花粉症で耳がかゆくなることはある?原因や治療法・対処法を解説

花粉症の季節になると、鼻水やくしゃみだけでなく、耳がかゆくなって困っている方もいるのではないでしょうか。
花粉症といえば鼻や目の症状が知られていますが、実は耳のかゆみも花粉症の症状のひとつです。
厚生労働省の資料では、花粉症では頭痛や全身のだるさといった全身症状のほか、目の周り、耳、襟首の発赤やかゆみなどの皮膚症状、のどのかゆみなどの咽頭症状など多彩な症状が起こるとされています。
耳のかゆみを放置すると、掻きすぎによる炎症や外耳炎につながる可能性があるため、症状が強くなる前の早めのケアが大切です。
この記事では、花粉症で耳がかゆくなる原因や治療法、自分でできる対処法について解説します。
花粉症の時期でも快適に過ごしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
クリニックフォアでは、オンライン診療で花粉症のお薬を処方しております。耳のかゆみを含む花粉症の症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

花粉症で耳がかゆくなる原因

花粉症で耳がかゆくなるのは、花粉が耳の外耳道に付着してアレルギー反応を引き起こすためと考えられています。

花粉症の3大症状は「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」ですが、耳の周りや耳の中、耳の奥がかゆくなることも少なくありません[1]

花粉症の方の場合、外出中に風で舞った花粉が耳の入り口に付着すると、体内でアレルギー反応が起こり、ヒスタミンなどの化学物質が放出されます。このヒスタミンが神経を刺激することで、かゆみが生じると考えられています[2]

とくに花粉の飛散量が多い日や風が強い日は、耳に花粉が付着しやすいため、症状の悪化に注意が必要です。

耳がかゆいとつい耳掃除をしたくなりますが、掻きすぎは症状を悪化させる原因となります。耳の外耳道の皮膚は非常にデリケートで、綿棒や耳かきで傷つけると炎症を起こしやすくなります。傷ついた皮膚から細菌やカビが入り込むと、外耳炎や外耳道真菌症(がいじどうしんきんしょう)を引き起こすこともあるのです。

かゆみがあるときほど耳をいじらないようにしましょう。耳掃除の頻度についても、月に1~2回程度に控えるなど、やりすぎに注意するのが良いでしょう。

花粉症による耳のかゆみの治療法

花粉症による耳のかゆみは、適切な治療で改善が期待できます。アレルギーが原因の場合は、抗アレルギー薬の服用・使用でかゆみが治まることが多いです。

花粉症の時期に耳がかゆくなりやすい方は、できる限り医療機関を受診して、症状にあったお薬を処方してもらうことをおすすめします。

抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)の内服

花粉症による耳のかゆみに対し、主に処方されるお薬が抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)です。

抗ヒスタミン薬は、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの働きを抑え、かゆみを軽減します[1]。花粉症の鼻水やくしゃみ、目のかゆみにも効果があるため、全身のアレルギー症状をまとめてコントロールできます。

眠気が出にくい第2世代の抗ヒスタミン薬も選択でき、日常生活への影響を抑えながら治療を続けやすくなっています[1]

点鼻薬・点眼薬との併用

耳のかゆみと同時に鼻や目の症状がある場合は、点鼻薬や点眼薬を併用することもあります。

たとえば、鼻や上咽頭(鼻の奥の部分)で起こったアレルギー反応が、耳管を介して耳の奥のかゆみとして感じられることがあります。そこに点鼻薬を使用すると、鼻の炎症が抑えられ、耳のかゆみを軽減する効果が期待できるのです。鼻噴霧用ステロイド薬は局所で作用するため、全身への副作用が少ないのが特徴です。

鼻や目の症状を抑えることで、結果的に耳のかゆみも改善することがあります。

ステロイド軟膏・点耳薬

耳の中に明らかな炎症や湿疹がある場合は、ステロイド軟膏や点耳薬が処方されることがあります。

ステロイドの外用薬は、炎症とかゆみを抑える効果があります。ただし、自己判断での使用は症状を悪化させる可能性があるため、かならず医師の指示に従って使用してください。

点耳薬は冷たいまま耳に入れるとめまいを起こすことがあるため、使用前に体温程度に温めてから使うとよいでしょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

花粉症による耳のかゆみの対処法

花粉症による耳のかゆみは、日常生活でのセルフケアによっても軽減できます。花粉をできるだけ耳に付着させないことと、かゆくても掻かないことが大切です。

耳を掻きすぎない

耳がかゆいときに大切なのは、掻いたり耳掃除をしたりしすぎないことです。

綿棒や耳かきで耳の中を掻くと、皮膚を傷つけて炎症を悪化させてしまいます。傷ついた皮膚から細菌やカビが入り込むと、外耳炎や外耳道真菌症を引き起こす原因となります。

かゆみが強いときは、耳を掻くのではなく、医師が処方した抗アレルギー薬を服用して対処しましょう。

帰宅後に耳の周りを拭く

外出から帰ったら、顔を洗うときに耳の周りも拭いて花粉を取り除きましょう。

入浴時に耳の周囲を優しく拭くだけでも、付着した花粉を落とせます。ただし、耳の中まで無理に掃除する必要はありません。

耳の入り口周辺を清潔に保つことで、アレルギー反応を軽減できるでしょう。

外出時はマスクや帽子で花粉を防ぐ

外出時にはマスクや帽子を着用して、花粉が直接耳や鼻に付着しないようにしましょう。

帽子の装着は、髪の毛や耳に花粉が付着するのを防ぐ効果が期待できます。また、花粉の飛散量が多い日は不要な外出を控えることも良いでしょう。

帰宅時には、玄関で衣類や髪の毛に付いた花粉を払い落としてから家に入るように心がけてください。

室内の湿度を適切に保つ

室内の湿度を適切に保つことも、耳のかゆみ対策に有効です。

空気が乾燥すると室内で花粉が舞いやすくなり、症状が悪化しやすくなると考えられています。また、皮膚の乾燥もかゆみの原因となることがあります。

加湿器を使って室内の湿度を40~60%程度に保ちましょう。

耳介(耳たぶや耳の外側)の乾燥が気になる場合は、保湿クリームでケアするのもおすすめです。

2026年の花粉飛散予測と初期療法を受けるタイミング

「今年こそ早めに花粉症対策をしておきたい」と考える方は、花粉の飛散状況を早めにチェックしておきましょう。

2026年の花粉飛散量の予測

2026年春の地域別の飛散量予測は以下のとおりです[3]

地域例年比前シーズン比
北海道例年の約2.5倍非常に多い
東北例年より多い多い
関東甲信例年より多い多い
北陸例年より多い多い
東海例年より多い多い
近畿例年並みやや少ない
中国例年並みやや少ない
四国例年並みやや少ない
九州例年並みやや少ない

※参考:日本気象協会「2026年春の花粉飛散予測」

日本気象協会の発表によると、2026年春の花粉飛散量は東日本と北日本で例年より多くなる見込みです[3]。とくに北海道では例年の2倍以上、東北でも例年を大きく上回る飛散量が予測されています。

初期療法を受けるタイミングは1月中旬からがおすすめ

日本気象協会の発表によると、2026年春のスギ花粉は2月上旬に九州で飛散が始まり、2月中旬には関東以西の広い範囲でシーズンがスタートする見込みです[3]

そのため、花粉が本格的に飛散する前の1月中旬から下旬、または軽い症状があらわれたときには初期療法を開始すると良いでしょう。早めにお薬を服用・使用することで、花粉の飛散量が多くなった時期でも症状をコントロールしやすくなります。

花粉症治療はオンライン診療でも受けられる

「早めに花粉症の治療を受けたいけれど、通院する時間がとれない」といった方には、オンライン診療という選択肢もあります。

オンライン診療では、自宅にいながら医師の診察を受けられ、症状に合わせたお薬の処方を受けられます。

自宅にいながら受診できる

オンライン診療なら、スマートフォンやパソコンを使って自宅から受診でき、仕事や家事で忙しく通院する時間がとれない方でも、すき間時間に診察を受けられます。

初めてオンライン診療を利用する方も、これまでの花粉症の症状や治療歴を医師に伝えることで、適切なお薬を処方してもらえます。

待ち時間を気にせず、自分のペースで受診できるのがオンライン診療のメリットです。

お薬は自宅に配送!薬局での待ち時間を省ける

オンライン診療では、症状にあわせて抗ヒスタミン薬や点鼻薬などを処方しています。

くしゃみや鼻水が強い場合、鼻づまりが強い場合など、症状のタイプに応じたお薬を選べます[1]。眠気が出にくいとされる第2世代の抗ヒスタミン薬も取り扱っています。ただし、薬剤によっては運転に関する注意が必要な場合もあるため、医師にご相談ください。

お薬は自宅に配送されるため、薬局に立ち寄る手間も省けるのがオンライン診療の特徴です。

クリニックフォアなら全国どこからでも相談可能

クリニックフォアのオンライン診療は、全国どこからでも受診できます。

近くに耳鼻咽喉科やアレルギー科がない地域にお住まいの方でも、花粉症の相談が可能です。初めての方でも簡単に予約でき、診療からお薬の受け取りまでオンラインで完結します。

クリニックフォアで取り扱う花粉症のお薬は、以下をご参照ください。

<クリニックフォアの花粉症オンライン診療で処方できるお薬>

種類薬剤名料金(税込)
内服薬ビラノアOD60日分 900円
ルパフィン60日分 720円
アレグラ60日分 900円
ザイザル60日分 720円
アレロック60日分 720円
ディレグラ28日分 920円
キプレス60日分 1,080円
デザレックス60日分 720円
点鼻薬モメタゾン点鼻液50μg2本(2ヶ月分相当) 490円
点眼薬アレジオン眼瞼(がんけん)クリーム0.5%2本(2ヶ月分相当) 2,030円
アレジオンLX点眼液0.1%2本(2ヶ月分相当) 1,480円
エピナスチンLX点眼液0.1%2本(2ヶ月分相当) 760円
エピナスチン点眼液0.05%4本(2ヶ月分相当) 480円
パタノール点眼液0.1%4本(2ヶ月分相当) 520円
リザベン点眼液0.5%4本(2ヶ月分相当) 370円
フルオロメトロン点眼液0.1%4本(2ヶ月分相当) 110円

花粉症の症状でお困りの方は、ぜひクリニックフォアのオンライン診療をご活用ください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※触診・検査が必要な場合は、対面診療をご案内させていただく場合があります。
※診察料・システム料が別途2,200円(税込)かかります。
※配送料は無料です。

花粉症の根本治療なら舌下免疫療法

舌下免疫療法は、アレルギー体質そのものを改善することを目指す治療法です。

花粉症のつらい症状を毎年くり返している方には、根本治療として舌下免疫療法という選択肢があります。

特徴を詳しくみていきましょう。

舌下免疫療法とは

舌下免疫療法は、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を少量ずつ体内に取り入れ、からだを慣らしていく治療法です[4]

舌の下にお薬を置いて吸収させることで、花粉に対する過剰なアレルギー反応を抑えていきます。初回のみ医療機関での服用が必要ですが、注射による免疫療法と異なり、2回目以降は自宅で毎日服用できるため、通院の負担が少ないのが特徴です。

現在、スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法が保険適用となっています[4]

舌下免疫療法の効果

一般的に舌下免疫療法を含むアレルゲン免疫療法では、8割前後の方で有効性が認められています[4]

治療を続けることで、花粉症の症状が軽くなったり、お薬の使用量を減らせたりする効果が期待できます。なかには花粉症の症状が大幅に軽減する方もいますが、効果には個人差があります。

対症療法とは異なり、アレルギー体質そのものを改善することを目指せるのが舌下免疫療法の大きなメリットです[1]

治療期間は3〜5年

舌下免疫療法の効果を十分に得るためには、3〜5年程度の継続的な治療が必要です[4]

治療を途中でやめてしまうと効果が十分に得られない可能性があるため、毎日お薬を服用して根気強く治療に取り組むことが大切です。

長期間にはなりますが、花粉症の症状から解放される可能性がある治療法です。

舌下免疫療法もオンライン診療で受診可能

クリニックフォアでは、花粉症の症状をやわらげる対症療法だけでなく、舌下免疫療法についてのご相談もオンライン上で承っております。

先述したとおり、2026年は地域によって例年より飛散量が多いと推測されています。毎年つらい花粉症の症状に悩まされている方は、根本治療を検討してみてはいかがでしょうか。

料金は以下をご参照ください。

項目料金(税込)
シダキュア(60日分)※スギ花粉症2,700円
ミティキュア(60日分)※ダニアレルギー3,600円
診察料
・システム利用料
2,200円
お薬の配送料無料

※お薬の処方がない場合は診察料1,650円(税込)がかかります。
※触診・検査が必要な場合は、対面診療をご案内させていただく場合があります

クリニックフォアはオンライン診療だけでなく、対面診療にも対応できます。普段はオンライン診療を利用し、不安なときだけ対面診療を活用することも可能です。

毎年花粉症対策をしても期待する効果が得られにくい方は、舌下免疫療法で体質そのものの改善をご検討ください。

\予約時は”アレルギー科”にてご予約ください/

※医師の判断によりお薬を処方できない場合もございます。

花粉症と耳のかゆみに関するよくある質問

花粉症と耳のかゆみについて、よくいただく質問にお答えします。

今後の治療方針を検討するうえで、参考になさってください。

花粉症で耳の奥がかゆいのはなぜですか?

花粉症で耳の奥がかゆくなるのは、花粉によるアレルギー反応が影響していると考えられています。

耳の奥のかゆみは、多くの場合で抗アレルギー薬の服用で軽減します。症状が続く場合は、耳鼻咽喉科を受診して花粉以外の原因がないかを確認してもらうのも良いでしょう。

耳のかゆみに市販薬は使えますか?

花粉症による耳のかゆみには、市販の抗ヒスタミン薬(飲み薬)が効果的な場合があります。

ただし、耳の中に直接塗る市販薬は、自己判断で使用すると症状を悪化させる可能性があります。

耳だれや痛みがある場合は、市販薬では対応しきれない可能性が高いため、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。

花粉症による耳のかゆみが続く場合は何科を受診すれば良いですか?

耳のかゆみの原因が本当に花粉症によるものか明らかにするためにも、耳鼻咽喉科の受診がおすすめです。

耳鼻咽喉科では、耳の中を直接観察して、花粉症が原因なのか、外耳炎や真菌感染など別の原因があるのかを診断できます。花粉症の治療と耳の治療を同時に進められるため、効率的に症状へ対処できます。

かゆみだけでなく、耳だれや痛み、聞こえにくさがある場合は早めに受診しましょう。

花粉症による耳のかゆみは早めの対策で軽減できる

花粉症で起こる耳のかゆみは、花粉が外耳道に付着してアレルギー反応を起こすことが原因と考えられています。

そのため、医師の処方する抗アレルギー薬によってかゆみの軽減が期待できます。

かゆいからと耳を掻きすぎたり耳掃除を頻繁にしたりすると、物理的な刺激が加わり、炎症や外耳炎を引き起こしてしまうかもしれません。

そうした事態になる前に、症状の軽いうちから治療を開始する「初期療法」や、花粉症体質の根本改善が期待できる「舌下免疫療法」を始めてみてはいかがでしょうか。

忙しくて定期的な通院が難しい方には、オンライン診療という選択肢もあります。

クリニックフォアでは、オンライン診療で花粉症のお薬を処方しております。耳のかゆみを含む花粉症の症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※お薬の処方がない場合は診察料1,650円(税込)がかかります。
※触診・検査が必要な場合は、対面診療をご案内させていただく場合があります

参考文献

  1. ]花粉症|日本アレルギー学会
  2. 花粉症の疫学と治療そしてセルフケア|厚生労働省
  3. ]2026年春の花粉飛散予測|日本気象協会
  4. アレルゲン免疫療法の手引き2025|日本アレルギー学会
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