診察料やお薬代は全額自己負担です。
そのため、継続して治療を受けるには費用面も重要な検討ポイントとなります。
シルデナフィルはジェネリック医薬品のため、先発品バイアグラと比べて大幅に費用を抑えることができます。
クリニックでの処方価格の目安
シルデナフィルの処方価格は、クリニックによって異なりますが、1錠あたり300〜500円程度が相場です。
診察料は1,000〜3,000円程度のクリニックが多く、初診料・再診料が無料のクリニックもあります。
クリニックフォアの場合、診察料1,650円、シルデナフィル50mgは1錠376円から処方を受けられます。
まとめ買いや定期配送を利用すると割引になるプランを用意しているクリニックも多いため、継続的に治療を受ける場合はこうしたサービスを活用するとよいでしょう。
オンライン診療を利用すれば、通院の手間や交通費も節約できるため、トータルでの費用を抑えることができます。
先発品バイアグラとジェネリックの価格差
先発品バイアグラの処方価格は、1錠あたり1,300〜1,800円程度が相場です。
一方、ジェネリック医薬品のシルデナフィル錠は1錠あたり300〜500円程度で処方されることが多く、価格差は3〜4倍にもなります。
有効成分と効果は同等であるため、費用を抑えたい方にはジェネリック医薬品がおすすめです。
ただし、先発品にはODフィルムタイプがあるなど、剤形のバリエーションが豊富という特徴もあります。
どちらを選ぶかは、価格と服用のしやすさ、これまでの使用経験などを踏まえて判断するとよいでしょう。
初めてED治療薬を試す方は、まずジェネリック医薬品で効果を確認してから、必要に応じて他の選択肢を検討することをおすすめします。
シルデナフィルの入手方法
シルデナフィルは医師の処方箋が必要な「処方箋医薬品」に指定されています。
ドラッグストアや薬局で自由に買えるお薬ではないため、入手するには医療機関を受診する必要があります。
正規のルートで処方を受けることで、安心してお薬を服用することができます。
医療機関での処方が必要な理由
シルデナフィルが処方箋医薬品に指定されているのは、服用できない方や併用注意のお薬があるためです。
硝酸薬との併用は重篤な副作用を引き起こす可能性があり、心血管系の持病がある方には慎重な判断が必要となります。
医師の診察を受けることで、ご自身の健康状態に合わせた適切な用量のお薬を処方してもらうことができます。
また、副作用が出た場合にすぐに相談できる環境があることも、医療機関で処方を受けるメリットです。
ED治療はデリケートな悩みですが、泌尿器科や内科、オンライン診療など、さまざまな受診方法があります。
医師はEDの相談に慣れているため、恥ずかしがらずに症状を伝えてください。
オンライン診療での処方の流れ
オンライン診療を利用すれば、自宅にいながらシルデナフィルの処方を受けることができます。
スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受け、お薬は自宅に届くため、通院の手間がかかりません。
クリニックフォアのオンライン診療では、Webサイトから予約し、問診票に回答した後、ビデオ通話で医師の診察を受けます。
診察時間は5〜10分程度で、その場でお薬が処方され、最短翌日には自宅に届きます。
お薬は中身がわからない梱包で届くため、家族に知られる心配もありません。
顔出し不要のオプションを用意しているクリニックもあり、プライバシーに配慮された環境で診察を受けることができます。
個人輸入・通販のリスク（100mg錠の危険性）
インターネット上では、個人輸入代行業者を通じてシルデナフィルを購入できるサイトが存在します。
しかし、こうしたルートで入手したお薬には偽造品が多く含まれており、健康被害のリスクがあります。
製薬会社の合同調査によると、インターネットで販売されているED治療薬の約4割が偽造品であることが報告されています[2]。
偽造品には、有効成分が含まれていないもの、成分量が過剰なもの、不純物が混入しているものなどがあり、効果がないだけでなく健康被害を引き起こす危険性があります。
また、日本国内では100mg錠は承認されておらず、100mgを謳う製品は未承認薬または偽造品の可能性が高いといえます。
シルデナフィルに関するよくある質問
Q. シルデナフィルとバイアグラは同じですか？
シルデナフィルはバイアグラに含まれる有効成分の名称であり、効果は同等です。
バイアグラは先発品の商品名、シルデナフィル錠はジェネリック医薬品の一般名称として使われています。
有効成分と含有量が同じため、どちらを選んでも期待できる効果に大きな差はありません。
Q. シルデナフィル50mgと25mgどちらを選べばいいですか？
一般的には50mgから開始することが多いですが、65歳以上の方や肝機能・腎機能に障害がある方は25mgから開始することが推奨されています。
初めて服用する方で副作用が心配な場合は、25mgから試してみるのも選択肢のひとつです。
最適な用量は個人差があるため、医師と相談しながら調整することをおすすめします。
Q. シルデナフィルは毎日飲んでも大丈夫ですか？
用法を守れば毎日の服用も可能ですが、次の服用まで24時間以上の間隔を空ける必要があります。
シルデナフィルは性行為の前に服用するお薬であり、毎日継続して服用するタイプのお薬ではありません。
毎日服用するタイプのED治療薬をご希望の場合は、タダラフィルの低用量タイプ（2.5mg・5mg）が選択肢となります。
Q. シルデナフィルが効かないときはどうすればいいですか？
シルデナフィルが効かない原因の多くは、不適切な服用方法によるものとされています。
空腹時に服用する、性的刺激を受ける、3〜4回試してから効果を判断するなど、正しい服用方法を守ることが大切です。
それでも効果を感じない場合は、用量の変更や他のED治療薬への切り替えについて医師に相談してみてください。
まとめ
シルデナフィルは、ED治療薬バイアグラの有効成分であり、ジェネリック医薬品として費用を抑えながらED治療を受けることができます。
PDE5阻害薬として陰茎海綿体への血流を促進し、性的刺激があったときに自然な勃起をサポートする効果が期待できます。
服用後30分〜1時間で効果が現れ、4〜6時間ほど持続するため、性行為の約1時間前に空腹時に服用することがおすすめです。
主な副作用は頭痛やほてりなど一時的なものが多く、正しく服用すれば安心して使用できるお薬です。
ただし、硝酸薬との併用は禁忌であり、持病やお薬の併用状況によっては服用できない場合もあるため、必ず医師の診察を受けてから服用してください。
インターネットで販売されているシルデナフィルには偽造品が多く含まれているため、医療機関で正規品の処方を受けることが大切です。
クリニックフォアではオンライン診療でシルデナフィルの処方を受けることができますので、EDでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
