基本的には、低用量ピルの処方にあたって血液検査は不要です。ただ、場合によっては処方前や定期検査において血液検査が行われることもあります。
低用量ピルの処方前には、必ず問診を行います。そのほかに、問診で低用量ピルの服用にリスクが疑われた場合や、医師が必要と判断した場合には、血液検査や婦人科診察を行うこともあります。
問診では、服用禁忌(服用してはいけない)や服用に注意が必要な体質や状況ではないかどうかを確認します。
また、血液検査は一般的な健康診断で行うものと同様で、貧血やコレステロール、中性脂肪、肝臓の機能にかかわる数値などを調べます。持病や生活習慣などによって血栓症のリスクが高い方は、血液凝固系検査(血液の固まりやすさや、血栓症の可能性がないかなどを見る検査)を行うこともあります。