ピルの種類にはどんなものがある?
ピルは基本的に、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を含有するお薬です。含有するホルモンの種類と量によって、以下の5つに分類できます。
低用量ピル | 超低用量ピル | 中用量ピル | アフターピル | ミニピル | |
定義(ホルモンの種類や量) | ・エストロゲンの量が1錠あたり50μg未満(30~35μgが一般的) | ・エストロゲンの量が1錠あたり20μg | ・エストロゲンの量が1錠あたり50μg | ・緊急避妊薬・プロゲステロンのみ含有している・ホルモン量が多い | ・エストロゲンは含有していない・プロゲステロンのみ含有している・ホルモン量は非常に少ない |
主な使用目的 | ・避妊・月経困難症治療 | ・月経困難症治療 | ・月経移動 | ・緊急避妊 | ・避妊・月経困難症治療 |
その他特徴 | 最も一般的なピルで、種類もさまざま | ホルモン量が少ない | ホルモン量が多く副作用の懸念があるため、一時的な月経移動のために使うことが多い | 避妊失敗後、72時間以内(または120時間以内)に服用することで効果が期待できる | 血栓症リスクにより低用量ピルなどが服用できない方でも服用できる |
なお、一般に、ホルモン量が少ないほど副作用も少ないとされています。ただ、特にプロゲステロンについてはさまざまな種類があるため、プロゲステロンとの相性によって、副作用が出やすかったり、出にくかったりすることもあります。この点は、個人差も大きい部分です。
ピルの種類①低用量ピル
ここからは、5種類のピルをそれぞれ詳しく解説していきます。
まずは、低用量ピルです。ピルと言えば低用量ピルとも言えるほど一般的なピルで、避妊や月経困難症改善のために広く使われています。正しく服用すれば、避妊効果は99.7%(飲み忘れなどを考慮すると92%)とされており、他の避妊法よりも高い避妊効果が期待できます。
低用量ピルのメカニズム
低用量ピルにはエストロゲン、プロゲステロンの2種類のホルモンが含まれており、以下のようなメカニズムで効果を発揮します。
- ピルを飲む(ホルモンが体内に入る)
↓ - 脳の視床下部と下垂体に作用し、排卵に必要なホルモンの分泌が抑えられる
↓ - 排卵が止まる(避妊できる)
↓ - 本来は排卵後に分泌されるはずのホルモンも分泌が抑えられる(月経困難症やPMSといった症状の改善につながる)
なお、低用量ピルは、21日間飲み、残り7日間は休薬期間となるのが一般的です。休薬期間がプラセボ(お薬の成分が入っていない偽薬)になっている種類もありますが、いずれにしても、休薬期間に生理のような出血(消退出血)が起きます。
1相性・3相性の違い
低用量ピルはホルモンの種類や含有量によって、さらにさまざまな種類に分けることができます。まずは1相性と3相性についてですが、1シートの中でホルモンの含有量が変わらないものが1相性、時期によって3段階で変化するものが3相性です。
3相性の場合、プロゲステロンは3段階で増えていき、エストロゲンは2段階目に少し増え、3段階目でまた元に戻るようになっています。
なお、多くのピルは1相性です。
3相性のピルの例 | ・ラベルフィーユ・トリキュラー・アンジュ・シンフェーズ |
1相性のメリット:男性ホルモン作用が出にくく、順番を間違えても問題ない
プロゲステロンは、体内で代謝される際に男性ホルモンとしての作用を起こしてしまいます。つまり、多毛やニキビのトラブルが生じることがあるのです。
1相性の場合は、この作用が出にくく、ニキビなどを生じる恐れが少ないです。
また、プラセボ以外のお薬のホルモン量が一緒なので、プラセボと実薬を間違えなければ、飲む順番を間違えても大きな問題はありません。
3相性のメリット:出血しにくい
3相性は、自然なホルモンの変化に近くなり、副作用が出にくいとされています。
どういうことかというと、ホルモン量が多いほうが出血しにくいものの、副作用は起きやすくなるという特徴があります。そこで、段階的にホルモン量を増やすことで、出血しにくくし、なおかつ1シートの合計ホルモン量は増やさずに副作用のリスクを抑えることを実現しているのです。
3相性のデメリット:順番通りに飲む必要がある
3相性では、お薬に含まれるホルモン量が段階的に変わるので、必ず順番通りに飲む必要があります。
また、月経移動などには使いにくいです。
世代とホルモンの種類の違い
低用量ピルに含まれるエストロゲン(卵胞ホルモン)は、全てエチニルエストラジオールですが、プロゲステロン(黄体ホルモン)にはいくつかの種類があり、この種類ごとに、ピルを「世代」で分けることができます。
プロゲステロンの種類による大きな違いは、男性ホルモン作用の強さです。前述の通り、プロゲステロンは、体内で代謝される際に男性ホルモンとしての作用を起こしてしまい、ニキビなどの原因になることがあります。これを避けるために、さまざまな黄体ホルモン成分が開発されてきました。
また、ホルモンの種類によって、体に合う合わない(相性)があると言われるため、副作用が気になるときは、他の世代のピルを使うのも一つの方法です。
ここからは、4つの世代ごとに詳しく解説します。
【第一世代】ノルエチステロン
- シンフェーズ
- フリウェルLD
- ルナベルLD
など
男性ホルモン作用は低いものの、黄体ホルモン作用も低いです。
その他の特徴 | ・子宮内膜の増殖抑制効果が高く、子宮内膜症の治療効果が高い・月経困難症に高い効果が期待できる・ニキビ改善に高い効果が期待できる・月経血の量が減る |
【第二世代】レボノルゲストレル
- アンジュ
- ジェミーナ
- トリキュラー
- ラベルフィーユ
など
黄体ホルモン作用はある程度強いものの、男性ホルモン作用もかなり強いため、ニキビができるリスクがあります。
その他の特徴 | ・血栓症リスクは最も低いとされている・不正出血が起こりにくい・生理周期が安定しやすい |
【第三世代】デソゲストレル
- ファボワール
- マーベロン
など
全世代の中で、黄体ホルモン作用が最も強く、男性ホルモン作用はある程度抑えられています。
その他の特徴 | ・ニキビ改善や多毛にも効果が期待できる・低用量ピルの中では月経移動に使用しやすい |
【第四世代】ドロスピレノン(超低用量ピル)
超低用量ピルに配合されています。黄体ホルモン作用は第二世代と同等ですが、男性ホルモン作用はありません。
その他の特徴 | ・避妊目的で使うことはない・子宮内膜症治療や月経困難症治療に使われる・ニキビやむくみが生じにくい |
ピルの種類②超低用量ピル
超低用量ピルは、低用量ピルよりもホルモンの含有量が少ないピルです。超低用量ピルには以下のようなものがあります。
- ヤーズ
- ヤーズフレックス
- ルナベルULD
- フリウェルULD
- ジェミーナ
超低用量ピルは、主に月経困難症や子宮内膜症治療目的に処方され、この場合は保険適用も可能です。一方で、避妊目的に対しては処方されません。
メカニズムは低用量ピルと同じですが、超低用量ピルは、エストロゲンの含有量が少ないお薬です。一般にエストロゲンなどのホルモン含有量が少ないほど副作用が少ないとされています。なぜなら、ピルにおけるさまざまな副作用の原因は、主にエストロゲンであるためです。
また、ヤーズは休薬期間が4日と短いのが特徴。さらに、ヤーズフレックスは約4ヶ月、ジェミーナは約3ヶ月(休薬期間を含めて84日間)続けて飲むことができます。
一般的に、ピルは本来の休薬期間を無視して飲み続けたとしても、ある程度の期間で出血が起きてしまいます。しかし、ヤーズフレックスやジェミーナは出血が起こらないまま長期間飲み続けられる可能性があるお薬です。ただし、途中で出血が起きることもあるため、その場合は一旦休薬して、服用をリセットすることになります。
ピルの種類③中用量ピル
中用量ピルは、低用量ピルよりもエストロゲンの量が多いピルです。生理不順、過多月経(経血量が多い)、月経困難症などの改善に効果が期待できるため、治療のために処方されることがあります。また、以前は緊急避妊目的で使われていたこともありました。
しかし、エストロゲンの量が多いために副作用のリスクも高いので、最近では、月経移動(生理をずらす)や止血以外の目的で使うことは少なくなっています。
ピルの種類④アフターピル
アフターピルは、避妊に失敗した時に飲む緊急避妊薬です。避妊に失敗してから72時間以内(お薬の種類によっては120時間以内)に1錠目を服用することで、排卵が抑制され、妊娠を防ぐことができるお薬です。
配合されているホルモンはプロゲステロンのみです。
なお、アフターピルは一般的なピルに比べてホルモン量が多く、副作用が生じやすいです。代表的なものが嘔吐で、吐き止めが処方されることもあります。
ピルの種類⑤ミニピル
ミニピルは、エストロゲンは含まれておらず、プロゲステロンのみを含むお薬で、プロゲステロンの量は超低用量ピルよりも少ないです。ミニピルには、以下のようなものがあります。
- セラゼッタ
- ノリディ
- ノルゲストン
- マイクロノア
- マイクロバル
など
ミニピルは避妊目的のお薬であり、正しく服用すれば低用量ピルと同等の避妊効果が期待できるとされています。生理初日に飲み始めた場合は、その日から避妊効果が得られるのも特徴です。
また、低用量ピルと同じように、月経困難症改善、子宮内膜症改善、ニキビ改善効果なども期待できます。
メリットは副作用が少ないこと
ミニピルには、さまざまな副作用の原因となりがちなエストロゲンが含まれていないため、副作用が少ない傾向があります。
たとえば、低用量ピルでよく問題となるのが、血栓症リスクについてです。血栓症とは、血の塊(血栓)ができ、血管が詰まることを言います。
低用量ピルで血栓症リスクが高まると言ってもごくわずかなので、ほとんど心配はいりませんが、時には命にかかわることもあるため、気になる方もいるでしょう。
血栓をつくる原因になるのは主にエストロゲンなので、エストロゲンを含まないミニピルは血栓症リスクがほぼありません。そのため、もともと血栓症リスクが高く、低用量ピルの処方が受けられない方でも飲むことができます。
たとえば以下のような方です。
- 35歳以上の喫煙者
- 40歳以上
- 肥満
- 授乳中
- 高血圧
- 脂質代謝異常
- 糖尿病
- 心臓弁膜症などの心臓疾患
- 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患や、その既往歴がある
- 抗リン脂質抗体症候群
- その他、血栓性素因がある
など
【得たい効果・目的・避けたい副作用別】おすすめのピル
ピルにはさまざまな種類があるので、目的や、避けたい副作用を明確にすると選びやすいです。ここからは、目的別に適しているピルを解説します。
避妊目的の場合:第二世代低用量ピル・ミニピル
低用量ピルであれば全て避妊に使うことができますが、世代によってさまざまな違いがあるため、自分に合ったものを選びましょう。
避妊目的が第一の場合は、ラベルフィーユやトリキュラーなどの第二世代の低用量ピルがよいでしょう。不正出血や性欲減退が起きにくいとされています。
また、体質や持病などによって低用量ピルが服用できない場合は、ミニピルも選択肢の一つとなります。
月経困難症改善:第一世代低用量ピル・超低用量ピル
第一世代の低用量ピル(シンフェーズ、フリウェルLD、ルナベルLなど)は、月経困難症に高い効果が期待できます。経血量が減るというメリットもあります。さらに、ニキビや多毛などの男性ホルモン作用も心配も少なく、ニキビ改善にも効果が期待できます。
また、副作用のリスクをより減らしたいときは、超低用量ピルも選択肢の一つです。月経困難症治療に対して、保険適用されるお薬もあります。
なお、ヤーズフレックスであれば、そもそも生理の回数が減るので、不快な症状が現れる頻度も減るでしょう。
PMS改善:ヤーズ・ヤーズフレックス
PMS(月経前症候群)とは、生理前にイライラなどの精神的な症状や、吐き気・めまいなどの身体的な症状が出るものです。
PMSに対する第一選択薬はヤーズです。日本ではPMSに対しては承認されていませんが、アメリカの試験ではPMDD(月経前不快気分障害・PMSの中でも精神的な症状がとても強い状態)における精神的症状・身体的症状の両方に効果があるという結果が出ており、2006年に承認されているという実績があります。
また、休薬期間を気にせず、何も考えずに飲み続けたい場合はヤーズフレックスがよいでしょう。ヤーズフレックスは、ヤーズの特長はそのままに、最長約4ヶ月飲み続けられるお薬です(ヤーズは24日飲んで、4日休薬)。
長期間飲み続けられるということは、出血の回数が減るということなので、PMSや月経困難症の症状の出現回数自体を減らすことになります。
緊急避妊がしたい:アフターピル
避妊が失敗した時は、アフターピルを飲みましょう。避妊失敗から72時間以内(お薬の種類によっては120時間以内)に1錠目を飲むことで、効果が期待できます。
ただし、アフターピルは、事前に飲んだり、日常的に飲んだりして避妊するものではありません。あくまで緊急時の一時的なお薬であり、副作用も強めなので注意しましょう。
日常的に飲むなら低用量ピルを選ぶのが適切です。
生理日をずらしたい:中用量ピル・第三世代低用量ピル
月経移動目的なら、中用量ピルを飲むことが一般的です。
生理を早めたい場合は、生理開始から5日目までにピルを飲み始め、10日以上ピルを飲み続けます。ピルの服用を中止すると、2~5日後に生理がきます。逆に、生理を遅らせたい場合は、生理予定日の約7日前からピルを飲み始め、飲むのをやめると数日で生理がきます。
なお、中用量ピルはホルモン量が多いので、副作用が気になるところですが、一時的な服用であればそこまで気にする必要はありません。
気になる場合は低用量ピルを使う選択肢もあり、特に第三世代であれば、他の世代よりも月経移動に使いやすいとされています。
生理周期を整えたい:第二世代低用量ピル
そもそも低用量ピルは28日が1周期となっており、順番に飲むことで、後半の休薬期間(偽薬期間)に出血が起きるようになっているため、生理周期が整うことが一般的です。ただ、なかでも第二世代のピルは生理周期が安定しやすいとされています。
経血量を減らしたい:第一世代低用量ピル・ヤーズフレックス
そもそも低用量ピルは月経血量が減る効果が期待できるものです。メカニズムは、ピルによって子宮内膜の増殖が抑制されることなどによって、出血量が減るというものです。ピルを2周期超飲むことで、月経血量が43%減少したというデータもあります。
そして、なかでも第一世代の低用量ピルは、月経血量が減るとされています。
また、生理が煩わしい場合は、最長約4ヶ月出血しないまま飲み続けられるヤーズフレックスで、生理の回数を減らすのも選択肢の一つです。ただ、いずれは必ず出血するので、突然の出血に備える必要があります。
ニキビを改善したい・避けたい:第三世代低用量ピル・ヤーズ
マーベロン、ファボワールなどの第三世代の低用量ピルは、黄体ホルモン作用が最も大きいものの、男性ホルモン作用はある程度抑えられており、ニキビや多毛のデメリットを避けつつ、ピルのメリットを得られるとされています。さらに、今あるニキビの改善にも効果が期待できます。
第三世代のピルが合わない場合は、第一世代や、男性ホルモン作用がほとんどない超低用量ピルを検討するのも一つの方法です。
なお、第二世代の低用量ピルは男性ホルモン作用がかなり大きく、ニキビや多毛の原因になりやすいので避けましょう。
不正出血しにくいピルがよい:第二世代3相性の低用量ピル
不正出血のしにくさで選ぶなら、第二世代かつ3相性の低用量ピル(アンジュ、トリキュラー、ラベルフィーユ)がよいでしょう。
第二世代は不正出血が起こりにくく、なかでも3相性のピルは、段階的にホルモン量を増やすことで、より出血しにくくなっているためです。
なお、第三世代の低用量ピルのマーベロンやファボワール、超低用量ピルのヤーズは不正出血が起こりやすいので避けたほうがよいでしょう。
むくみにくいピルがよい:ヤーズ
ヤーズには抗ミネラルコルチコイド作用があり、むくみにくいとされています。ミネラルコルチコイドは、体内の電解質(ミネラル)の代謝にかかわるホルモンの総称です。その中には、ナトリウムの再吸収を促進する際に、同時に水分の吸収も促進してしまい、むくみにつながるホルモンもあります。
ヤーズはこのようなホルモンに対抗する作用があるため、むくみをはじめ、体重増加、乳房痛などの改善が望めるとされています。
なお、第三世代の低用量ピルであるマーベロンやファボワールは、むくみや胸の張りが生じやすいので避けたほうがよいでしょう。
長期間飲み続けたい・生理や生理に伴う諸症状の頻度を減らしたい:ヤーズフレックス・ジェミーナ
休薬期間などを気にせずとにかくひたすら飲み続けたい、生理や、生理に伴う諸症状の頻度を極力減らしたいという場合は、長期間飲み続けられるヤーズフレックスやジェミーナがよいでしょう。
ヤーズフレックスは約4ヶ月、ジェミーナは約3ヶ月(休薬期間を含めて84日間)続けて飲むことができます。ただ、これはあくまで最長期間の目安であり、もっと早くに出血が起きることもあります。
クリニックフォアのオンラインピル処方
クリニックフォアでは、オンラインで以下のようなピルの処方を行っています。
- マーベロン
- ラベルフィーユ
- ファボワール
- アンジュ
- トリキュラー
- セラゼッタ後発品
- フリウェルULD
- ドロエチ
- ルナベルULD
- ヤーズフレックス
自宅などのご都合の良い場所からスマホで診察を受けていただき、お薬はご希望の場所に配送します。定期配送もあるので、お薬の処方を受けるために何度も通院する必要もなく、続けやすくなっています。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※自由診療
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。
当院で取り扱っているお薬の注意事項
クリニックフォアでは、国内未承認医薬品および承認医薬品の承認とは異なる目的で使用している医薬品がございます。
デソコン(海外製)
未承認医薬品等 | デソコンは、避妊目的での処方は国内で承認されていません。 |
入手経路等 | 日本国内未承認医薬品・医療機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師の判断の下、輸入をしたものになります。輸入された医薬品の入手経路について詳細は下記URLをご確認ください。当院で輸入している医薬品の入手経路についてまた、個人輸入サイト等を通して一般の方が医薬品を購入して使用するリスク・健康被害に関しては、厚生労働省から注意喚起が出されております。個人輸入された医薬品等の使用によるリスク |
国内の承認医薬品等の有無 | 国内では避妊を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。 |
諸外国の安全等の情報および副作用 | 同成分を含有する内服薬がアメリカ食品医薬品局(FDA)で経口避妊薬として承認されています(承認年月日:1992/10/12)。安全性等に関わる情報としては、不正出血、頭痛、嘔気といった症状が記載されています。 |
医薬品副作用被害救済制度について | 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |