「低用量ピルを飲むと太る」という医学的根拠ははっきりしていません。
検証を行った結果、低用量ピルと体重増加の因果関係は実際には立証されませんでした。
ネット上には「低用量ピルを飲むとむくむため、太ったと感じる」という情報も多いですが、実は明確な根拠はありません。
むくむ理由として「低用量ピルに含まれるホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)によって体内に水分がたまりやすくなる」という説も見られますが、正確には明らかになっていません。
また、「低用量ピルに含まれるプロゲステロンには、食欲を増進させる作用があるため太る」という説もありますが、こちらも明確な根拠はありません。むしろ低用量ピルの添付文書(説明書)には、副作用として「食欲減退」が挙げられています。