
※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
モメタゾン点鼻液の基本情報
モメタゾン点鼻液は、鼻のアレルギー症状を抑えるために開発されたステロイド点鼻薬です。ここでは、お薬の概要と作用の仕組みについて説明します。
モメタゾン点鼻液とは
モメタゾン点鼻液は、アレルギー性鼻炎の治療に使用されるステロイド点鼻薬です。
先発品である「ナゾネックス点鼻液」のジェネリック医薬品として、複数の製薬会社から販売されています。
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・鼻のかゆみといったアレルギー症状を改善する効果が期待できます。
季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)だけでなく、ダニやハウスダストが原因の通年性アレルギー性鼻炎にも使用されます。
有効成分と作用の仕組み
有効成分は「モメタゾンフランカルボン酸エステル水和物」というステロイド成分です。
鼻粘膜に直接噴霧することで、アレルギー反応による炎症を抑える働きがあります。
花粉などのアレルゲンが鼻に入ると、ヒスタミンやロイコトリエンといった物質が放出され、くしゃみや鼻水の原因となります[3]。
モメタゾンはこれらの物質の産生を抑制し、鼻粘膜の炎症を鎮めることでアレルギー症状を改善します。
モメタゾン点鼻液の効果と特徴
モメタゾン点鼻液には、他の花粉症治療薬と比べていくつかの優れた特徴があります。ここでは、効果の持続時間や眠気への影響、長期使用の安全性について解説します。
1日1回で24時間効果が持続
モメタゾン点鼻液は、1日1回の使用で効果が24時間持続します[1]。
毎日決まった時間に1回使用するだけで済むため、日中の服薬を忘れる心配がありません。
臨床試験では、2週間の使用で鼻症状スコアの有意な改善が確認されています[1]。
継続して使用することで安定した効果が得られるため、毎日欠かさず使用することがポイントです。
眠気が出ない
モメタゾン点鼻液の副作用として、眠気は報告されていません[1]。
点鼻薬は鼻粘膜に直接作用し、全身への吸収がほとんどないため、内服の抗ヒスタミン薬のように脳に作用して眠気を引き起こすことはありません。
添付文書にも運転や機械操作に関する注意の記載はなく、仕事や運転に支障をきたさずに花粉症対策ができます[1]。
内服の抗ヒスタミン薬で眠気が出やすい方は、点鼻薬への切り替えを医師に相談してみるとよいでしょう。
全身への影響が少なく長期使用も可能
鼻に噴霧した成分はほとんど血中に吸収されないため、全身への影響が極めて少ない点が特徴です[1]。
健康成人を対象とした試験でも、血中濃度はほぼ定量下限未満であることが確認されています[1]。
海外の臨床試験では、3歳以上10歳未満の小児に1年間投与しても、成長への有意な影響は認められませんでした[1]。
視床下部-下垂体-副腎皮質系機能(血漿コルチゾール)への有意な影響も認められておらず、通年性アレルギー性鼻炎の方でも医師の指導のもと長期間使用することが可能です。
モメタゾン点鼻液の使い方
モメタゾン点鼻液の効果を十分に発揮させるためには、正しい使い方が大切です。ここでは、年齢別の用量や効果的な使用タイミングについて説明します。
用法・用量(成人・小児)
用法用量は以下のとおりです[1]。
| 成人 | 各鼻腔に2噴霧ずつ、1日1回(1日あたり200μg) |
| 12歳未満の子ども | 各鼻腔に1噴霧ずつ、1日1回(1日あたり100μg) |
12歳以上の子どもも、成人と同じ用量で使用できます。
使用前に容器を上下によく振り、初回使用時のみ5~7回程度の空打ちを行ってから使用してください。
症状が強い場合でも、医師の指示なく自己判断で使用量を増やさないようにしましょう。
正しい噴霧方法
噴霧する際は、鼻中隔(鼻の中央の壁)に直接当たらないよう、やや外側に向けて使用してください。
鼻中隔に直接当て続けると、刺激や鼻出血の原因になることがあります。
使用後は、ノズル部分を清潔なティッシュで拭き取り、キャップをして保管しましょう。
花粉症シーズン前からの「初期療法」
花粉飛散開始の直前から使い始める「初期療法」が推奨されています[2]。
飛散開始時期や症状がごく軽いときからお薬を使用することで、シーズン中の症状を軽く抑えられることがわかっています[2]。
本格的な花粉飛散開始の1週間前までには使用を開始するのが理想的です。
毎年花粉症の症状が出る方は、早めにお薬を準備しておくとよいでしょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
使い忘れたときの対応
使い忘れに気づいた時点で、その日の分を1回使用してください。
ただし、次の使用時間が近い場合は、忘れた分は飛ばして通常のスケジュールに戻しましょう。
2回分を一度にまとめて使用することは避けてください。
朝の洗顔後や就寝前など、日常の行動と組み合わせると忘れにくくなります。
モメタゾン点鼻液の市販薬・ジェネリック情報
モメタゾン点鼻液の入手方法や価格について気になる方も多いでしょう。ここでは、市販薬の有無やジェネリック医薬品の情報、処方の受け方について説明します。
市販薬は販売されていない
モメタゾンフランカルボン酸エステル水和物を含む市販の点鼻薬は、2025年現在販売されていません。
モメタゾン点鼻液およびナゾネックス点鼻液は、医師の処方が必要な医療用医薬品です。
花粉症などの症状でモメタゾン点鼻液を使用したい場合は、医療機関を受診して処方を受けてください。
市販で購入できる代替の点鼻薬
市販薬では、ベクロメタゾンプロピオン酸エステルを含むステロイド点鼻薬が販売されています。
「ナザールαAR」「パブロン鼻炎アタックJL」などの商品名で購入できます。
これらは季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)に限定して使用でき、使用期間にも目安があります。
通年性アレルギー性鼻炎の方や、市販薬で効果が不十分な場合は、医師に相談して処方薬への切り替えを検討しましょう。
ジェネリック医薬品の種類と価格
モメタゾン点鼻液は、先発品「ナゾネックス」のジェネリック医薬品として複数の製品が発売されています。
「モメタゾン点鼻液50μg「タカタ」」「モメタゾン点鼻液50μg「杏林」」「モメタゾン点鼻液50μg「トーワ」」などがあり、いずれも有効成分・効果・安全性は先発品と同等です[1]。
| 製品 | 56噴霧用 | 112噴霧用 |
| ナゾネックス(先発品) | 760.5円/瓶 | 1,417.2円/瓶 |
| ジェネリック | 370.5〜418円/瓶 | 690.4〜808.6円/瓶 |
ジェネリックを希望する場合は、処方を受ける際に「ジェネリック医薬品を希望します」と医師や薬剤師に伝えてください。
処方箋に「変更不可」の記載がなければ、薬局でジェネリックへの変更が可能です。
医療機関での処方方法
耳鼻咽喉科・内科・アレルギー科などで処方を受けることができます。
対面診療のほか、オンライン診療でも花粉症の保険診療を受けられる医療機関があります。
忙しくて通院が難しい方は、オンライン診療の活用も選択肢のひとつです。
他のお薬との飲み合わせ
複数のお薬を使用している方は、飲み合わせが気になるかもしれません。ここでは、モメタゾン点鼻液と他のお薬との併用について説明します。
併用が禁止されているお薬はない
モメタゾン点鼻液には、併用禁忌(一緒に使ってはいけないお薬)は設定されていません[1]。
併用注意(注意しながら使用するお薬)についても、添付文書には特に記載がありません。
ただし、他のお薬を使用している場合は念のため医師や薬剤師に伝えておくと安心です。
サプリメントや健康食品との相互作用についても、現時点で問題となる報告はありません。
他の点鼻薬との併用
血管収縮薬を含む点鼻薬(ナファゾリンなど)との併用は注意が必要です。
血管収縮薬は即効性がありますが、長期使用で鼻粘膜が腫れやすくなる「薬剤性鼻炎」を起こすことがあります。
モメタゾン点鼻液は効果が出るまでに数日かかりますが、継続使用で安定した効果が得られます。
複数の点鼻薬を使用する場合は、使用間隔を空けるなど医師の指示に従ってください。
内服の抗ヒスタミン薬との併用
内服の抗ヒスタミン薬とモメタゾン点鼻液の併用は問題ありません。
くしゃみ・鼻水には抗ヒスタミン薬、鼻づまりには点鼻ステロイド薬という組み合わせが効果的です[3]。
症状の種類や重症度に応じて、医師が適切な組み合わせを判断します。
目のかゆみがある場合は、抗ヒスタミン点眼薬が追加で処方されることもあります。
使用上の注意点
モメタゾン点鼻液は安全性の高いお薬ですが、使用にあたって知っておきたい注意点があります。ここでは、使用できない方や注意が必要な方、起こりうる副作用について説明します。
使用できない方
以下に該当する方は、モメタゾン点鼻液を使用できません[1]。
- 有効な抗菌剤の存在しない感染症や、全身性の真菌症の方
- 本剤の成分に対して過敏症(アレルギー反応)の既往歴がある方
過去にモメタゾンやナゾネックスで発疹・かゆみ・呼吸困難などが出た方は、必ず医師に伝えてください。
これらに該当する方は、他の治療法について医師と相談しましょう。
妊娠中・授乳中の方
妊娠中または妊娠している可能性のある方は、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ使用されます[1]。
授乳中の方も、治療上の有益性と母乳栄養の有益性を考慮して、使用の可否が検討されます。
点鼻薬は全身への吸収が少ないため、内服薬に比べるとリスクは低いと考えられていますが、自己判断での使用は避け、必ず医師に相談してください。
小児・高齢者への注意点
3歳未満の幼児・乳児・新生児を対象とした臨床試験は実施されていません[1]。
小児に長期間使用する場合は、身長などの成長の経過を定期的に観察することが推奨されています。
高齢者は一般的に生理機能が低下しているため、状態を観察しながら慎重に使用してください。
お子さんや高齢のご家族が使用する場合は、正しい使用方法を確認してから始めましょう。
起こりうる副作用
臨床試験では、副作用の発現率は成人で13.3%、小児で2.7%と報告されています[1]。
主な副作用は以下のとおりです。
| 頻度 | 症状 |
| 1〜5%未満 | 鼻の刺激感 ・かゆみ ・乾燥感 ・痛み、咽喉頭の刺激感 ・痛み ・乾燥 |
| 1%未満 | 鼻出血 ・鼻漏 ・鼻閉 ・くしゃみ ・嗅覚障害 |
鼻の刺激感や乾燥感など軽度の症状であれば、使用を続けながら様子を見ることも可能です。
症状が強い場合や長く続く場合は、使用を中断して医師または薬剤師に相談してください。
重大な副作用について
重大な副作用として、アナフィラキシーが報告されています(頻度不明)[1]。
呼吸困難・全身の赤み・血管浮腫・じん麻疹などの症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医療機関を受診してください。
アナフィラキシーは非常にまれな副作用ですが、初めて使用する際は体調の変化に注意しましょう。
長期使用時の注意点
長期間・大量投与の場合は、定期的に医師の診察を受けることが推奨されています[1]。
数ヶ月以上にわたって使用する場合は、鼻の状態を確認してもらうと安心です。
通年性アレルギー性鼻炎で症状の改善が続いている場合は、医師と相談のうえ減量を検討することもあります[1]。
季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の場合は、花粉の飛散が終わるまで継続し、シーズン終了後は翌シーズンまで休止しても問題ありません[1]。
モメタゾン点鼻液の処方ならオンライン診療が便利
モメタゾン点鼻液は医師の処方が必要なお薬ですが、オンライン診療を利用すれば自宅にいながら処方を受けることができます。ここでは、オンライン診療のメリットと利用方法について紹介します。
通院不要で自宅から受診できる
花粉症の症状がつらいときに外出するのは負担が大きいものです。
オンライン診療なら、スマートフォンやパソコンから医師の診察を受けられるため、待ち時間や移動時間を気にする必要がありません。
診察後に処方されたお薬は自宅に届くので、薬局に立ち寄る手間も省けます。
忙しくて通院の時間がとれない方や、花粉症シーズンに外出を控えたい方におすすめです。
クリニックフォアの花粉症オンライン診療
クリニックフォアでは、花粉症の保険診療をオンラインで受けることができます。
モメタゾン点鼻液のほか、内服薬や点眼薬も症状に合わせて処方可能です。
| 種類 | 薬剤名 | 料金(税込) |
| 点鼻薬 | モメタゾン点鼻液50μg | 2本(2ヶ月分相当) 490円 |
| 内服薬 | ビラノアOD | 60日分 900円 |
| 内服薬 | アレグラ | 60日分 900円 |
| 内服薬 | ザイザル | 60日分 720円 |
| 内服薬 | ルパフィン | 60日分 720円 |
| 内服薬 | デザレックス | 60日分 720円 |
| 点眼薬 | アレジオンLX点眼液0.1% | 2本(2ヶ月分相当) 1,480円 |
| 点眼薬 | パタノール点眼液0.1% | 4本(2ヶ月分相当) 520円 |
※上記は3割負担の場合の目安です。
※診察料・システム利用料が別途2,200円(税込)かかります。
お薬は最短翌日に届くため、症状がつらいときでもすぐに治療を始められます。
花粉症の症状でお悩みの方は、クリニックフォアのオンライン診療をご検討ください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※触診・検査が必要な場合は、対面診療をご案内させていただく場合があります。
モメタゾン点鼻液に関するよくある質問
モメタゾン点鼻液について、よくいただく質問にお答えします。
Q1:効果が出るまでどのくらいかかりますか?
モメタゾン点鼻液は、使用開始から数日〜1週間程度で効果を実感できることが多いです。
内服の抗ヒスタミン薬のような即効性はありませんが、継続使用で安定した効果が得られます。
効果が感じられない場合は、使用方法が正しいか確認し、医師に相談してください。
Q2:開封後はどのくらい使えますか?
開封後の使用期限は製品によって異なりますが、一般的に開封後は早めに使い切ることが推奨されます。
56噴霧用は成人の場合約2週間分、112噴霧用は約4週間分の容量です。
使用期限内であっても、液の色や匂いに異常がある場合は使用を中止してください。
保管は直射日光を避け、室温で保存してください。
Q3:ステロイドと聞くと不安ですが、大丈夫ですか?
点鼻薬のステロイドは、鼻粘膜に直接作用し、全身にはほとんど吸収されません[1]。
内服のステロイド薬で心配されるような副作用(体重増加、骨粗しょう症など)は、点鼻薬では通常起こりません。
海外の臨床試験でも1年間の使用で成長への影響が認められておらず、長期使用の安全性が確認されています[1]。
まとめ
モメタゾン点鼻液は、アレルギー性鼻炎のくしゃみ・鼻水・鼻づまりを効果的に改善するステロイド点鼻薬です。
1日1回の使用で24時間効果が持続し、全身への吸収がほとんどないため眠気などの副作用が出にくい特徴があります。
市販薬としては販売されていませんが、ジェネリック医薬品が複数発売されており、お薬代を抑えることができます。
海外の臨床試験で1年間使用しても成長への影響が認められておらず、長期使用の安全性も確認されています。
花粉症シーズン前からの初期療法で、症状を軽く抑えられる可能性があります。
症状でお悩みの方は、医療機関を受診してモメタゾン点鼻液の処方について相談してみてください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
