低用量ピルの避妊効果はいつから?失敗の原因や対処法も医師が解説します

低用量ピルとは、女性ホルモンが配合された薬のことです。服用すると避妊効果をはじめ、生理周期の調整や重い生理痛の改善など、さまざまな効果が期待できます。では、低用量ピルによる避妊効果が得られるのはいつからなのでしょうか。この記事では、避妊効果が得られるタイミングと、避妊に失敗する原因、対処法について詳しく解説します。

低用量ピルには女性ホルモンが含まれているため、服用すると、卵巣から女性ホルモンが出すぎているものと体が勘違いします。そして、脳からのホルモンの分泌がおさえられて排卵が止まるというのがメカニズムです。また、子宮頸管付近の粘液をドロドロにすることで精子が通りにくくなったり、子宮内膜を薄くすることで着床しにくくなったりすることも避妊に関係しています。


低用量ピルはいつから避妊効果が得られる?

生理初日から飲み始めればすぐに避妊効果が得られる

低用量ピルは基本的に、生理初日(生理開始から24時間以内)に服用を始めるものです。そして、生理初日から5日目までの間に飲み始めることができれば、服用を始めたその日から避妊効果が得られるといわれています。ただしこれは最低7日間は飲み忘れないことが前提なので注意しましょう。

7日間継続すると避妊効果が得られる

飲み始めの時期が、生理初日~5日目の間ではない場合は、7日間服用を継続すると避妊効果が得られるといわれています。最初の7日間は避妊効果がないため、性交渉を避けるか別の避妊法を併用するようにしましょう。

休薬期間も避妊効果は続く

低用量ピルには「休薬期間」があります。28日タイプ以外の低用量ピルでは毎月のうち連続した4~7日間、服用をお休みします。しかし、この間にも避妊効果は続いており、妊娠する可能性は極めて低いです。

ただ、計算を誤ってしまい休薬期間が7日を超えてしまった場合には排卵する可能性が高まります。そのため、7日以上の休薬期間をとってしまった場合には念のため他の避妊方法を検討しましょう。

生理日をずらした場合は避妊効果がなくなることもある

低用量ピルを飲むスケジュールを変えることで、生理日をずらすことができます。しかし、その場合は普段とは違う飲み方をするため、避妊効果に影響が出る可能性があります。生理日をずらす場合は、しばらく別の避妊法も併用しましょう。

低用量ピルで避妊に失敗する原因と対処法

飲み忘れや、飲んだ後に下痢や嘔吐があった場合は避妊に失敗することがあります。失敗したかも!と思ったら、アフターピルを飲む選択肢もあるため、失敗の原因と対処法について詳しく見ていきましょう。

飲み忘れ

飲み忘れると避妊効果が得られない可能性があります。服用予定の時間から24時間以内に飲み忘れに気づいた場合は、気づいた時点で低用量ピルを服用しましょう。(その日は2錠服用することになります。)

2錠以上の飲み忘れがあった場合は、直近のものをできるだけ早く服用し、残りの錠剤を予定通り服用します。その後7錠以上連続して服用できるまでは避妊効果が得られない可能性があるため、性交渉を避けるか他の避妊法を併用しましょう。

また、第3週に飲み忘れがあった場合は、妊娠の確率を最小限におさえるために、休薬期間を設けずにすぐに次のシートを飲み始めてもよいでしょう。

下痢や嘔吐をしてしまった

低用量ピルを服用してから成分が吸収されるまでには3時間程度かかるといわれています。そのため、3時間以内に下痢や嘔吐の症状が出てしまうと、薬の成分が出ていってしまい、避妊効果が得られなくなる可能性があります。もし3時間以内に下痢や嘔吐をしてしまったら追加で1錠飲むと安心です。

失敗したかもと思ったら!「アフターピル」の選択肢もあり

アフターピル(緊急避妊薬)とは、避妊に失敗した時に72時間以内(種類によっては120時間以内)に服用することで、避妊の効果が期待できる薬です。

低用量ピルの服用中に、飲み忘れなどで避妊に失敗した可能性があるときは、アフターピルの服用を検討してもよいでしょう。特に、無防備な性交渉があり、以下に当てはまる場合はアフターピルの服用を検討してください。

・シートの最初、または最後の錠剤を1錠飲み忘れた場合(ほかの時期に1錠飲み忘れるよりも妊娠のリスクがやや高まるため)

・2錠以上の飲み忘れがあった場合

など

低用量ピルをやめると避妊効果はなくなる

低用量ピルの内服をやめると、すぐに避妊効果は切れるものと考えましょう。そのため、ピルの内服をやめた直後から、コンドームなど別の避妊方法を行う必要があります。

ピルの内服終了後、3か月以内に約90%に排卵が再開

低用量ピルの内服を止めてから3か月以内には約90%の割合で排卵が再開します。

そのため、やはりピルの服用が終わった後には他の避妊法を行うのがベストと言えるでしょう。

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参考文献

https://www.jsog.or.jp/news/pdf/CQ30-31.pdf

https://www.aska-pharma.co.jp/general/oc/emergency.html