【2026年版】花粉症のフルナーゼは市販で買える?効果が出るまでの時間や抗ヒスタミン薬との違いを解説

花粉症のつらい症状に悩んでいる方のなかには、「フルナーゼって、市販で買えるの?」「処方薬と市販薬で何が違うんだろう?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
フルナーゼは医療用医薬品として長年使用されてきた実績があり、2019年からは市販薬としても購入できるようになりました。

ただし、市販薬には使用期間や対象者の制限があり、処方薬とは異なる点もあります。

この記事では、市販のフルナーゼの特徴や効果が出るまでの時間、抗ヒスタミン薬との違い、処方薬と市販薬の違い、受診が必要なケースについて詳しく解説します。

 

 

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

フルナーゼとは?花粉症治療における特徴

フルナーゼは鼻粘膜の炎症を抑える鼻噴霧用ステロイド薬で、花粉症の症状を緩和する効果が認められたお薬です。

有効成分「フルチカゾンプロピオン酸エステル」が鼻の粘膜で局所的に作用し、くしゃみ・鼻水・鼻づまりの3大症状すべてに効果が期待できます[1]

ステロイド内服薬と比べて、全身性の副作用が起こりにくいのが特徴です[2]

ここでは、フルナーゼの作用機序や効果を発揮しやすい症状について、さらに詳しく解説します。

フルナーゼの作用機序

フルナーゼの有効成分であるフルチカゾンプロピオン酸エステルは、合成副腎皮質ステロイドに分類されます[2]

花粉が鼻に侵入すると、体内でヒスタミンやロイコトリエンといったアレルギー誘発物質が放出され、くしゃみや鼻水、鼻づまりの症状を引き起こします。

フルナーゼは、このアレルギー反応を鼻粘膜で直接抑制し、炎症の発生そのものをブロックするお薬です[2]

フルナーゼが効果を発揮しやすい症状

フルナーゼは、アレルギーによるくしゃみ・鼻水・鼻づまりに効果が期待できます[1]

抗ヒスタミン薬の内服だけでは改善しにくい鼻づまりに対しても、フルナーゼのような鼻噴霧用ステロイド薬は高い効果を示すとされています[3]

また花粉飛散量が多い時期でも、継続使用によって症状を安定させる効果が期待できるのも特徴的です[2]

くしゃみや鼻水が主体の方にも、鼻づまりが強い方にも、幅広く使用できる点鼻薬として位置づけられています。


フルナーゼの効果はいつから実感できる?

フルナーゼは使用後すぐに効果を実感できるお薬ではなく、継続使用によって徐々に症状が改善していく傾向があります。

効果が現れるまでには個人差がありますが、最大限に効果を発揮するのに数日程度かかる可能性があります[4]

市販薬のフルナーゼの場合、1週間程度使用しても症状の改善がみられない場合は、使用を中止し医療機関を受診しましょう[1]

花粉症の症状が強く、即効性を求める場合は、医師の判断により抗ヒスタミン薬の内服など、作用の仕組みが異なるお薬と併用されることもあります。

市販薬で症状が改善しにくい場合は、無理せず医療機関で相談しましょう。

花粉シーズン前からの初期療法の推奨

例年、花粉症の症状が重い人には、シーズン前から治療を開始する「初期療法」が推奨されています。

初期療法とは、花粉の飛散開始日や、症状が少しでも現れた時点からお薬を使い始めることで、花粉症の症状を軽減させたり、お薬の使用量を減らしたりする効果が期待できる治療法です[5]

毎年花粉症の症状が出る方は、花粉飛散予測をチェックし、早めにお薬を準備しましょう。

【2026年】春のスギ花粉飛散予測

日本気象協会が発表した予測では、2026年春のスギ花粉は2月上旬に九州から飛び始め、2月中旬には関東から西日本にかけて本格的なシーズンに入る見通しです。
日本各地のスギ花粉の飛散予測は以下のとおりです。

地域例年比前シーズン比
北海道例年の約2.5倍非常に多い
東北例年より多い多い
関東甲信例年より多い多い
北陸例年より多い多い
東海例年より多い多い
近畿例年並みやや少ない
中国例年並みやや少ない
四国例年並みやや少ない
九州例年並みやや少ない

※参考:日本気象協会「2026年春の花粉飛散予測」

2026年は、北海道から東海にかけての東日本・北日本で飛散量が多くなると予測されています。
スギ花粉がメインの方は、1月下旬から2月上旬を目安に内科や耳鼻咽喉科を受診するとよいでしょう。

 

 

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

フルナーゼの正しい使い方と注意点

市販薬のフルナーゼは、以下の手順で使用しましょう。

  1. 鼻をかんで鼻の通りをよくする
    お薬を使う前に鼻をかんで、できるだけ鼻腔内の通りをよくしておきましょう。
  2. 容器をよく振る
    キャップをはずし、容器を上下によく振ってください。
  3. 正しい姿勢で噴霧する
    頭を少しうつむき加減にし、容器を垂直に立てて持ちながら鼻の穴に先端を入れて1回噴霧します。もう片方の鼻にも同様に噴霧してください。
  4. お薬を鼻の奥まで届ける
    噴霧後は数秒間上を向いて、鼻でゆっくり息をしてください。
  5. 清潔に保管する
    使用後は容器の先端をきれいに拭き、キャップをして立てた状態で室温保管してください。

噴霧時、右利きの方は右の鼻中隔(鼻の中央にある仕切り)に、左利きの方は左の鼻中隔に向きやすい傾向があります。

ノズルの先端は鼻中隔に向けないようにし、鼻腔内にまっすぐ入れて噴霧しましょう。

また容器の先端が鼻汁に触れると、薬液が汚染される可能性があります。

清潔な状態を保つために、使用後は点鼻薬の先端部分をティッシュなどで拭き取りましょう。

鼻噴霧用ステロイド薬(フルナーゼ)と抗ヒスタミン薬の違い

フルナーゼのような鼻噴霧用ステロイド薬と、アレグラやクラリチンなどの抗ヒスタミン薬は、作用の仕組みや得意とする症状が異なります。

ここでは、鼻噴霧用ステロイド薬と抗ヒスタミン薬の違いについて詳しく解説します。

即効性と持続性の違い

抗ヒスタミン薬は、鼻噴霧用ステロイド薬に比べ、比較的早く効果が現れる傾向があります[6]

一方、フルナーゼのような鼻噴霧用ステロイド薬は、最大限の効果を発揮するまでに数日程度かかることがあります[4]

鼻噴霧用ステロイド薬は継続使用によって安定した効果が期待できるお薬のため、すぐに効果がでなくても根気強く使い続けることが大切です。

ただし効果の感じ方には個人差があるため、お薬が効いているかわからない場合は医師に相談してみるとよいでしょう。

症状別の使い分けと併用のメリット

くしゃみや鼻水が主な症状の場合は、抗ヒスタミン薬だけでも十分な効果が得られる可能性があります[5]

鼻づまりが強い場合は、抗ヒスタミン薬では改善しにくいケースがあり、フルナーゼのような鼻噴霧用ステロイド薬が適していることもあります[5]

また花粉症の症状が重い人には、医師の判断にもとづき、抗ヒスタミン薬とフルナーゼの併用が可能です。

自分に合ったお薬がわからない場合は、医療機関を受診し、医師に相談してみましょう。

市販薬と処方薬の違い

フルナーゼには、薬局やドラッグストアで購入できる市販薬と、医療機関で処方される処方薬の2種類があります。
有効成分は同じですが、使用できる対象者や適応症状、使用期間に以下のような違いがあります。

項目市販薬[1]処方薬[2][7]
適応症状花粉による季節性アレルギー(鼻づまり、鼻水、くしゃみ)アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎
対象年齢15歳以上子どもにも使用可能(使用可能な年齢は医師の判断による)
使用期間の制限1年間に3か月までなし(医師の管理下で継続可能)
入手方法薬局
・ドラッグストアで購入可
医療機関の受診が必要

市販薬と処方薬の大きな違いは、使用期間の制限です。

市販薬は1年間に3か月までしか使用できないため、スギ花粉だけでなくヒノキやイネなど複数の花粉に反応する方は、市販薬だけでは対応が難しい場合があります。

処方薬には使用期間の制限がないため、アレルギー症状が長引きやすい方は医療機関を受診し、治療方針について相談しましょう。

※医療用のフルナーゼ点鼻液50μgおよび小児用フルナーゼ点鼻液25μgは2025年12月に販売中止となり、2026年3月末に経過措置期間が満了します。後発医薬品やモメタゾンなど同効の鼻噴霧用ステロイド薬は引き続き処方可能ですので、以前からフルナーゼを使用していた方は医師にご相談ください。


医療機関の受診が必要なケース

市販のフルナーゼは手軽に購入できる反面、すべての花粉症患者に適しているわけではありません。

以下に該当する方は、市販薬を使用せず医療機関を受診しましょう[1]

市販薬を使用できない方

  • 全身の真菌症・結核性疾患・反復性鼻出血・感染症と診断された方
  • 鼻のなかが化膿している方
  • 過去にフルチカゾン製剤でアレルギー症状を起こしたことがある方
  • 15歳未満の方、妊娠中または妊娠の可能性がある方
  • 鼻噴霧用ステロイド薬を1年間で3か月以上使用している方

使用を中止して受診すべき方

  • 1週間使用しても症状が改善しない
  • たびたび鼻出血が起きる
  • 頭・額・頬に痛みがあり、黄色や緑色の鼻汁が出る
  • 鼻の症状以外に発熱や倦怠感がある

また複数の花粉に反応して症状が3か月を超える方も、市販薬では対応が難しい可能性があります。
1年を通して鼻炎症状がある方は、原因を特定するためにも医療機関を受診することをおすすめします。


クリニックフォアのオンライン診療なら点鼻薬の処方が可能

クリニックフォアでは、花粉症の治療薬として鼻噴霧用ステロイド薬などのお薬をオンライン診療にて処方しております。

花粉症のオンライン診療は保険適用で受診できるため、自己負担額を抑えながら治療を続けられます。

オンライン診療には、主に以下のメリットがあります。

  • スマートフォンやパソコンがあれば、場所を選ばずに診療が受けられる
  • 花粉が多い日でも外出せずに受診できる
  • 処方薬は自宅に届くため、薬局での待ち時間も不要

クリニックフォアでは鼻噴霧用ステロイド薬のほか、抗ヒスタミン薬などの飲み薬も、重症度に合わせて処方可能です。

初めての方でも簡単に予約・受診ができるようシステムを整えておりますので、花粉症でお悩みの方はオンライン診療をご活用ください。

 

 

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

花粉症を根本から治したい方には舌下免疫療法

毎年の対症療法ではなく、アレルギー体質そのものを改善したい方には「舌下免疫療法」という選択肢があります。

舌下免疫療法は、スギ花粉のエキスを毎日少しずつ体内に取り入れることで、アレルゲンに対する過敏な反応を徐々に抑えていく治療法です。

スギ花粉症には「シダキュア」というお薬が使用され、3〜5年の継続服用が必要ですが、治療後はお薬なしで花粉シーズンを過ごせる可能性があります[5]

クリニックフォアでは、オンライン診療で舌下免疫療法の継続処方に対応しており、料金は以下の通りです。

項目料金(税込)
シダキュア(60日分)2,700円
診察料
・システム利用料
2,200円
配送料無料

舌下免疫療法は初回服用時に対面診療が必要なため、オンライン診療は安定して服用できている方に限り、継続処方が可能です。

また花粉飛散期は治療を開始できないため、新規の受付は5月〜12月に限られます。

舌下免疫療法に興味のある方は、クリニックフォアまでお気軽にご相談ください。

\予約時は”アレルギー科”にてご予約ください/

 

※医師の判断によりお薬を処方できない場合もございます。


フルナーゼに関するよくある質問

フルナーゼの使用方法や副作用について、よくある質問をまとめました。

お薬を使用する際の不安解消にぜひ参考にしてください。

フルナーゼは1日何回使用しますか?

市販薬のフルナーゼの用法は1日2回(朝・夕)です[1]

症状が強いときは1日最大4回(8噴霧)まで使用できますが、使用間隔は3時間以上あける必要があります[1]

症状の強さに合わせて、使用回数を調節しましょう。

フルナーゼに眠気の副作用はありますか?

フルナーゼには、眠気の副作用は多くの場合ありません。

鼻腔で効果を発揮した後、速やかに代謝されるため、全身への影響が少ないお薬とされています。

眠気を避けたい方にとって、鼻噴霧用ステロイド薬は適した選択肢といえるでしょう。

フルナーゼと他の点鼻薬は併用できますか?

市販薬のフルナーゼと他の鼻噴霧用ステロイド薬の併用は禁止されています[1]

お薬の効果が不十分な場合など、複数のお薬を使用したい方は医療機関で相談しましょう。

フルナーゼは妊娠中でも使用できますか?

市販のフルナーゼは、妊娠中または妊娠している可能性のある方は使用できません[1]

妊娠中に花粉症の治療が必要な場合は、医療機関を受診して医師に相談してください。

処方薬であれば、医師が妊娠の状況を考慮したうえで、適切な治療法を提案してもらえます。

フルナーゼはどのくらいの期間使用できますか?

市販のフルナーゼは、1年間に3か月までという使用期間の制限があります[1]

この制限は他の鼻噴霧用ステロイド薬の使用期間も合算して計算するため、注意が必要です[1]

3か月を超える使用が必要な場合は、医療機関を受診して処方薬での治療に切り替えることをおすすめします。


フルナーゼで花粉症が改善しないときは医療機関を受診しよう

フルナーゼは有効成分フルチカゾンプロピオン酸エステルを含む鼻噴霧用ステロイド薬で、くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった鼻炎症状に効果が期待できます。

鼻粘膜に直接作用して炎症を抑えるため、眠気のような全身性の副作用が起こりにくいのが特徴です。

効果が現れるまでに数日程度かかることもあるため、すぐに改善がみられなくても継続して使用することが大切です。

ただし、1週間程度使用しても症状が改善しない場合は、無理せず医療機関を受診しましょう。

クリニックフォアのオンライン診療では、花粉症の処方薬や舌下疫療法の継続処方に対応しております。

保険診療で受診する場合は、市販薬を毎シーズン購入するよりも費用を抑えられる場合があります。

自宅やオフィスなどお好きな場所にいながら診療を受けられるため、花粉症シーズンでも快適に治療を続けたい方はぜひご検討ください。

※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。


参考文献

  1. フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>添付文書|PMDA
  2. フルナーゼ点鼻液50μg添付文書|PMDA
  3. 的確な花粉症の治療のために(第2版)|厚生労働省
  4. FLONASE®NasalSprayPrescribingInformation|U.S.FoodandDrugAdministration(FDA)
  5. アレルゲン免疫療法の手引き2025|日本アレルギー学会
  6. 第二世代抗ヒスタミン薬によるアレルギー性鼻炎症状の緩和に対する作用発現|PubMed
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