花粉症で眠くなりにくいお薬はどれ?第二世代抗ヒスタミン薬の選び方と注意点

花粉症の症状を抑えたいけれど、お薬を飲むと眠くなってしまうとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
仕事中の眠気や車の運転への影響を考えると、お薬の服用をためらってしまう方も少なくありません。

花粉症のお薬の中には眠気が出にくいタイプがあり、第二世代抗ヒスタミン薬と呼ばれるお薬が現在の治療の主流となっています。
この記事では、花粉症薬の種類と眠気の関係、眠くなりにくいお薬の選び方、服用時の注意点についてわかりやすく解説します。

また、花粉症を根本から治療したい方に向けて、舌下免疫療法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
自分に合ったお薬を見つけて、眠気を気にせず快適に花粉シーズンを過ごしましょう。

花粉症のお薬で眠くなるのはなぜ?

花粉症のお薬を飲むと眠くなる原因は、主に2つです。

  • ヒスタミンのブロック作用があるため
  • 脳に届きやすいお薬ほど眠気が出やすくなるため

花粉症の治療に広く使われている抗ヒスタミン薬は、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きをブロックします。

ヒスタミンは鼻や目でアレルギー反応を起こすだけでなく、脳では覚醒状態を維持する働きも担っているため、眠気が起きてしまうのです[1]

また、脳に届きやすいお薬ほど眠気があらわれやすくなります。

それぞれについて詳しく解説します。

眠気の原因はヒスタミンのブロック作用

花粉症のお薬による眠気は、脳内でヒスタミンの働きがブロックされることで起こります[2]

ヒスタミンは、花粉が体内に入ったときにアレルギー反応を引き起こす物質です。しかしヒスタミンには複数の働きがあり、脳内では覚醒状態を保つ役割も担っています[1]

抗ヒスタミン薬を服用すると、鼻や目のアレルギー症状を抑えると同時に、脳の覚醒作用も抑えられてしまう可能性があります。

これが、花粉症のお薬を飲むと眠くなる主な理由です。眠気の程度はお薬の種類によって大きく異なるため、眠くなりにくいお薬を選ぶことが大切です。

脳に届きやすいお薬ほど眠気が出やすい

抗ヒスタミン薬の眠気の強さは、お薬の成分がどれだけ脳に届きやすいかによって決まります。脳には「血液脳関門」というバリア機能があり、有害な物質が脳に入り込むのを防いでいます。

古いタイプの抗ヒスタミン薬(第一世代)は、このバリアを通過しやすいため、脳内のヒスタミン受容体をブロックして強い眠気を引き起こしていました。

一方、新しいタイプの抗ヒスタミン薬(第二世代)は、脳に届きにくく設計されているため、眠気が出にくいことが特徴です。

脳内ヒスタミン受容体の占拠率が20%未満のお薬は「非鎮静性」に分類され[3]、眠気がほとんど出ないとされています。

車の運転や仕事中の眠気を避けたい方は、脳に届きにくい第二世代抗ヒスタミン薬を選ぶことをおすすめします。

花粉症薬の種類と特徴

花粉症の治療に使われるお薬には、いくつかの種類があります[2]

代表的なものとして、以下の種類が挙げられます。

  • 抗ヒスタミン薬
  • 抗ロイコトリエン薬
  • ステロイド薬
  • 漢方薬

それぞれ作用の仕組みや眠気の出やすさが異なるため、症状や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

ここでは、各お薬の特徴と眠気との関係について解説します。

抗ヒスタミン薬|第一世代と第二世代の違い

抗ヒスタミン薬は、花粉症治療の中心となるお薬で、第一世代と第二世代に分類されます[2]

第一世代抗ヒスタミン薬は即効性がある反面、脳に届きやすいため眠気を引き起こします。口の渇きや便秘といった副作用も出やすく、2026年時点では花粉症治療の主流ではなくなってきています。

第二世代抗ヒスタミン薬は、第一世代の欠点を改良したお薬で、眠気が出にくいのが大きな特徴です。1日1〜2回の服用で効果が持続するものが多く、長期間の服用にも適しています。

2025年時点の花粉症治療では、眠気の少ない第二世代抗ヒスタミン薬が第一選択として推奨されています。

抗ロイコトリエン薬|鼻づまりに効果が期待できる

抗ロイコトリエン薬は、鼻づまりの症状に効果が期待できるお薬です[2]

ロイコトリエンは、ヒスタミンとは別のアレルギー物質で、鼻粘膜の腫れを引き起こして鼻づまりの原因となります。

抗ロイコトリエン薬はこの物質の働きをブロックし、鼻の通りを改善するお薬です。代表的なお薬には、キプレス(成分名:モンテルカスト)やオノン(成分名:プランルカスト)があります。

眠気の副作用がほとんどないのが大きなメリットで、就寝前に1日1回服用するタイプもあります。抗ヒスタミン薬だけでは鼻づまりが改善しない方は、抗ロイコトリエン薬の併用を医師に相談してみてください。

ステロイド薬|点鼻薬・点眼薬で局所に作用

ステロイド薬は、強力な抗炎症作用を持ち、花粉症の症状全般に高い効果が期待できるお薬です[2]。点鼻薬として使用する場合は、鼻粘膜に直接作用するため、全身への影響が少なく副作用も出にくいのが特徴です。

代表的な点鼻ステロイド薬には、アラミスト、ナゾネックス、エリザスなどがあります。点鼻薬や点眼薬は局所に作用するため、眠気の心配がほとんどありません。

内服薬で眠気が気になる方は、点鼻薬や点眼薬を併用することで、内服薬の量を減らせる可能性があります。鼻づまりがひどい方や、抗ヒスタミン薬だけでは効果が不十分な方に適した選択肢です。

漢方薬|眠気の成分を含まない

漢方薬は、眠気の成分を含まないため、眠気を避けたい方に適した選択肢です。

花粉症に使われる代表的な漢方薬は小青竜湯(しょうせいりゅうとう)で、水のようなサラサラした鼻水やくしゃみに効果が期待できます。抗ヒスタミン薬との併用も可能なため、眠気を抑えながら効果を高めたい方にも適しています。

ただし、麻黄という成分が含まれており、胃腸の弱い方や高血圧の方は注意が必要です。抗ヒスタミン薬で眠気が出てしまう方は、漢方薬への切り替えや併用を医師に相談してみてください。

【2026年】花粉飛散予測とお薬を準備するタイミング

眠くならない花粉症のお薬を探している方は、花粉の飛散状況を早めにチェックしておきましょう。

日本気象協会の発表によると、2026年春のスギ花粉は2月上旬に九州で飛散が始まり、2月中旬には関東以西の広い範囲でシーズンがスタートする見込みです。

2026年春の地域別の飛散量予測は以下のとおりです。

地域例年比前シーズン比
北海道例年の約2.5倍非常に多い
東北例年より多い多い
関東甲信例年より多い多い
北陸例年より多い多い
東海例年より多い多い
近畿例年並みやや少ない
中国例年並みやや少ない
四国例年並みやや少ない
九州例年並みやや少ない

※参考:日本気象協会「2026年春の花粉飛散予測」

東日本・北日本にお住まいの方はとくに注意が必要です。

花粉症のお薬は、症状が本格的に出てからよりも、花粉の飛散開始1〜2週間前から服用を始める「初期療法」が効果的とされています。

スギ花粉の場合、1月下旬〜2月上旬には医療機関を受診して、自分に合った眠くなりにくいお薬を処方してもらいましょう。

眠くなりにくい花粉症薬は?非鎮静性の第二世代抗ヒスタミン薬を検討しよう

眠くなりにくい花粉症のお薬を探している方には、「非鎮静性」の第二世代抗ヒスタミン薬を選ぶとよいでしょう[3]

第二世代抗ヒスタミン薬は、脳に届きにくく設計されているため、第一世代と比べて眠気が大幅に軽減されています。仕事や運転で眠気を避けたい方は、これらのお薬を選ぶことで、日常生活への影響を最小限に抑えられます。

  • 運転に関する注意の記載がないお薬
  • 効果と眠気の関係の有無

上記2点についても解説していきます。

運転に関する注意の記載がないお薬

添付文書に運転に関する注意の記載がないお薬は、眠気の心配がほとんどなく、服用後も車の運転ができるとされています。

第二世代抗ヒスタミン薬の中で、運転に関する注意の記載がないお薬は以下の4種類です。

  • アレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩)
  • クラリチン(ロラタジン)
  • デザレックス(デスロラタジン)
  • ビラノア(ビラスチン)

これらのお薬は、脳内ヒスタミン受容体の占拠率が非常に低く、非鎮静性に分類されています。車の運転をする方や、仕事中に眠気を避けたい方は、これらのお薬を医師に相談してみてください。

効果と眠気の関係|眠くならないお薬は効かない?

「眠くならないお薬は効果が弱い」と思われがちですが、実際にはそのようなことはありません。眠気の強さと効果の強さは別の要素であり、眠気が少ないお薬でも十分な効果が期待できます[4]

非鎮静性のアレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩)やビラノア(ビラスチン)でも、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状をしっかり抑える効果が期待できます。眠気が少ないからといって効果が弱いわけではないため、安心して眠くなりにくいお薬を選んでください。

自分に合ったお薬を見つけることが、花粉症治療を続けるうえで大切です。

眠くなりにくい花粉症薬の比較|処方薬・市販薬

眠くなりにくいとされる代表的な花粉症のお薬を詳しくご紹介します。

  • アレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩)
  • クラリチン(ロラタジン)
  • デザレックス(デスロラタジン)
  • ビラノア(ビラスチン)

いずれも第二世代抗ヒスタミン薬で、添付文書に運転に関する注意の記載がないお薬です。

効果の特徴、服用回数、食事の影響などを比較し、自分に合ったお薬を見つける参考にしてください。

お薬の効き方には個人差があるため、医師や薬剤師と相談しながら選ぶことをおすすめします。クリニックフォアでの費用についても紹介しますので、参考にしてみてください。

アレグラ|眠気が少なく運転もできる

アレグラは、眠気の副作用が非常に少ないことで知られる第二世代抗ヒスタミン薬です。有効成分のフェキソフェナジンは脳内への移行率が低く、添付文書に運転に関する注意の記載がありません[5]

項目内容
成分名フェキソフェナジン塩酸塩
服用回数1日2回
服用タイミング指定なし
眠気運転注意の記載なし
子どもへの適応7歳以上
費用60日分 900円(税込)

※2026年1月現在の取り扱い内容となります。
※今後、予告なく取扱種類、代金の変更を行う場合があります。

1日2回の服用が必要ですが、朝と夕に分けて服用することで1日を通して安定した効果が期待できます。

「アレグラFX」という市販薬も販売されており、ドラッグストアで手軽に入手できる点も便利です。眠気を最優先で避けたい方、運転や機械操作をする方に適したお薬といえるでしょう。

クラリチン|1日1回で眠気が出にくい

クラリチンは、1日1回の服用で効果が持続する眠気の少ない第二世代抗ヒスタミン薬です[6]。有効成分のロラタジンもアレグラと同様に脳への移行率は低く、添付文書に運転に関する注意の記載がありません。

項目内容
成分名ロラタジン
服用回数1日1回
服用タイミング食後
眠気運転注意の記載なし
子どもへの適応3歳以上(ドライシロップ)/7歳以上(錠剤)
費用クリニックフォア オンライン花粉症では取扱いなし

※2026年1月現在の取り扱い内容となります。
※今後、予告なく取扱種類、代金の変更を行う場合があります。

長年の服用実績があり、妊婦や授乳婦への投与データも蓄積されているため、医師が処方しやすいお薬の一つです。

食事の影響を受けにくく、いつでも服用できる点もメリットです。市販薬として「クラリチンEX」が販売されており、ドラッグストアでも入手できます。

1日1回の服用で済ませたい方や、妊娠・授乳中で使えるお薬を探している方に適した選択肢です。

デザレックス|食事の影響を受けず眠気も少ない

デザレックスは、クラリチン(ロラタジン)の活性代謝物であるデスロラタジンを成分とする第二世代抗ヒスタミン薬です。体内で代謝される必要がないため、服用後すぐに効果を発揮し、1日1回の服用で24時間効果が持続します[7]

項目内容
成分名デスロラタジン
服用回数1日1回
服用タイミング指定なし
眠気運転注意の記載なし
子どもへの適応12歳以上
費用60日分 720円(税込)

※2026年1月現在の取り扱い内容となります。
※今後、予告なく取扱種類、代金の変更を行う場合があります。

デザレックスも脳内への移行率が非常に低く、添付文書に運転に関する注意の記載がありません。食事の影響を受けにくいため、空腹時でも食後でも好きなタイミングで服用できます。

クラリチンよりも効果があらわれるタイミングが早いとされており、より安定した効果を求める方に適しているお薬です。デザレックスは処方薬のみで市販されていないため、医療機関を受診して処方を受ける必要があります。

ビラノア|効果が強く眠気が出にくい

ビラノアは、効果が強いにもかかわらず眠気が出にくいとされる第二世代抗ヒスタミン薬です。ビラノアも脳内への移行率が低いため、添付文書に運転に関する注意の記載がありません[8]

項目内容
成分名ビラスチン
服用回数1日1回
服用タイミング空腹時
眠気運転注意の記載なし
子どもへの適応15歳以上
費用60日分 900円(税込)

※2026年1月現在の取り扱い内容となります。
※今後、予告なく取扱種類、代金の変更を行う場合があります。

くしゃみ・鼻水・鼻づまりのいずれの症状にも効果が期待でき、1日1回の服用で24時間効果が持続します。ただし、食事の影響で吸収が低下するため、「食事の1時間以上前、または2時間以上経ってから」の空腹時に服用することが必要です。

就寝前の空腹時に服用する方が多く、眠気を避けたいけれど効果もしっかり実感したいという方に適しています。

ビラノアも処方薬のみのため、医療機関やオンライン診療で処方を受けてください。

眠くなりにくい花粉症薬を選ぶときの注意点

眠くなりにくいお薬を選んでも、いくつかの点に注意が必要です。

  • 眠気のあらわれやすさには個人差がある
  • 風邪薬との併用には注意が必要
  • 効果が不十分な場合は医師に相談すること

上記について理解したうえで、眠くなりにくい花粉症薬を選べるようにしましょう。

眠気の出やすさには個人差がある

眠くなりにくいとされるお薬でも、眠気の出やすさには個人差があります。添付文書に運転に関する注意の記載がないお薬であっても、人によっては眠気を感じることがあります。

もしかしたら、疲労が蓄積しているときや睡眠不足のときは、お薬の影響で眠気が出やすくなるかもしれません。

初めて服用するお薬の場合は、運転や機械作業の前に、自分に眠気が出るかどうか確認しておくことをおすすめします。

眠気が気になる場合は、就寝前に服用する薬を選ぶなどの工夫で対策できる可能性もあります。どうしても眠気が気になる場合は、医師に相談してお薬を変更してもらうことも検討してください。

風邪薬との併用に注意

花粉症のお薬と風邪薬を併用する際には、注意が必要なことがあります。市販の風邪薬には、抗ヒスタミン成分が含まれていることが多く、花粉症のお薬と効果が重複する可能性があります。

効果の重複によって、眠気や口の渇きなどの副作用が強く出ることがあるため、自己判断での併用は避けてください。花粉症のお薬と併用できる風邪薬としては、抗ヒスタミンではない以下のような薬が例として挙げられます。

  • カルボシステインなどの去痰薬
  • 葛根湯などの漢方薬

風邪を引いた際は、今の時点で服用している花粉症のお薬を医師や薬剤師に伝えて、併用可能な風邪薬を確認してください。

自己判断で市販の風邪薬を服用することは避け、不安な場合は医療機関を受診することが推奨されます。

効果が不十分な場合は医師に相談

眠くなりにくいお薬を選んでも、症状が十分に改善しない場合は医師に相談してください。花粉症の症状のあらわれ方は人によって異なり、一つのお薬では効果が不十分なこともあります。

抗ヒスタミン薬だけで効果が不十分な場合は、抗ロイコトリエン薬や点鼻ステロイド薬を併用することで、より効果的に症状をコントロールできる可能性があります[9]

また、お薬の種類を変えることで効果を実感できることもあるため、自己判断で服用を中止せず、医師と相談しながら治療を続けることが大切です。

症状がひどい場合や、市販薬では効果が不十分な場合は、一度医療機関を受診してみましょう。自分に合ったお薬を見つけることが、花粉症シーズンを快適に過ごすポイントです。

花粉症のお薬はオンライン診療でも処方可能

忙しくて医療機関を受診する時間がない方には、オンライン診療という選択肢があります。スマートフォンやパソコンを使って自宅から診察を受け、眠くなりにくいお薬を処方してもらうことができます。

処方されたお薬は自宅に届くため、薬局に行く必要もありません。

クリニックフォアでは、花粉症のオンライン診療に対応しており、アレグラ、ビラノア、デザレックスなど眠くなりにくいお薬も処方可能です。

<クリニックフォアの花粉症オンライン診療で処方できるお薬>

種類薬剤名料金(税込)
内服薬ビラノアOD60日分 900円
ルパフィン60日分 720円
アレグラ60日分 900円
ザイザル60日分 720円
アレロック60日分 720円
ディレグラ28日分 920円
キプレス60日分 1,080円
デザレックス60日分 720円
点鼻薬モメタゾン点鼻液50μg2本(2ヶ月分相当) 490円
点眼薬アレジオン眼瞼(がんけん)クリーム0.5%2本(2ヶ月分相当) 2,030円
アレジオンLX点眼液0.1%2本(2ヶ月分相当) 1,480円
エピナスチンLX点眼液0.1%2本(2ヶ月分相当) 760円
エピナスチン点眼液0.05%4本(2ヶ月分相当) 480円
パタノール点眼液0.1%4本(2ヶ月分相当) 520円
リザベン点眼液0.5%4本(2ヶ月分相当) 370円
フルオロメトロン点眼液0.1%4本(2ヶ月分相当) 110円

※医師の判断によりお薬を処方できない場合もございます。
※診察料・システム料が別途2,200円(税込)かかります。
※送料は無料です。

花粉症オンライン診療のご予約はこちら

眠くならないお薬を探しながら舌下免疫療法もおすすめ

毎年花粉症の症状に悩まされている方には、お薬で症状を抑えながら、根本的な治療を目指す舌下免疫療法も選択肢の一つです。

舌下免疫療法は、花粉症の原因であるアレルギー体質そのものを改善することを目指す治療法です。3〜5年の治療期間が必要ですが、治療後はお薬の量を減らせたり、お薬なしで過ごせたりする可能性があります[10]

舌下免疫療法は、アレルゲン(スギ花粉)を少量ずつ体内に取り入れ、アレルギー反応を起こりにくくする治療法です。毎日少量のスギ花粉エキスを舌の下に投与することで、体を徐々に花粉に慣らし、アレルギー反応を抑制します[10]

治療に使われるお薬にはシダキュアがあり、1日1回舌の下に錠剤を置いて1分間保持した後に飲み込みます。毎年つらい症状に悩まされている方は、眠くならない薬を服用しながら舌下免疫療法を検討してみてもよいでしょう。

舌下免疫療法のメリットと開始時期

舌下免疫療法のメリットは、花粉症の根本的な治療が期待できる点です。対症療法のお薬とは異なり、アレルギー体質そのものを改善することを目指すため、治療後はお薬の量を減らせる可能性があります。

また、舌下免疫療法自体には眠気の副作用がないため、眠くなりにくいお薬と併用しながら治療を進められるでしょう。舌下免疫療法を希望する方は、花粉シーズン前に医療機関を受診して相談することを推奨します。

クリニックフォアでは、オンライン診療で舌下免疫療法の継続処方が可能です。

項目料金(税込)
シダキュア(60日分)2,700円
ミティキュア(60日分)3,600円
診察料
・システム利用料
2,200円
配送料無料

初回投与は医療機関で行う必要があるため、オンライン診療は安定して服用が継続できている方に限り継続処方が可能です。

また、スギ花粉症の舌下免疫療法は花粉飛散時期を避けて開始するため、新規受付は5月〜12月のみとなります。

\予約時は”アレルギー科”にてご予約ください/

※医師の判断によりお薬を処方できない場合もございます。

花粉症の眠くならないお薬に関するよくある質問

花粉症のときに服用する眠くならないお薬について、よくある質問をまとめました。市販薬で眠くなりにくいものや、運転前に服用できるお薬についてお答えします。

花粉症のお薬で眠くならないものはありますか?

第二世代抗ヒスタミン薬の中には、眠気がほとんど出ないお薬があります。

アレグラ、クラリチン、デザレックス、ビラノアは、添付文書に運転に関する注意の記載がなく、眠くなりにくいお薬として知られています。また、漢方薬の小青竜湯は抗ヒスタミン成分を含まないため、眠気が起こる心配がありません。

市販薬で眠くなりにくい花粉症薬はどれですか?

市販薬で眠くなりにくい花粉症薬としては、アレグラFXやクラリチンEXがあります。どちらも第二世代抗ヒスタミン薬で、添付文書に運転に関する注意の記載がありません。

ドラッグストアで手軽に入手できるため、忙しくて医療機関を受診できない方にも便利です。

眠くなりにくい薬は効果が弱いですか?

眠くなりにくいお薬でも、十分な効果が期待できます。眠気の強さと効果の強さは別の要素であり、複数のお薬を比較した研究でも効果に大きな差は見られなかったと報告されています。

眠気が少ないからといって効果が弱いわけではないため、安心して眠くなりにくいお薬を選んでください。

運転前に花粉症のお薬を飲んでも大丈夫ですか?

アレグラ、クラリチン、デザレックス、ビラノアは、添付文書に運転に関する注意の記載がないため、服用後も運転が可能です。

ただし、眠気の出やすさには個人差があるため、初めて服用するお薬の場合は事前に眠気が出るか確認しておくことをおすすめします。

まとめ

花粉症のお薬による眠気は、お薬の成分が脳に届いてヒスタミンの覚醒作用をブロックすることで起こります。眠くなりにくいお薬を探している方には、脳に届きにくく設計された第二世代抗ヒスタミン薬が推奨されます。

アレグラ、クラリチン、デザレックス、ビラノアは、添付文書に運転に関する注意の記載がなく、眠気がほとんど出ないとされているため、医師と相談しながら服用する薬を決めていきましょう。また、抗ロイコトリエン薬や漢方薬の小青竜湯も眠気をあまり心配しなくてもよいお薬です。

眠気の出やすさには個人差があるため、自分に合ったお薬を見つけることが大切です。

根本的な治療を目指す方には、眠くなりにくいお薬で症状を抑えながら舌下免疫療法を受けることも選択肢の一つとなります。

花粉症のお薬選びで迷っている方は、クリニックフォアのオンライン診療で医師に相談してみましょう。

参考文献

  1. 公益社団法人 日本薬学会.ヒスタミン
  2. 鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会「鼻アレルギー診療ガイドライン2021年版」
  3. 薬理作用から見た理想的な抗ヒスタミン薬治療
  4. 大久保公裕「日本における第2世代抗ヒスタミン薬のエビデンス」耳鼻免疫アレルギー 29(1): 1-5, 2011
  5. 医療用医薬品 : アレグラ
  6. 医療用医薬品 : クラリチン
  7. 医療用医薬品 : デザレックス
  8. 医療用医薬品 : ビラノア
  9. 的確な花粉症の 治療のために(第2版)
  10. 日本アレルギー学会「アレルゲン免疫療法の手引き」
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