女性にとって髪はとても大切なもの。薄毛や抜け毛の悩みはとても大きいです。できることなら日々のケアで早め早めに対処していきたいですよね。
「抜け毛が増えてきた」「髪のボリュームが少なくなってきた気がする」といった薄毛・抜け毛の悩みの原因は、もしかしたら食事にあるかもしれません。
薄毛にはわかめが効く、なんて話もありますが、私たちの体は食べたもので構成されていますから、薄毛や抜け毛の対策に食べ物を考えることはとても有意義です。
そこで今回は、薄毛・抜け毛の対策に効果的な食べ物を解説いたします。
食べ物で薄毛・抜け毛は予防できる?
女性の薄毛・抜け毛の原因は様々ですが、その多くは頭皮環境やホルモンバランスの乱れが引き金となっています。そのため、食事をする際には、⑴髪を生成する栄養素をとること、⑵栄養が行き渡るようにすること、そして⑶ホルモンバランスを整えることを意識すると良いです。では、どんな食材を摂れば良いのでしょうか?
髪を生成する栄養素
タンパク質
一番重要なのが、タンパク質です。
毛髪のおよそ8~9割は、「ケラチン」というタンパク質で構成されており、タンパク質の不足は抜け毛や髪質の劣化につながります。タンパク質は毛髪だけでなく、身体の大部分を構成するとても大切な栄養素です。体内のタンパク質が不足すると、生命維持に必要な臓器に優先的に運ばれるため、結果的に毛髪へのタンパク質の供給は後回しになり、抜け毛や髪質の劣化が起こりやすくなるのです。
十分にタンパク質をとることで、薄毛や抜け毛だけでなく、ハリやツヤなどの髪質改善にもつながります。積極的に摂取するようにしましょう。
タンパク質が多く含まれている食材
>>鶏ささみ、牛もも肉、いわし丸干し、卵、大豆製品など
亜鉛
そして次に、亜鉛です。
「薄毛にはわかめがいい」といった話がありますが、ミネラルを摂取するという観点では、亜鉛が含まれる食材を摂取するべきです。
亜鉛は、先述した毛髪を構成する「ケラチン」を生成する働きがあります。またそれだけでなく、髪の成長を助ける力もありますので、不足しないように摂取することで薄毛・抜け毛の対策に効果的です!
亜鉛が多く含まれている食材>>豚レバー、牛肉、卵・牛乳、アーモンドなど
髪に栄養を送る成分
ビタミン
せっかく摂取したタンパク質や亜鉛も、頭皮に送られなければ意味がありません。ビタミンは、血行をよくしたり、代謝をよくする効果がありますので積極的に摂取するようにしましょう。
特に、ビタミンA,B,C,Eが髪の成長に関係すると言われています。
ビタミンAは代謝をよくする効果があります。不足すると頭皮が乾燥してしまう一方で、摂取しすぎてもかえって栄養障害を起こしてしまうため良くありません。ビタミンAは緑黄色野菜に多く含まれておりますので、サプリメントを使わず、野菜から摂取するようにすることをおすすめします。
ビタミンBには、毛細血管を丈夫にして血行をよくし、全身の新陳代謝を改善する働きがあります。不足するとフケや抜け毛の原因になります。
ビタミンCも代謝をよくしたり、炎症を抑える作用があります。また、ホルモンの分泌を促進する働きがあるのですが、女性の薄毛・抜け毛の大きな要因は女性ホルモンの減少であるため、女性は特に積極的に摂取すると良いでしょう。
ビタミンEには、毛細血管を拡張することで血行を良くする作用があります。毛母細胞に栄養を送り、髪の成長を促すのに必要な栄養素です。
各種ビタミンが多く含まれている食材>>
ビタミンA>>豚レバー、うなぎ、バターなど
ビタミンB2>>豚レバー、牛乳、うなぎなど
ビタミンB6>>赤身の魚、牛肉ヒレ、ささみなど
ビタミンC>>ジャガイモ、ピーマン、ブロッコリーなど
ビタミンE>>アーモンド、アボカド、植物油
鉄分
月経などで不足しがちな鉄分は、頭皮環境を保つためにとても大切な栄養素です。髪は毛根にある毛乳頭と呼ばれる部分から栄養を吸収して健康を保っています。鉄分が不足すると体内の酸素が少なくなり、毛乳頭まで十分な酸素や栄養分が行き届かなくなり、毛髪が細くなったり抜け毛が増えたりします。
鉄分が多く含まれる食材>>豚レバー、牛肉ヒレ、まいわし、アサリなど
女性ホルモンの乱れを改善する栄養素
女性の薄毛の大きな原因の一つが、ホルモンバランスの乱れや女性ホルモンの減少です。女性ホルモンには髪の成長を促進する作用がありますが、ストレスや出産の影響でホルモンバランスが乱れたり、加齢によって女性ホルモンが減少すると、相対的に男性ホルモンの量が多くなり、薄毛や抜け毛が進行してしまいます。
そのため、薄毛・抜け毛の進行を抑えるにはホルモンバランスをコントロールすることが大切です。
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンが腸内で変化して生成される「エクオール」という物質は、女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをすることで有名です。大豆イソフラボンは結果的に女性ホルモンの不足を補う働きをするため、薄毛・抜け毛の対策として効果的です。
大豆イソフラボンは、豆腐や納豆などから手軽に摂取できます。積極的に摂取していきたいですね
薄毛・抜け毛に良くない食べ物
せっかくタンパク質や亜鉛など髪の生成に必要な栄養を摂取し、ビタミンや鉄分で頭皮に栄養を送る環境を整えても、それを妨げる食べ物を摂取しては意味がありません。
例えば、血行不良を招く食べ物を摂取するのは控えつようにしましょう。
具体的には、塩分、糖分、脂質や油が多く含まれている食べ物の摂り過ぎには注意です。
揚げ物やスナック菓子、甘いものなど、糖分、脂質の多い食べ物は、ストレスを抱えない程度に抑えましょう。
また、喫煙はもちろん、飲酒もできる限り控えたほうが良いでしょう。アルコールやニコチンを体内で分解する際、ビタミンやミネラルをたくさん消費します。せっかく摂取したビタミンや亜鉛が分解に使われることで不足し、髪の毛に回るはずだった栄養は後回しになってしまいます。
バランスの取れた食事が大切
今回は薄毛・抜け毛の対策に効果的な栄養素や良くない食べ物を取り上げましたが、当然、これだけを摂取していれば良いというわけではありません。また摂取のしすぎもよくはありません。サプリメントなどに頼らず、バランスの取れた食事を心掛けるようにし、健康的な食生活を送ることが一番大切です。
子育てや仕事で忙しかったり、ダイエットのために女性は食事をおろそかにしがちですが、日々の食生活の積み重ねが、数年後に大きな差となって現れます。可能な範囲で、食生活の改善を試みてみましょう。
また女性の薄毛・抜け毛は単に食生活だけでなく、さまざまな原因によって発現します。食生活を見直しても薄毛・抜け毛が改善されない場合は、皮膚科や専門のクリニックを受診することをおすすめします。
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